テナガザルのさつきちゃんとおしんこどんの直接交流



飼育員さんに許可を得た上での行動ですので念のため。

先日東京は羽村(青梅の近く)にある羽村市動物公園に行ってきました。現在ここで飼育されているテナガザルの「さくら」と「さつき」は、しばらく前まで福知山動物園にいたのですが、実はその福知山時代に、Yoichiさんが彼らテナガザルの生態というか知能(人間と比較して)の調査を行っていらっしゃったのです。

2001年にボルネオのダナンバレーにてすれ違い(お互い気付いてはいたのだけれど話す機会はなかった)という奇遇を経てリンクをさせていただいていた関係で、今回東京方面にお越しになったYoichiさんにせがんで?ご一緒させていただいたわけですね。

看板にある「さくら」は以前一時期のみの実験だったということでしたが、一緒のオリに入っているさつきちゃんはYoichiさんたちを覚えているらしく随分と懐かしげに?活発です。Yoichiさんも、綿密に準備されたメニューをもとに、鏡を使った実験その他をかなり楽しそうに(これホント)なさっておりました。

しかし、根っから文系のTakemaは「うわ、こういうやり方で統計を取っていくのかぁ」「へえぇ」「なるほど」とかの、何とも頼りない実験補助員以上のことは出来ずにただただ従うだけ(笑)。やっぱり専門家は違うなぁとシャッポを脱ぎっぱなしです(古風な表現ですな)。

一通り実験が終わり、そばにいた飼育員さんと話をし、さてそろそろおいとましましょうかという時に、実験の小道具でもあったリンゴが少し余っていることに気付いた一同、それをさつきちゃんにあげはじめます(さくらちゃんにもあげようとしたのですが、いじけてしまったせいか?近くに来てくれませんでした)。

しかしYoichiさんがいらっしゃるからか、落ちついてますねさつきちゃん。手のひらからそうっとリンゴを取っていきます。普通のテナガだと奪うようにがしっとやるので危ないそうです。これを見て「よしっ羽村に行こう」と思われる方、餌やりは禁物ですよ。うちらの場合も、Yoichiさんがいなかったら出来ませんこんなこと。

というわけで、「滅多に出来ない、動物園での餌付け作業」、これにておっしまいっと。

[戻る]  [ホーム]