しまった、調子に乗ってやってもうた「夫婦(めおと)なまはげ」。

2月下旬のある土日、親孝行を兼ねて秋田の男鹿半島とか角館とか、そんな方面に行ってきた。往復飛行機で、宿も、現地の足もついてのパックツアー、羽田空港のカウンターに○時集合とかの格安くんである。羽田のカウンターで引換券を出したとき、カウンターの中に同じツアー名のチケットがなかったのが気になった。「もしや、うちらだけ?」参加人数が少ない場合は現地での足がタクシーになるということを聞いていたから、「まぁそれも気ぃ遣わなくていいから楽かな。」そう思っていた。

秋田空港に着いてびっくり。到着ロビーには某阪○交通社のツアー客がごったがえしていたが、うちらのツアーは先日某日○旅行との提携を解消した西日本を地盤とする旅行会社。その紙を持った出迎え人(運転手さん)のもとにはうちらの他誰もいない。どうやら今回の参加者は本当に我々だけのようなのだ。駐車場に行ってまたビックリ。てっきりタクシーなのかと思いきや、なんと中型とはいえ立派な観光バスなのだ。そんなにゼータクさせてもらっていいのですか奥羽観光バス!かくして、観光バス貸し切りの大名旅行が始まった。

その夜、男鹿半島の宿もなかなかに快適で、ここには載せないがTakemaもおしんこどんもTakema父も快調にカラオケはうなるわ酒は飲むわでそれなりに楽しんだのだった。

そして翌日。男鹿半島といえばなまはげ、なまはげといえば男鹿だ。「なまはげ館」などという資料館まであり、貸し切り観光バスで着いた我々をおどかしモードでなまはげくんが出迎えてくれた。まずはなまはげビデオ観賞。これはこれでなかなか勉強になるだけでなく、やはり「わぁりぃごはいねがぁ〜っ!」のかけ声に怯える子供達の姿に心がなごむ(^_^)。

さて、ビデオ観賞後にふと目に留まったのが「なまはげ変身コーナー」。まだ開館直後ということで誰もトライしてはいなかったが…こ、これはやるしかなかろう!なぜここまで来てうっかり変身しなければならないのかの必然性はともかく、まぁそう滅多に出来ないことだけは確かなのだから。係員の方はおしんこどんにも「全国広しといっても女性がなまはげになれるのはここだけですよぉ!」と、よく考えてみれば日本全国ここ以外のどこで出来るはずがあるのさ系の台詞で勧誘を仕掛けてくる。

そして、やってしまった。

今あらためて見てみると、これこそまさに「夫婦揃ってなにやってんのさ」の見本みたいな姿である。

[戻る]  [ホーム]