山の春はまだまだ遠かった。
久々に天気のいい週末、ちょっとバイクで栃木のほうまで日帰りで出かけてきました。栃木ICで高速を下り、いつものそば屋さんでお蕎麦と天ぷらを食べ終えたところでまだ正午前。寒くはないので山の奥の方へとバイクを進めてみました。予想通り雪や氷は全て溶けており、走行に特別な問題はありません。融雪剤の影響で浮き砂がやたら多く、ワインディングを存分に楽しむというわけにはいきませんが、これはまぁやむを得ますまい。
発光路の集落を過ぎ、粕尾峠の峠道取り付き部手前のあたりから別れる舗装林道に入っていきます。実はこの直前、地元のおじさんとこんな話をしていたのです。
Takema 「さすがに葛生に向けて下っていくあの林道は、まだ路面に雪とか氷とかが残ってますよねぇ。」 おじさん 「いや、大丈夫。たしかに凍結しているところはあるけれど、わだちの部分は全部路面が出ているから問題ないよ。俺はさっきその道を通ってきたんだから間違いないって!」
というわけで標高1000mくらいの林道に分け入ります。雪解け直後の林道には落下物(木の枝とか石とか)が多いのですが特に走行には支障なし。ちょっとした日陰部分には確かに雪がうっすら残ってはいますが、おじさんのおっしゃる通り走行は可能です。「この時期にこの道で葛生まで行けるとは思わなかったなぁ」などと思いつつ快調にバイクを走らせていたのでした。
し、しかぁし!道が上り調子でぐぐぐっと左に曲がり小さな橋が見えてきたあたり、何だか橋を渡った先が白っぽい?おわわっ、急停車!
わだち部分は路面が出て‥いるところもあります。まぁこの風景が目に入った時点で「こりゃやめとこう、引き返そう」と思ってはいたのですが、念のため路面の状況をチェックしてみると‥
バリバリのアイスバーンです。靴で歩いても滑ります。しかも同じような路面状況は少なくとも150mくらい(そこまでしか見えない)は続いている様子です。スパイク付きの250ccオフとかならともかく、オンロードタイヤをはいた重量系オンロードバイクはこんな時屁の突っ張りにもなりません。ここはまぁ、潔く撤退。
というわけで、今回のリベンジはもっと春本番になってからにしようっと。