- その8 また来るね皆さん、そして北の大地っ! -

さて、宮代さんご夫妻とマッキーくんに別れを告げて走り出すこと約200m、「あ゛、ツーリングマップル置いてきた!」ということであたふた舞い戻るという小さなハプニングもありましたが(笑)、とにかく最終日のスタートです。

音別市街で国道へ出て、右へ行けば帯広方面=千歳空港方面なのになぜか左折する日産サニー。いやまぁ、同じ道、しかもメイン国道をずずずいっと走るのがいやで、あえて内陸の峠越えルート(R274)を選んだだけなんですが。というわけで白糠まで東に進み本別方面へ、本別から足寄に進み、芽登市街から道道経由で清水谷(糠平と上士幌市街の中間)へ。何だ何だ、随分変な方向に向かっているぞとお気づきの皆さん、それはとっても正解です(笑)。

実は今日のうちに千歳から飛行機に乗るとはいえ、飛行機の出発時間は21:20!決して急ぐことはないと思うと、ついつい寄り道したくなったのです。具体的には「願わくは、雨が降っていなければレンタカーで岩間に行っちゃえ!」

し、しかぁし!台風とは別に北海道を通過中だったという低気圧はなかなかまんべんなく雨を降らせていたらしく、音別から糠平まで、雨がやむことは一瞬たりともなかったのであります。降り方そのものは大したことはないとはいえ、この時点で岩間温泉はギブアップ。まぁ以前バイクで入ったこともあるし、今回は諦めましょ。

となれば、ここまで来た行きがけの駄賃で「去年壊れていた幌加温泉の露天風呂は現在いかなることになっているのか」くらいは確認しとこうという小さな欲求をもとに、幌加へと立ち寄ります。



あちゃまー、全然何も変わってませんでした。壊れたままです。

去年の秋から丸々1年たってますから、もう作り直す予定はないんでしょうかね。手前の旧屋内湯船(以前は内風呂だった部分の建物だけを取り壊した場所)もこれまた去年のままだったし‥。来年の夏にバイクで長期に走れることとなったら、幌加温泉旅館(一応3回宿泊したことあり)のご主人に「あのぉ、資材も工事もやりますけれど‥」と申し出てみたらどうなんだろう?などと、なかなか出来もしないことを一瞬考えてしまったTakemaでした。

しかしまぁ現実は現実。そしてわれわれが直面する現実といえば「そろそろお腹減ったぞ」というあまりにもわかりやすい生理的欲求です。時間的には14:00前頃だったかなぁ(いまいち定かならず)。というわけでいつも利用する三股山荘にてお昼ご飯。そうだよなぁ、まだ峠道がダートだった頃から、この道を通るといっつもここで何かしら食べていたよなぁ。



「畑のランチ」「牧場のビーフライス」、ほぉら、食べたことありませんか?
どちらもこだわり食材で美味しいんだなこれが♪

お腹を満足させたあとは、さてお風呂に入らなきゃ。おしんこどんいわく「これまで入ったことのない所がいいなぁ」。ふむふむ、幌加は何度も泊まっているし、岩間は今回断念だし、足湯とはいえ彼女もさわと(熊谷)&糠平は経験済みだし(このエリアで他に野湯ってあるの可なぁ)、となれば幌鹿峠を越えるしかないなぁ。

実は夏の北海道だけでも7-8回は来ていると思うTakemaですが(ちなみにそのほとんどが10日以上です@恵まれた職場だこと)、実は、幌鹿峠を越えた然別周辺の湯には一つも入ったことがないんです。え、菅野温泉は?鹿の湯はって?(同じか)。実は今でもまだ行ったことがないんです。
実は一度だけ北のツーリング歴が浅い頃(10数年前)に目指したことがあるんですが、当時道道の分岐から先には「つい昨日あたりに全部新しい砂利を敷いたばっかり」という、荷物満載のオンロードバイクとしてはまさに死活問題ともいえる恐ろしいフカフカ情景が広がっていたんです(現在その場所は舗装されてますが)。当時それで諦めたことがトラウマとなり、今のCBR1100XXになってからは「菅野温泉=自分には縁のない場所」という勝手な思い込みが出来上がってしまったみたいで(だってダートには激弱@しかもタンデムですから)。それから何度もあの分岐を通り過ぎてはいるんですが、寄り道しようとする気にはなれなかったんですね。あぁ、やっぱりオフ車が欲しいなぁ(以上独り言)。
というわけで、今回も鹿の湯は断念というか考慮せず(そうそう、菅野温泉の日帰り入浴が1000円って話は本当なのだろうか?)。でもその手前で気になっていた山田温泉にも入ったことがなかったんで、今回はこちらにおじゃますることに。

はぁ極楽極楽。距離的に近いとはいえ、先日入浴したし○○温泉とはみごとに一線を画したかけ流しの湯は、さっぱりしていて気持ちいい!おまけにさすがに連休最終日の午後だからか、ほとんどお客さんがおらず、上の画像の湯船はほぼ貸し切りでしたっけ。

この後はさすがにそろそろレンタカーの返却時間を考えて真っ直ぐ帰ります。でも行きも帰りも日勝峠じゃ面白くないというわけで、狩勝峠〜トマム〜占冠〜日高町と進み、ここからは往路と同じ道で夕張へ。ちょいと時間が余りそうだったので高速は使わず下道で早来、そして19:10頃、レンタカーの千歳空港営業所に到着しました。

さてと、後部座席にぐしゃぐしゃになっていた荷物をまとめて‥「あ゛、三岳@芋焼酎の一升瓶が‥」。

今朝の段階でも結構余っていた三岳を何とか持ち帰るべく(ただしビンはいらないので)500mlのミネラルウォーターペットボトルを買いこんで(そしてほぼ飲み干して)はいたのですが、いざ移し替え始めてみると、

というわけで、レンタカー屋さんの受付カウンター前でこのような暴挙に出たTakemaです(笑)。なぁに、もう運転はしないんだし‥いやいや、多分ブラックリストに載ったことでしょう、「係員の目の前で妙に挑戦挑発的な態度を見せるTakemaに要注意」という感じで‥いやそんなわけはない!と信じたいです。
というわけで営業所から空港へ(結構離れてます)。早めに着いて夕食は空港でという目論見通り、まだおみやげ屋さんもレストラン街もぜ〜んぶOPEN Welcome!の時間にターミナルへ。去年はその日の最終便だったこともあって、何だかうらびれた&客も乗り遅れまいとみんな早足状態&「最終便にご搭乗のお客様、お急ぎ下さい〜!」だったもんなぁ。あな懐かし。

とにかく搭乗時刻までゆっくり出来るのは何よりということで、値段が高いことには目をつぶってレストランへ。

空港ターミナル内にしては絶対に高くない「ウニ丼+蕎麦=2000円ちょい」に冷酒で何だか不思議に大満足。いい気持ちで去年と同じくゆっくりと夜のフライトを楽しんで=ぐっすり、家に帰ってきてみればもう時計は翌日になっていて、結局足かけ3泊5日の「秋の北海道」、もう終わっちゃったぁ‥。

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