「何だか嬉しい納豆日和♪」
先日とある懸賞に応募したところめでたく当選いたしまして、昨日賞品がわが家に届きました!
商品の名は「神秘納豆 クレオパトラの幸せ」という、何とも奇々怪々かつ思いっきり意表をつく楽しげなネーミングの「納豆」であります。発売元は納豆業界では有名な三重県松坂市の奥野食品さん(わたしゃいまでも「納豆学会」会員であることをお忘れなきように(笑))。とはいっても現物を見たことのなかったTakemaとしては、
「ふふーん、変わり納豆だろうけれどどんなものなのかなぁ?」
納豆とクレオパトラとの関連性をどう(強引に)つないでくれるのか、そしてそれをいわゆる納豆の「味気ないパッケージ」及び「納豆そのもの」にどう結びつけてくれるのか、期待半分不安半分のまま梱包のダンボールに手をかけた次第です。
しかし、たまげました!こんな戦法でくるとはっ(笑)。
段ボールの箱から出てきたのは何とピラミッド型の製品!しかもそこにはちょっと懐かしいぞ週刊マーガレット@集英社ふうに目の輝いた少女がこっちを見つめているではありませんか!ついでにその別角度にはこれまたどう見ても同じ作者の絵によると思われるピラミッドとラクダ、そして正直いって猫としか見えない(すみません@奥野食品さん)スフィンクスが。
「変わり納豆(普通の納豆の壁を越えて様々にアレンジを施した納豆)」ゆえ、中身が市販の普通納豆と異なっているのは間違いありませんが、中身を見る前のこの四方に書かれたコメントを見るだけでもかなり楽しめます。その一面にはこんな記述が。
「神秘納豆 クレオパトラの幸せ」はかつてエジプトの女王クレオパトラが愛した健康法の数々を食文化として合わせ納豆に昇華した伝統的で革新的な納豆です。
うーむ確かに伝統的かつ「革新的」なことには違いありません。だって、納豆の「かやく」として次のようなものが添付されているそうなのです。
薔薇の華 | (乾燥ばら) | 協力 ハーブズわきやま(度会町) |
真珠の粉 | (真珠粉末) | 協力 湯元 榊原館(久居市) |
二見岩戸の塩 | (自然岩塩) | 協力 二見岩戸館(二見町) |
くろす蜂蜜 | (玄米黒須) (国産蜂蜜) |
協力 みふね酢中野商店(紀宝町) 協力 長谷川養蜂(南勢町) |
塩や蜂蜜はまだわからないでもありません。でも薔薇の花びらや、ましてや真珠の粉っていったい?そして最大の興味の的である「納豆」は、金色に彩られたビンの中、どうやらごま油を主成分とした香味油(そこにもシナモンパウダー、ミント、ジュバニー、ローレル、オレンジピールなどの、実はTakemaがほとんど知らない香り付けがなされているようなのです)にとっぷり浸かりつつ、「ほぉ〜ら、いらっしゃ〜い」とたゆとう日曜の午後4時的まったりマダムをしっかり演出しているのです。ふぅ。
しかし、このピラミッドの呪縛を断ち切るべく「ぱかっ」と開けてみると、何だか中は急にほのぼのした明るさを示してくれたのでありました。
ピンクの緩衝材もいいけれど、いきなりタヌキが出てきてくれたっ!
食べ方を書いた巻物はたぶん一枚一枚どなたかが手で巻いているのでしょう。そしてこれらの絵は全て奥野食品の奥さんの手書きなのだとか。何だかとってもほのぼのしてきちゃいました。
でも、まだやっぱり勿体なくて食べられません。だって定価が1個1600円なんだもん(自分が払ったわけじゃないくせに)。幸い賞味期限はまだ当分あるし(-04.01.15)、しばらくはこのピラミッドを楽しみながらお酒を飲もうかなというこの頃です。
なお、興味がおありの方は直接問い合わせてみてはいかがでしょう。納豆学会員ゆえこの辺は抜かりがないということで(笑)。
奥野食品株式会社
三重県松阪市大黒田町698-3
http://www.nattouya.com/(
黒豆納豆「ブラック伯爵家」なんてのもありますよ!