「嫌われ者?でも頑張れぇ!」

とはいっても、うまく撮れなかったので何が何だかわからないかもしれませんね。これは先日群馬へキャンプに行った時に偶然お出ましになった山ビル、そう、ヒルです。何だか前回の「今日の一枚」の続きのように思われるかもしれませんが、まぁ偶然ってぇことでお許し下さいな。

ボルネオのダナンバレーに生息するタイガーリーチとは大きさが全然違うとはいえ(だいたい2cmくらいだった)、あくまでヒルはヒル、ほおっておいたら血を吸われます。しかし今回はそうなる前に発見できちゃったので、思わず写真撮影大会としゃれこんでしまった?わけです。

しかしこのヒルという生き物ですが、こんなに小さいのに寿命は3-4年、しかも1度血を吸えばそれだけで1年間は何も捕食しなくても十分に生きていけるのだとか。大きさに似合わず何とも長寿だし、しかも経済的な消費効率というか新陳代謝だし、そうやって考えると結構立派な生き物なのね。でもメタモルフォーゼしてもらおうとは思わないなぁ(あたりまえか)。

しかしこのヒルにも弱点があって、人間が山や田んぼに農薬を撒いたりすると一発で死滅してしまうのだそうな。ということは、ヒルがいるような場所はそれこそ人の手が入らず自然の生態系が維持され続けている場所のみということになります。たかがヒル、あわわヒル、されどヒルということなのですね。

人間には歓迎されないヒルくんですが、いわば生態系のバロメーターともいえるわけで、そう思えば「これこれ、頑張って生きていくんだよ」と言いたくもなってきます。でも血を吸うなら他の人にしてね(笑)。

ちなみに恐いもの見たさの方はこちらへどうぞ(笑)。いろんなサイトがあるものですね。

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