燃え上がる心、わきたつアドレナリン!

(2006年9月24日)

心配された台風もぐぐんと東にそれ、「何でこんなに!」と思ってしまうほどいい天気に恵まれたこの日の午前9:30、Takema&おしんこどん+2名を乗せた車は関越道の嵐山PA付近で事故渋滞にハマっておりました(笑)。自然渋滞じゃなくて事故渋滞だからねぇ、まぁほんとに動かなくて大変でした。しかもその直後、現地集合予定のはとりくんから「もう現地に着いてますよーっ」との連絡が入ります。

期間限定のみなかみバンジーは、時間を指定した予約制です(平日は「飛び込みバンジー」もだいたいOKだと思いますが)。われわれが予約したのは10:30〜。うーむ、100m進むのにも5分くらいかかってるぞ!いや待てここはある種バンジーのお立ち台なのだ、冷静にならなくちゃいかんと焦る心を抑えつつ、そっと踏み込みたくなるアクセルから足を離します(ま、オートマなんでそれでも進むんですが)。

悔しかったのは、ちょうど事故現場にさしかかった瞬間に車線規制が解除された(警察官がコーンをどけ始めた)ということですかね。頼むよ、もう少し早く何とかならなかったの?と思いつつ、ここからは通行量も少ないですからぐんぐんと、いや交通安全運動中だしあくまで心の中では「制限速度厳守!」と念じながら一気に加速します。

現地サイトに到着したのは10:40。よかった、何とか許容範囲だと勝手に解釈し、急いで受付を開始します。ごめんねはとりくん、1時間以上お待たせいたしましたm(_ _)m。



うーむ、先人が早くもジャンプしております。

まぁそれはともかくとして、ブリッジジャンプサイトが日本国内にここしかない現在(しかも秋の約10日間のみ開設)、Takemaとしてもバンジーとは1年に1回だけのお楽しみ、それこそ「彦星が織姫に会いに来る」ような感じのイベントです。

しかし、1年のブランクって結構大きいんですよ。ジャンプそのものの感覚はもちろん、どんなジャンプをするときに何をどう気をつければいいか、どこでどう工夫すればどんなジャンプができるかなどなど、そういう大切な事柄を忘れちゃうんですね。今回もそうだったなぁ。何せ、お立ち台に立っていたときには手が震えていたし(大笑)。要はビビっていたわけですね(詳細は後述)



ジャンプ前にイメージトレーニング。ん、今日のジャンプはフロント、それとも?

今回われわれグループは4人が飛ぶことになっているのですが(おしんこどんは見学&撮影のみ)、いの一番ジャンパー(死語)はTakemaとなりました。ま、今回飛ぶ中では一番ジャンプ回数(だけ)は多いですから当然の流れかもしれません。

さて、今回は前回転ジャンプで飛ぶことにしていました。左手にはいつもの通りデジカメをガムテープでぐるぐる巻きにして、よっしゃスタンバイOK‥と思っていたら、クルーのチャールズさんから「これではダメ」とのご指摘をいただきました。

この質問に、こう答えてくれた(英語で)チャールズさんでありました。

なるほど。いやちょっと待て、だからといって簡単には諦められません(妙に固執)。というわけでそのまま「善後策」を御指南いただくと、「ストラップを付けて、それをさらに腕にぐるぐる巻きにすればまあいいでしょう」ということでした。何だ、わざわざストラップを外してくくりつけたのがあだとなったのね(笑)。でもまぁ、ストラップを含めてぐるぐる巻きにした方が落下の可能性は少なくなるのは確かなはずですから、これからはこのスタイルでいこうっと。

残念ながらその具体的な固定方法についてはTakemaの秘密です。うそです、写真を撮るのを忘れてました(残念)。というわけで事前の安全確認も終わり、いよいよジャンプの最終準備開始です!



紅葉間近の谷川岳を眺めつついよいよ‥うわ、そうだったっけ!

いよいよお立ち台(そういえば正式名称って知らないなぁ)に立とうとするとき、チャールズさんが「はい、これ」と、Takemaの右手にジャンプロープを手渡そうとしてきました。しかしここでやはり1年ぶり(いや、回転ジャンプは数年ぶり)というブランクが一気に焦りを呼び起こしました!

何をたまげているのかわからない方が99%以上だと思いますので(というか、ジャンプクルーだってわからないはず)ご説明申し上げます。

回転ジャンプの場合、落下回転中にロープ(コード)が万が一身体に巻き付くと大事故になってしまうので(もし首に巻き付いたりしたら‥あーオトロシ)、必ず片手で足から伸びるロープを持ち、できるだけ身体から横に離した状態でジャンプすることが求められます。というわけでTakemaもこれまではごく当たり前のように片手でロープを持ってジャンプしていたのですが‥

お立ち台に立ち、ロープを渡されたところで初めて気づいたやばやばなこと、それは2つあります。
1/ これまで回転ジャンプの際に手持ちカメラを携えたことはなかったんです。だから両手は空いていたわけで、その際常にロープは左手で持ち、そして右手を回転の勢い付けのためジャンプの瞬間に振り下ろしていたんです。その手が逆になるとすると‥(簡単なことのように思われる方、利き手が使えないというのは大変なことですよね??)。
2/ しかしもはや左手で勢いを付けるしかないのではありますが、しかしその左手にはしっかりとカメラが‥撮影のための手先を振り下ろさねば回転がうまくいかないとは‥。
いやまぁ2番はどうでもいいのです。問題はやはり1番で、このお立ち台上でいきなりロープを渡されたTakemaは、「うわわわどうしよどうしよ」系の混乱に陥り、その結果上の方で書いたとおりに手を震わせてしまったというわけです。で、最初は手持ちカメラの動画モードスイッチを入れるのも忘れてたっけ(笑)。

しかしここまで来たからには何とかするしかありません。初めてじゃないんだからその辺の立ち直りはたぶん早かったような気がします(たぶんね)。というわけで、いざ行きましょう!「5.4.3.2.1、バンジーっ!」



太陽を背に、いっきまーす!落ちてまーす!



手持ちカメラは顔ではなく橋をメインに写してました(笑)。



不思議な角度にとどまりながら、案外このあたりは冷静でした。「ちょっと失敗ジャンプだったぞっ!」



何とこの年にもなって「お姫様だっこ」をしていただけるとは思いも寄りませんでした(大笑)。


【いつもの動画、定番の動画です】

1.「手持ちカメラから」

回転ジャンプの場合、手持ちカメラでは何が何だかよくわかりませんね。回転ジャンプの場合は持たない方がいいのかも?

Wmv形式、3.42MB、1分42秒

2.「橋の上から」

こうやって見ると結構ちゃんと回転しているように見えますが、やはり回転速度が遅いですね。

Wmv形式、1.49MB、38秒
というわけでTakemaバンジーシーンは今年も一瞬のうちに終わってしまいました。チャールズさん、ヒロシさん、そして何と自分の直接的な知り合いだったM.Eさん(受付で「あの?」と声をかけられたときはホントにびっくりしましたゾ)他の皆々様、また是非来年っ!

でも、ちょっと今回のジャンプが自分としては中途半端だったのが残念です。こりゃちょっと「海外バンジー修行」に行かねばならないかと思うところもあります。というか、是非復活して欲しいぞ国内サイトっ!



とぼとぼと歩いていくのは利根川源流。そういやここはとてもNZチックだよなぁ。

よし、近いうちに海外へ!行かれればいいんですがね(笑)‥。

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