こうも立体的に描かれちゃうと、何だか見るほうが照れくさい(笑)。

ブータンでは男性のシンボルのことを「ポー」といいます。どうも日本語だと差し障りがありますから、以下「ポー」で統一しようっと。

ポーは魔よけの意味もあるようですが、一族子々孫々までの繁栄を込めた宗教的意味があるようです。前ページのガルーダ他様々なイラストもそうですが、そのほとんどは建物の正面入口側に描かれています。

しかし、最近は「やっぱり家の入り口にアレというのはどうも照れくさい」というような意識が広がりだしてしまったらしく(いかんなぁ、いかん!)、新たにこのペイントを施す家はめっきり減ってきているということです。日本でも江戸期までの裸体に関する意識が明治以後一気に変貌してしまいましたが、ここブータンでも同じような変化が起きつつあるということでしょうか。だとすれば残念なことです。

ではでは、「壁面ポー」を一気にご紹介!もちろんパロにはまだまだたくさんありますからご安心を!なお、密度という点ではドゥゲ・ゾンが高かったですね。って、わざわざこれを見に行く人もいないような気もしますが(わたしゃ結構そういう人なんですけれどね)。

ちなみに以下の画像には全てズームが仕込まれております。マウスオンするとアップ画像が表示されますので念のため(笑)。

こちらはパロ・ゾンの屋根付き橋のたもとにあるお宅。さりげなく建っているから、意識しないと気がつかないかもしれません。

これはまたデフォルメ系のかわいらしいポーですな。ドゥゲ・ゾン地区にて。

この家は、珍しいことに家の正面ではなく横の壁面に絵を描いています。正面側は窓が大きくて描けなかったため、苦肉の策で横に描いたということなのでしょうか。でもそういうところがかえっておおらかでいいですね。

この写真は何だか好きです。ポーの下側に貼られたポスター、ゴを着てサングラスでキメてるおいちゃんがまたいい感じです。ブータン映画の宣伝ポスターでしょうかねぇ。

というわけで、ご期待には添えなかったかもしれませんが(笑)、まぁこんなところでお許し下さいませませ。。