大雪連峰縦走!(その2)

 

翌日は、そう、当然「思いっきり二日酔い」でしたね。自業自得とはいえ、この朝の頭痛は激しかったぁ!というわけで、南下する足取りの重いこと重いこと!小屋からちょっと歩いただけのこんな近くでザックおいて休んじゃいましたよ(情けない)。というわけで、予定ではヒサゴ沼までのまるまる一日コースを思いっきり短縮して、この日は忠別岳避難小屋わきにテントを張ることに。結果的に、この日はこのあと雨が降り出しましたから、この先まで行ってたらびしょぬれの中歩くことになってたわけで、ま、結果オーライというわけでしたね。しかし、記憶になかったんだけれど、ここでもビール持ってるぞ!一体この時何本ビール背負ってたんだ?しかも持ってるカンがよく見るとサンミゲルだ。フィリピンビール、どこで調達したんだ?うーむ謎は尽きない…(^o^)。

さて、忠別でしおたれた翌日はうって変わって良い天気。よしよしとやる気もがぜん出るというもの!忠別の小屋から五色岳へはそれなりにしんどい登りですが、それを越えて五色岳の頂上に出ると、それまで見えなかったトムラウシ方面の展望が一気に開け、疲れもふっとびます。しかもここから化雲岳までの間はまさに山上のプロムナード(くさい表現だなおい)!とぎれることない花畑を横目にしながら、これまた見事なまでに真っ平らな道を進みます。とにかく気分いいです。ここがガスってたりしたらもったいないよ。ここは是非うまくタイミングをはかって晴れた日に通過するようにして下さい。



なお、トムラウシから下山するのであれば、このルート、テントは持ってこなくても縦走はできますが、シーズン中、小屋はめちゃ混みです。特に白雲とヒサゴがすごいらしい。その混雑がいやなら潔くテントにすべきです。また、後述するトムラウシ山直下のテント場がまた最高に気持ちいいんです!あそこはテント張るしかない!小川はテントのすぐ横を流れ、テントのすぐ脇は高山植物咲き乱れ、頂上往復はほんの一投足だし(ヒサゴから比べたら)、言うことなしです。あれからキャンプ場の指定を外されたって話も聞きませんから今でも大丈夫でしょう。テント派はヒサゴに行かずにトムへ!


 

左の写真のように展望のいい道をぽこぽこ歩き、残雪のこる池の縁をてくてく歩き、北沼の脇を巻いてとりあえずはテント場へ。なぜか写真がないのが残念だけれど、まあしょうがない。そこから頂上へ。頂上からの写真はこちら。景色いいよ!
しかし翌日はしっかりと雨。しかも大粒。しかも天気概況を聞く限りあと2日くらいは悪いらしい。本当ならここからさらにオプタテシケ山を越え、十勝岳、富良野岳と縦走する予定だったのだけれど、雨の中縦走したくないし、停滞するには食料足らないし、ということでここからあっさりとトムラウシ温泉に降りてしまったのでありました。でも途中ではクマゲラのドラミングを間近で見る機会にも恵まれ、結構嬉しかったぞ。長かったけれど。