もんじゃ大王にはならなかったよ
おおっ、ニンニクスライスのお姿がかいま見えるぞ。
うーむ、大塚博堂のもじりかいなというようなタイトルつけちゃったな。あの方も確かもうお亡くなりになったんですよね。って、ご存じない?>若手。
さて、お好み焼きとしばしば比較されるもんじゃですが、確か最初は東京の下町の子供のおやつみたいな感じだったんだとか。それが今や下町を代表する味の一つにまで位が上がって今に至っているそうな。先日月島を訪れたときは、土曜日とはいえまだ11:00をすこし回ったところだというのにすでに開いている店はほぼ軒並み満員御礼状態。完全な観光名所ですな。まぁ我々も完全に観光客然としていったんだからエラソなこといえた義理じゃないんですが。
とりあえず席が空いていた店に入り、ニンニクもんじゃ他2品を注文。このたびは拙HPとリンクさせていただいているきょうみさん、そして彼女のお友達のみやのさんとの会食というかオフ会ということで柄にもなく(最初だけ)キンチョー蚊取りになっていたTakemaであったが、なぁーにどうせすぐ慣れるのさ。「お飲物」さえ飲んじゃえばね(いつものパターン)。
さーて、いよいよ液体組が投入される。キンチョーの一瞬。
ちょっと土手回りが小さく見えるが大過なく終了して何より。
ビールはすすむ。お好み焼きには出来上がりにソースどっさりが好みのTakemaであるが、もんじゃの場合はざっと炒めてしんなりとした具と、すでに味のついた汁が熱でねっとりまったりゾルゲル状とをぐっちゃんぐっちゃんにして食べるのだからさらにソース味を添加する必要性はない。うーむ残念だぞ、素人には味を付ける権利はないのか!と小さな声で言いたくなったりしたが、もうすでに店の外に随分と並んでいるお客さんなどに袋叩きにあうはずなのでやめておいた(針小棒大)。しかし、ニンニクもんじゃは最初にニンニクを炒めるときの強烈かつかぐわしい香りがたまりません。食欲そそりますなあ。
うーむ、一部にしみ出しは見えるがまずは無難な仕上がり。
あとはもう少し待って‥ぐっちゃん食べ食べだぁ。
しかしもんじゃが子供の食べ物ということを書いてふと思い出したことがあった。子供は「ぐっちゃん食べ」って好きなんじゃないのか?だいたいの場合いろんな食べ物を混ぜたりすると「そんなことするんじゃありません!」と叱られたものだが、来し方を振り返ってみれば、自分たちも「冷や奴、箸でぐっちゃんかきまぜのあげくストローですする」という、フランス料理のマナーの達人でも見ようものならもんどり打って三回転半の伊藤みどりもビックリ的な反応を示すであろう食べ方にいそしんでいたことが昨日のように思い出されるのだ。
となるとこりゃ、いまや「子供の食べ物」から「大人が子供に戻れる食べ物」として考えるべきじゃあないのか。ふとそんなふうにも思った。とすれば「チト高いんじゃねぇかいこの料金設定?」というのも合点がいくってぇもんだ(江戸っ子風)。
【おまけ】
先日車のラジオでこんなCMをやっていた。前夜会社の飲み会でメートルを上げすぎて(死語)ヘロヘロになった若手社員が、翌朝上司や同僚、後輩のOLたちからこんな事を言われてからかわれているシーンだ。
「いよっ、もんじゃ大王!」
しかし‥。いくら画像がないぶん音だけで勝負しなきゃいけないラジオCMとはいえ、このネタはあんましなんじゃないの?あまりにリアルでわかりやすいだけに再考を促します。サ○ロン胃腸薬!でも今回の月島では「もんじゃ大王」になることは避けられました。まぁあんまし飲んでなかったしあたりまえだけど。以上、最後は御下劣に〆させていただきます。