他人(ひと)さまのクレジットカードを拾っちゃった。

(2012年2月10日記載)

えーっと内容はタイトル通りなんですよ(あたりまえ)。ある日の朝、さーて出勤だというわけでバイク後輪のディスクロックを外そうと屈んだら、道路境界から30cmくらいうちの敷地に入った側に‥ん?何?プラスチックカード?ツタヤとかの会員証かな‥

「いやちがーう!これはどう見てもクレジットカードでしょうがっ!」

何でこんなところにクレジットカードが落ちてるのでしょ。ま、道路際だしわが家の場合駐車場と道路を隔てる塀は存在しないので、道を歩きながらつい落ちたカードがアスファルトの上を跳ねてここに着地したのでしょうか(というかそれしか考えられない)。署名を見ると‥ふーむ女性のお名前が。おぉ!これを機に新たな出会いが!なんてことは全然考えませんでしたが(笑)、有効期限を見てみると‥

「うげげっ、2014年まで有効の『正真正銘現役カード』っ!」

そんなわけで、ちゃんと届けることにしました(Takemaが善良な一般市民であることはこの行動からも証明されたとお考え下さい)。ただ、今から警察に行くと仕事に遅刻するので(「お役所仕事」を警戒)、出勤してからカード会社に電話することに。

で、クレジットカードの裏面には「このカードを拾得した方は以下の番号にご連絡下さい(薄謝進呈)」というようなことが書いてありますよね。しかし2社の番号がそれぞれ書いてあって、こういう場合はどちらの会社に電話すべきなのか不明。というわけで、まずはそのうちの1社の「紛失・盗難等ダイヤル」に電話しました。し、しかぁし!

「DとかCとかいう信販会社の紛失&盗難等緊急連絡用番号、まーみごとに通じないことっ!全然『緊急用』になってないっ!」

というわけで人ごとながら「この会社絡みのカードは決して作るまじ」と、繰り返される「しばらくお待ち下さい」系テープアナウンスを聞きながら誓ったTakemaでありました。ま、これまで47年半のTakema人生の中で一度もDとかCとかの必要性を感じたことがなかったわけだから問題ないのか(苦笑)。

で、上画像にもあるようにもう1つの東急カードさんにTel。こちらは結構すぐ出てくれて好感度大(笑)。カード拾得の旨を申し上げると、すぐにカードを切断した上で、会社から送る返信用封筒に入れて送り返してほしいとのことでした。ごもっともということでカードをチョキチョキ。

翌日には返信用封筒が届きましたんで、切断したカードの鋭角面が封筒外に突き出さぬようセロテープでガードして(郵便配達員さんが怪我しないようにとのこの細かな配慮行動に「Takemaの優しさ」がにじみ出まくってますねー(同意強要))。

でも、その封筒をポストに入れたあと、ある種どろどろした「浴」じゃなかった(計画的ミス記載)、ある種の「欲」がフツフツと湧き上がってきました。それは‥

「『薄謝進呈』ってカードにも書かれていたし返信用封筒が送られてきた中の文書にも書かれていたけれど、『薄謝』っていったいどのくらいなんだろう?」

そんなわけで、カード送付の数日後Takemaポストに入ってましたよ「薄謝を内包する封筒」がっ!(笑)。

ご丁寧な挨拶文を記した紙とともに「御礼」の一帯が。開いてみると‥なるほど、拾得したクレジットカードを悪用せず届ける人=心根が卑しくならないような教育を受けた人=そういう人は本を読むのが好きなはずだという三段論法に基づいての「図書カード謹呈」でありました(大笑)。

いや、もちろんTakemaは「クレジットカード拾得により巨万の富を為す」ことを目指していたわけではありません念のため(でもここから下の記載内容は上の方で書いていた「善良」云々に傷をつけそうな気もしますが気にしないっと(笑))。

ここでふっと思ったのが「『薄謝』とはいえ各社ごとにその目安は違うのではないか?そのあたりはどうなっているんだろう?」ということ。しかし状況が状況だけになかなか聞けないよねーと思いきや、ちゃんと調べた人がいるんですね!そんなデータまで調べられてしまうネット社会とはオソロシイ‥。それによると(情報ソースはこちら)、
 JCBカード  500円分のギフトカードを一律進呈。
 三井住友カード  ケースバイケースによって薄謝進呈、薄謝とは3千円のギフト券を進呈とのこと。
 UFJカード  ケースバイケースによって薄謝進呈、薄謝とはギフト券の進呈とのこと。内容(カード)によって上下変動?、ギフト券3千円よりも下?らしい。 
 NICOSカード  個人用カードを個人が拾得した場合は薄謝進呈、薄謝とはギフト券1千円を進呈とのこと。法人カードを拾得した場合だと薄謝の額が異なる。拾得したカードによって薄謝の額も異なるとのこと。
 ライフカード  薄謝進呈、気持ち程度。具体的には示すことができない。 
 イオンカード  全てのカードにおいて2千円のJCBギフト券の進呈。
 OMCカード  具体的には示すことができない。
 オリコカード  図書券1千円分の進呈。 
 セゾンカード  ケースバイケースによって薄謝進呈、少額の図書券、商品券の進呈
 シティカード  すべてのカードにおいて500円分のテレホンカード
 DCカード   1千円のDCギフトカード進呈。
いつ現在のデータなのかはわかりませんが、こういうのって頻繁に更新されるわけでもないですから現在でも同じような基準なのでしょう。ところで東急カードさんの薄謝が図書カードでよかった、シティカードだったら「テレホンカード」ですからね(笑)。なお、Takemaのメインクレジットカードはシティカードですが何か?(大笑)。「薄謝」の社内規定が変更されていることを祈るばかり‥と思ったところで気づきました!

そんなわけで一連のあたふた系流れは終了です。状況的に落とし主さんのカードが悪用されたことはないと思いますが、最後にまた善人ぶって‥皆さんカードを落とさないよう気をつけましょう!

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