春を「食感」!タケノコ掘り

Takemaの姉夫婦は千葉の半島部のほうに家を建てて住んでいるのですが、その家から歩いてすぐ近く(数分)のところに町有林があり、そこではこの時期タケノコがどっさりこであるという話でした。ならば!ということで、ちょっと時期は遅めでしたがそこまでわっせわっせと行ってまいりましたのだ。

あたりには地元の人々が三々五々掘り取ったと思われる穴がそこかしこに開いていましたが、それでもまだまだあちらこちらから「さぁさこれから伸びまっせ!」という感じのやる気に満ちたタケノコがちらほらと頭をのぞかせています。この道のプロになると、まだ姿を見せていない大物を足底の感覚だけで「むぅ、ここにあるぞよ」と見つけることが出来るらしいですが、さすがにど素人ですからそんなことは出来るはずもなく、ちょっと頭が見えているものを見つけるしかありません。しかし、それでも十二分に楽しいのです。

「あ、これは大きそうだぞ」
「掘り取ってみたら、案外小さかったねぇ」
「じゃ、こいつはどうだ!」
「あ〜あ、もっと底のほうまで掘らないで功を急いだから、下の部分が土の中に残っちゃった」
「もうずいぶん取ったなぁ。これくらいにしておこうか?」
「いや、この上の方にすごく大きそうなのがあったから、それを取ろう!」

人間のめくるめく欲望というものには際限がないというか、気がついたら15-16個のタケノコがわが手中におさまっておりました。

タダだと思えば喜びも倍増♪

というわけで、これからしばらく、わが家の食卓には必ずタケノコがのぼることになるのでしょう。ちなみに、行きがけの駄賃というか、おしんこどんはフキも大量に取ってきました。ただ今キッチンの鍋の中でぐつぐつやってます。今後はキャラブキも食事時の定番となりそうです。こうやって春を食感するTakema夫婦なのでありました。

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