− 日本唯一のブリッジバンジーサイトの存続を願って −


このページはバンジージャンプファンであるTakemaが、個人的な思いをもとにして問いかけるものであり、何らの営利サイトからのバックアップを受けるものではありません。またこのページに関する一切の責任はわたくしTakemaに属し、JOS社等、何らの第三者意見を代弁するものでもありません。じゃ、何でこのような意見を公表するのかって?それはただ一つ、
バンジージャンプが好きだからっ!



こんな楽しみを、ぜったい絶対残したいっ!

(2005年8月21日)

このページをご覧いただいている方の多くはバンジージャンプに関して何らかの興味((よくも悪しくも)がある方だろうと存知ます。

悲しいことではありますが、先だってのニュース等でお聞き及びの通り、現在日本唯一のブリッジバンジージャンプサイト(タワー等ではなく橋の上から飛び降りるサイト)である朝日村バンジー@JOSサイトにおいて、ジャンパーを収容するボートスタッフの方が増水した川に転落し、不幸にもお亡くなりになりました。まずは何をさしおいても、命を落とされたスタッフの方のご冥福をお祈りするばかりです。

今後しばらくは状況および安全確認が当局によってはかられることと思います。JOSさんも、今回の事故については徹底的な検証をなさっているはずであり、このことについて曖昧な形での「最終決着」がはかられるということはあってはならないことであると、一ジャンパーに過ぎないTakema自身も強く感じます。

さて現実に事故が起こりスタッフの方が亡くなられたということは厳然たる事実です。しかしその一方で、これまで朝日村のジャンプサイトが数多くの人々に「バンジージャンプの楽しさや素晴らしさ」を伝えてきたというのも一つの事実だと思います。

かつて群馬県猿ヶ京にジャンプサイトを開設していたセンチュリーシステムの事故の時もそうでしたが、ひとたび事故が起きると、それまでずっと表面には出てこなかった「正義の意見」が噴出してきます。いわく、「自分は前から危険性を感じていた」「安全管理が甘すぎる」「再開すべき価値があるとは思われない」云々‥。

もちろんそれらの意見にも一定の価値があることは否定できません(それらの意見が噴出するタイミングがよすぎるのは事実ですが)。そのような一見ネガティブにしか見えない意見の裏に隠された真実にもきちんと向き合うべきだと思います。そして、そのような意見をも含めて総合的な検証を行った上で、「今後の方向性=このジャンプサイトを今後どうすべきか」という判断の段階に進むべきだと考えます。

わたし個人としての考えをひとことで言えば「危険の可能性が完全に排除できないのであれば維持すべきではない」という意見への反発です。どんな子供向けの遊具であっても、ましてや「安全管理は完璧である」と謳われる原発の運転に関しても、結局「完全なる安全」は画餅に過ぎません。しかし、だからといって安全を軽視してよいというのではなく、大小の失敗や事故(時にそれは「想定外であった」と言い訳されますが)を重要な教訓として、次につなげるという姿勢こそが大切なのではないかと考えます。

勝手な想像ですが、JOSさんにとっては「サイトを閉鎖」するほうが「再開」するよりも簡単かも知れません。特に日本の場合、関係機関との折衝などは海外(NZ等)とは比較にならないほど大変だという話を聞いたことがあります。利用許可しかり、そして(大切なことですが)安全管理基準しかり、保険関係しかり。

でも、不幸にして亡くなられた方がおられるという現実、サイト再開に向けての様々な困難(物理的な困難のみならず、精神的、また客観心理的なものをも含むと思います)、それらを乗り越えて次のステップ、すなわち「サイト再開」へ向けてJOSのスタッフの皆さんには頑張って欲しいと思うのです(勝手な物言いで申し訳ありません>JOSスタッフ一同様)。そしてそのスタッフの皆さんへの激励の意味を込め、このような意見ページをアップロードした次第です。

性急な再開を望むつもりは毛頭ありません。現段階でもっとも大切なことは再開の他にあるということはスタッフの皆さんが一番理解なさっていることですし、何よりもっとも大きなショックを受けていらっしゃるのもスタッフの皆さんのはずですし。

でも、わたしは期待しています。

朝日村梵字川渓谷に再び「3.2.1、バンジー!」のかけ声が響き渡る日が再び来ることを。
ジャンパーがハーネスをセットされ、いよいよ立ち上がるときのあの緊張した表情、
そして飛び終えたジャンパーが見せる、あの満面の笑みを再び見られることを。

最後になりましたが、スタッフの方々のみならず、バンジージャンプを愛する全ての皆様に申し上げます。

本当なら、「ブリッジバンジーサイトの拡大を!」といいたいのが本音なのですが‥。

なおこのページ内容についてご意見がある場合は、恐れいりますがメールにてお寄せ下さい(拙サイト内のメールフォームをご利用下さい)。返信は必ずさせていただきます。なお、拙サイト掲示板へのご意見書き込みはご容赦下さい(掲示板に書き込まれた場合は原則として削除させていただきます)。あくまでこのページの内容はわたしの個人的な意見(というか希望)ですので‥。