− tettさんと巡る士別丘陵あっちこっち(1) −

というわけで、「tettさんのアフリカツインに導かれての士別丘陵探訪」が始まりました。昨日までの荒天とはうってかわって上天気。風もないし、絶好の「ツーリング日和」となりました。うーん、レンタカーなのが残念だけど‥まぁしょうがないか。
05秋北海動画Gallery (5)

「tettさん、控えめスピードで?曲がっていきます」

あーっ、気持ちよさそう‥

Wmv形式、576KB、15秒



やっぱり静止画像では全然迫力がないなぁ。

さてここ士別市の周辺は丘陵地帯に畑や牧草地が延々と続いています。よって展望もよくバイクで走るにも絶好のエリアというべきでしょうか(気持ちいいっ!)。ここがtettさんのホームグラウンドなのも宜なるかなというところです。が、問題は「地形が複雑で迷いやすい」というところ。確かに私も農道をくねくねと走っているうちに、どのあたりにいるのか、方向感覚を失ってしまいました(苦笑)。でもまぁ、地理を熟知したtettさんの後ろを走っているだけなのでなぁんも問題なし。

と、見晴らしが良くなったあたりでバイクが停車。うわぁ、こりゃ何だか多和平だか美瑛周辺だかとよく似た感じの風景、ここはどこなんだろ?と一瞬考えてしまうような風景が広がっておりました。



手前の赤い草は蕎麦を収穫した跡なんだそうで。

このあたりは全く観光化されていないだけに、少し整備(一部目立つエリアの電線を地中化するとか)すればそれなりに人気が出るんじゃないかとtettさんもおっしゃっておりましたが、さもありなんというところですね。

さて、こういう景色とくれば、Takema&おしんこどん恒例の?ジャンプ画像でも撮りたいところです。というわけでまずはTakemaがおしんこどんジャンプを撮影しました。これはまぁ何とかうまくいったんですが‥



何と、Takema&おしんこどんの撮影風景をtettさんが撮っていたとは!

カメラを交代して今度はTakemaのジャンプを撮影する段になり、おしんこどん、決定的なシャッターチャンスをうまく捉えられません!(笑)。シャッターを押すのが早すぎたり、遅すぎたり。よって、10回くらいは無駄なジャンプをした(させられた?)わけですね。しかし、ちゃんと「決定的瞬間」をtettさんが捉えておりました!ほぉらおしんこどん、このタイミングで撮るんだよっ!



この「撮影風景」をお撮りになるとはさすがtettさん、非常に貴重な写真ですわ(笑)。(画像=tettさんご提供)

おっと、ジャンプのことを書いているうちにふと思い出したことが。拙サイトのトップページ中央にあるジャンプ画像は、その昔多和平近くの草原で撮ったものなんですが、あの頃はまだ結婚する前で単独行動だったし、デジカメも持っていなかったし、確か三脚に一眼レフのカメラを取り付けてセルフタイマーで撮っていたんだよなぁ。今考えればよくもうまく撮れたものです。もう覚えていないけれど、たぶん失敗画像も多かったんだろうなぁ(苦笑)。

さて、撮影が終了し、ふと道路の反対側に目をやると‥



こりゃ何でしょ、初めて見ましたが?

tettさんにお聞きすると、これは甜菜(てんさい)=砂糖大根なのだとか。ふむふむ、そういえば小学校の頃「北海道ではてんさいが栽培されています」と習ったこと、そして「天才は栽培するものなのか?努力するものじゃないのか?」とトンチンカンな誤解を抱いたことを思い出しましたわ。それが作物の名前だということはすぐにわかりましたが、苦節40年、現物を見たのは恥ずかしながら初めてでした(たいした苦節じゃないけれど)。普段来ていた夏の時期はまだこんなに大きくなっていなかっただろうしねぇ。

そうそうここ士別にはこの甜菜を原料とした製糖工場があるそうで、工場が稼働する冬場、士別市内は工場から流れ出てくるにおいでいっぱいになるんだそうです。とはいえそのにおいは決して「甘い」ものではなく、「ほうれん草を煮ているときのにおい」に近いんだとか。何でも甜菜そのものがほうれん草と同じ仲間なんだって。以上、tettさんのブログから情報を引用しました(笑)。



収穫の終わった畑や牧草地が延々と続きます。



空にはトンビが高く舞い、足下には可憐な花が。何でも最近よく見かけるようになった花なのだとか。外来種?

というわけで観光マップには全く載っていない地域をうろうろし続けます。いやぁ天気もいいし、ごく稀に通りかかる地元の方の車以外にはだぁれもいないし、こういうのって大好き。



ローカル直線路の先にはちょっとしたダートが。われわれがいなかったらもっと一気に走って行かれたんでしょうねtettさん。

さて、ちょっとした展望台的な場所に出たところでしばし休憩。あたりは甜菜畑、その斜面の向こうには季節はずれの花畑とおぼしき黄色が。そう、あれこそ「畑の堆肥として敷き込まれる運命のひまわり畑」なのですね。夏のひまわり畑(北竜町とかの)を初めて見たときは、「うわぁ、これで油を取るのかなぁ」と思っていましたが、これもまた北の大地に生きる人々が生み出した知恵なんでしょうね。いかに地味を豊饒に高めていくか、「長い目」で考えられた作業には脱帽するばかり。ほとんど無雪期にしか北海道を訪れたことのないTakemaとしては(真冬に来たのは1回だけ)、この地域に住む人々の「実際」を何にもわかっていないのだと思います‥。



ところでおしんこどん、アフリカツインを駆れとは言いませんからまずはバイクに乗ろうよ、免許はあるんだからさぁ(笑)。

さて、士別の丘陵地帯を堪能したあとは少々場所を移動してのティータイムとなるわけですが‥ん?道路沿いに何やら発見!というわけで急遽停車と相成りました。



こ、これは‥もしかして?

うわぁ、赤カボチャの山でした。作業をされている方はかなり遠くのほうにいらしたので直接声をおかけすることは出来ませんでしたが、とりあえず収穫物を(勝手に)拝見させていただきました。たぶん飼料用なのかなぁ‥。



出荷用に梱包された袋の中には、それこそ「北の恵み」である赤カボチャがどっさり。



すぐ脇に落ちていた「傷カボチャ」。小さめとはいえそれでもこんな大きさでした。食べたら美味しいのかなぁ?

というわけでこのあとは、柄にもなく「ちょっとお茶」でもいたしましょ。まだお酒じゃないのよ(あたりまえ)。
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