− ブラックバードの走行距離が50000kmを越えました −
(2008年12月12日)
ツーリングとも言えないようなネタなんで、最近更新していない「今日の一枚」行きといたします。
実はつい昨日(12/11)ブラックバードのフロントタイヤを交換しました。でもフロント交換となるとバイク乗りの方々ならご存じの通り多少なりとも「乗り味」が変わるんですよね。しかし今回のフロント交換は妙にTakemaの乗り方と合わず(前と同じタイヤなのに)、昨日バイク屋さんから帰ってくるだけでもこわーい恐い。ちょっとバンクしただけでの違和感は「これってナニモノ?」という感じで、このバイクにもう8年以上乗ってきたTakemaとしても「こ、これはどうしよう」という感じだったのでありました。
しかし「曲がりたいのに曲がれない」という状況では困ります。というわけで、幸い今日(12/12 金曜日)は休みだったので「力ずくで新しい乗り味に慣れるべく」房総界隈に走りに行ったのであります。
普段であれば「今や全舗装の嶺岡中央林道をぶぶいっと走らせるか、しかも平日だし」という気持ちにもなりますが、それこそ市川市内の細道でもターン時に「思わず足を出したくなる」くらいの重傷パターンでしたので、ふと思い立って有料ルート=房総スカイラインの中高速ターンを攻めちゃえ、もしまだビビっていたら途中で往復してもいいかなという気持ちになっちゃいました。
そんなわけでもう何年走っていないかもわからない房総スカイラインへ。きっちりお金をはらい(そりゃ当然)、いざアクセルオン、さー、ここで新フロントとのアタリをつけるぞー!と、ビビリながらもぐんぐん加速をしながら走っていくと‥お、おお?
いや、一気に捕まるほどのスピードは出して(出せて)いなかったんですが、えーそうなると法定+お気持ちくらいのスピードしか出せないじゃないですか。しかもどの地点に潜んでいるかもわからないんで、「まぁいいや、途中にあるミニPAで休もう」と思って入ってみたら‥
小さなPA、しかも平日の午前中ですからだーれもいないところで、まさに白バイ様がしっかり片足つきで「速すぎるのが来たら今すぐ追っかけてやっからな」という雰囲気バリバリで待機なさっていたのでありました。でも単独で張っているはずはないし、その同僚さんはまさに50km走行できょろきょろしていたTakemaも見つけられませんでした。上下線共用のPAですから、どっち方向を張っていたのかな?(多分下り鴨川方向でしょうが)。
ちなみにバイクを止めてご挨拶したら、あちらも騎乗姿勢のまま首を振ってくれましたがそれ以上のリアクションはなし。無線一発でエンジンON、一気に獲物めがけて走り寄るためのスタンバイなのですから当然ですね(笑)。
ちなみにこの日は平日にもかかわらずやたらにトラップが仕掛けられていて、結局この房総スカイライン内を含めて4箇所!(距離100km中)。平日ゆえバイクはまずほとんど通りませんから四輪目当てのトラップだと思いますが、そんなところにぐいぐいぐいっと「攻めの姿勢」を見せようとするバイクが通ったらおしまいですよね(苦笑)。でもTakemaは本日ビビリモードなので、イエローラインにもかかわらず自分を追い抜いていったシルビア(懐かしい!)がその先でなぜか白黒ツートン車や白いバイクがわんさかいるあたりで止まっていても「何やってんだろ」という感じで通過できたわけなんですけれどね(笑)。
さ、朝飯も食べずに走ってきたところで11:00ちょいです。というわけで。
さすがに房総の先っぽ界隈に来て手打ち蕎麦というのもなということで海鮮系のお店‥うわ、今あったぞというわけでお寿司屋さんへUターン。こういう場合は個人経営のお店にしか入りません。さらに申し上げれば間違ってもツーリング中にファミレスやラーメン屋には入らないのがTakemaなのであります。ラーメンは嫌いじゃないんだけれど「1回食べたら2週間は食べたくなくなる(前は1ヶ月でしたが)」感じなんで。なお、コンビニにはよほどのことがない限り立ち寄りません(トイレ等)。これは普段からそうなんです。
「美浜寿司(鮨)」さん、一応観光ルート沿いのお店ですが家族経営でかなりいい感じ。おすすめの上ちらしも美味しかったです(特に海老が生と茹でとで出してくれたのがヨカッタ)。ただしその一方で先付けとして出されたキュウリの浅漬けにも心を奪われたTakemaでもありました。
このあとはまさに空きまくりの海岸沿いを走ります。実は「このフロントタイヤでバンクさせるのが結構恐かったん」ですが(房総スカでは消化不良丸出しでしたし)、ここではすこーし勉強になりました。そこそこ出してそこそこ満足(笑)。
しかし、館山手前からずーと目の前に「千葉県警察」と大書された大きなセダンが。那古船形まで数km御供をいたしましたが、このまま木更津まであと30km以上の大名行列というのは勘弁して欲しいので、そういや20年以上前から「見知ってはいるが訪ねたことのない」あの観音様へ。
たぶん「国道を通るみんなは見ている」だろうけれど「みんなそんなに行かないんだろうな」という感じしかない駐車場に車は1台だけ(ありゃ多分住職さんの車でしょう)。本堂に続く道に上がっていくと、初老&中老(こんな言い方すると「後期高齢者」みたいになっちゃうけれど)の女性が境内のベンチで何するでもなく談笑中。こんなのっていいなあうらやましいなぁ。
そんなわけで階段を上がります。砂岩ベースのこの地域ゆえ古い階段は左上画像の感じで上がりにくいんですが、別参道(コンクリート階段)の中央に据えられた鎖の柱も「昭和33年奉納」と書かれていたっけ。どこもかしこも綺麗に手入れをされていたこの場所がいつまでもこのままでありますように。
さて、そんなこんなで走っているうちに‥うわーきたキタ━━(゚∀( * )━━!!!
2000年7月中旬に乗り始め、納車から2日後に1000km走行という大バカ小馬鹿をやらかしたのはまだ一応20世紀だったんですね(笑)。8年で50000kmとは走行距離は大したこともないですが、まだこれからもこのバイクで走りますよー!