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2005年6月の写真NEWS(禁転写) |
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●11日 |
橋げた落下 只見線不通 |
金山町川口のJR只見線で9日夜、鉄橋の一部と橋の下を通過中の下り普通列車(4両編成)が衝突した事故で、老朽化に伴う撤去作業中の鉄橋の橋げたが約1
メートルずれ落ちていたところに列車の上部がぶつかったことが10日、分かった。列車は急ブレーキをかけたが屋根部分を壊しながら約50メートル走行し、
橋げたと線路に挟まれる形で停車した。撤去作業を発注した県会津農林事務所、施工のJFEエンジニアリング(東京都)、JR東日本、会津板下署などは同日
未明、同町役場に現地対策本部を設置、原因究明に当たるとともに、復旧方法を検討している。
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9日夜、撤去作業中の橋げたがずれ落ち、JR只見線の列車の上部が衝突した事故現場=金山町・川口 |
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●12日 |
夏の装い 身近に感じて |
自然豊かな水辺を歩く「うつくしま・みずウオーク2005会津大会」は11日、会津若松市大川緑地公園を発着点とする20キロと10キロ、5キロ(ゆとり
コース)の計3コースで行われた。梅雨入りを目前に夏の色合いを増す空の下、約千人が清流をわたる風を感じながら心地よい汗を流していた。
福島民友新聞社、読売新聞東京本社、福島中央テレビ、県ウオーキング協会でつくる実行委員会の主催。
前日の雨も上がり、青空の下で行われた開会式の後、参加者らは各コースごとに水辺の道へ。阿賀川を渡る只見線にはSLが姿を見せるなど情緒豊かな水辺の
景色のなか、健脚ぶりを競うグループや、野草を観察する夫婦など、それぞれが思い思いのウオーキングを満喫していた。
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「うつくしま・みずウオーク2005会津大会」において、季節の草花が咲き乱れる河川敷で歩みを進める参加者=11日、会津本郷町・せせらぎ緑地公園(撮影・田中良吾カメラマン |
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●14日 |
ジュンサイ収穫始まる |
郡山市湖南町福良の桑名源蔵さん(79)方で13日から、ジュンサイの収穫作業が始まった。
ジュンサイはスイレン科の水生の多年草で、新芽は独特の食感で親しまれている。同地区では14年前から、コメの転作作物としてジュンサイが栽培されている。
桑名さんの妻のヨシ子さん(73)によると、今年は春先の寒さの影響で、収穫は昨年に比べて5日ほど遅いものの生育はまずまずという。
この日の作業はヨシ子さんらが行い、2隻の箱舟から新芽を一つ一つ丁寧に摘んでいた。ジュンサイの収穫は8月まで行われる。
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冷たい沢の水を引いた沼で始まったジュンサイ摘み=郡山市湖南町、桑名源蔵さん方 |
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●15日 |
2カ所を家宅捜索/只見線事故 |
金山町川口のJR只見線で9日、落下した鉄橋の一部に下り普通列車が衝突した事故で、会津坂下署は14日、過失往来危険の疑いで橋の解体工事を施工した
JFEエンジニアリング(本社・東京)の現場工事事務所(金山町)と工事を発注した県会津農林事務所(喜多方市)を家宅捜索するとともに事故現場を検証
し、強制捜査に着手した。橋げたを撤去する作業の工程で人為的なミスがあった可能性もあるとみて、事故の状況を詳しく調べ、押収した関係書類を分析するな
ど事故原因の究明とともに工事に過失がなかったか立件も視野に捜査を進める方針。
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橋げたが落下したJR只見線の事故現場を検証する捜査員ら=金山町川口、14日午後1時5分ごろ |
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