目指せ山菜自前主義!
ん?これは何の苗?
(2007年5月9日)
ここ数年、春から初夏にかけては「山菜採り」に目がくらむTakemaなのであります。先日のGWも、秋田県内でワラビやタラの芽などをせっせと採取したのでありますが(国有林内ね)、その一方で、コゴミなどは母が趣味でやっている畑の隅っこにそれこそどどんと自生しているわけで、うらやましいことこの上なしだったりします(もっとも入口別の二世帯住居なんで、母がいつも大量に持ってきてくれたものをたくさん食べてるんですが)。
さらにTakemaの姉夫婦に至っては、日当たり良く広い庭の一角に「タラの芽ランド」よろしく木を移植してきて、それこそ「数分前に採取した新鮮芽をすぐに調理して食べちゃえ」というあまりにうらやましい環境を構築しているようです。この姉夫婦の場合、裏山に竹林(真竹)の林があり、地主さん許可のもと自由にタケノコ掘りまでやっているんですからスンバラシイ。
では、わが家の北庭に何か山菜として食べられそうな植物を植えられないだろうかと考えたのがそもそもの発端でした。半日陰みたいな場所だから、日当たりを好むタラの芽は論外だし(それにトゲが痛くて普段はただの邪魔者だし)、ワラビなんかはたとえ根付いたとしても、春先はともかく夏なんかはただのブッシュとして蚊の巣窟になりそうなんでこれも駄目だし、何かないかなぁと考えていた頃、職場の上司がこんな話をしてきたのです。
コ、コ、コシアブラ!そうかその手がありましたか!さすがアウトドア大好き系の上司、目の付けどころが違います!しかもコシアブラは日当たりのそれほどよくない場所に生えているわけですから、北側の庭に植えるのにも一番良さそうな感じです。よーっし自分も真似しちゃおうっと!(こういう時は全然プライドないのね)
というわけでこのGWのお出かけ中、秋田や宮城界隈でホームセンターの園芸コーナーなどを見たりしていたのですが、うーむ、そんなものを買う人がいないのか、コシアブラの苗はどこの店にも置いていません。「山野草あります」系のお店にも立ち寄ってみたんですが「コシアブラの苗、置いてますか?」の質問に対するお返事はといえば、
なぁるほど!だから地元の人相手のお店では売ってないわけね。ちなみにネットなんかで見てみると、コシアブラの苗は不定期とはいえ入荷しているみたいなので、通信販売で買ってもいいかなぁと思っておりました。が‥。
GW最終日、いよいよこれから高速に乗って帰ろうというところで「あ・ら・伊達な道の駅」(なんつー名前なんだ)に立ち寄りました。山菜や野菜の直販はもちろん、なぜかロイズのチョコレートまで売っているという、かなり大規模な道の駅なのであります。もしかしてここなら‥と淡い期待を抱きつつ建物の中に入ろうとしたところで、「ん?あの苗は何?」と目がいきました。
見ると‥うーむ発見間違いないぞコシアブラっ!観光客向けの施設だからこそ置いていたんでしょう、読みがぴたりと当たり何とも嬉しい限りでございました。
というわけで大枚800円也を投じて買ってきた苗木であります。しかし考えてみれば、植え付ける前に、北側の庭部分をしっかり手入れしなければいけないことが判明。石とかがたくさん混じってるんで、土をふるいに掛けてガラを取り除かなきゃいけないんでした!というわけで、君はしばらくの間この状態のまま我慢しておくれ!
ちなみに植え付けて根が張ってしまえば、その後はあまり手入れもいらないようなので気も楽です。そして数年後、コゴミ(母から)とタラの芽(姉夫婦から)、そしてわれらがコシアブラと、ぜーんぶ買わずに手に入れる状態に、そう、それこそ「山菜自前主義!」(何のこっちゃ)。