大相撲@2016初場所観戦に行ってきました



大相撲人気の復活はすごいですよね、そんなわけで見に行ってきましたよ。

(2016年1月12日観戦)

2015年11月某日、一通のメールが入りました。「ん?差出人がチケットぴあ?‥ということは?」。そう、大相撲初場所の先行予約日程に関するお知らせメールでありました。われわれは過去にも大相撲を見に行っているのですが(特におしんこどんは1人でも行ってます)、一度チケぴ経由で予約するとこうしてお知らせメールがくるというわけです。

確認してみたら、「2人マス席B」がなかなかよさそうなので日程を第3希望まで入力して登録完了。あくまで抽選なので「全部駄目」ということもあり得るわけで、まぁその時はその時だと考えて「第1希望:初日、2:千秋楽、3:3日目」で登録したわけですが‥

抽選日後にお知らせメール到着。その結果は‥



そんなわけでこの日は有休取得です(笑)。年明けって仕事的に案外手が空くのでまぁ何とかなるでしょうというわけで、お昼前に国技館入りしました。



やぐら付近に立てられている幟、力士の幟や相撲部屋への幟は知っていましたが、親方あての幟があるのは初めて見ました(振分親方=元高見盛)。

あ、「この画像って何だか位置的に変?」と思われた方、大正解!風向きの関係で幟の文字が全部裏返しになっていたので画像修整ソフトで回転させています。上画像にマウスオンすると本来の画像(両国駅側から見た画像)に変わります(笑)。ちなみに親方以外にも「行司」「呼び出しさん」や「床山さん」の幟もありました。

さてチケットを取りだして入場口へ。と、その前にちょっと切符売り場方面をのぞいてみると‥





東京開催の場所の中でも初場所は特に人気が高いということをずっと以前に聞きましたが(お茶屋さん経由でチケットを買ったこの時)、そう考えると今回われわれが購入できた「2人用マス席」もやっぱりプラチナチケットだったんですねぇ。



さて、こういうお決まりの写真を撮った上でいざ入場します(夫婦ともOver50なんですが)。





「2人マス席B」。前後とマスの大きさは同じながら(この後ろはマス席C区分)、座布団が2枚しか置かれていません。その分ゆったりと観戦できるわけです。

普通のマス席は何人で使おうがあくまで「4人分の料金」を支払わなければなりませんし、また「安くあげるためには4人グループで来なければならないが、実際4人のメンバーを集めるのは大変」というお客側の事情もあるでしょう。そのあたりのお財布の事情や需給関係のミスマッチを少しでも埋めようという、相撲協会の工夫の結果がこの席を生み出したのでしょう。

実際にはこの他にも「1人マス席」「2人マス席」という席が存在します。ただしそれらは通路沿いで「四角形のマスにすることができない」物理的な理由によるものであり、このように「4人用マスをあえて2人で使う」ものではありません。

なお、これらのマス席は国技館の窓口では販売していません(と同時に人気があるのでそもそも空きがない)。チケットぴあ大相撲などのネットやコンビニの端末経由の販売のみですので、興味のある方はサイトをのぞいてみて下さい。



さて、まだ午前中なので三段目あたりの取り組みなのでしょう、行事も足袋を履いておらず裸足です。ん?右上画像に見えている勝負審判は錣山親方(元関脇寺尾)では?(右上画像マウスオン)。何だか以前よりずいぶんほっそりとしておられるような‥お元気なんですよね?(ふと心配)。



さて本腰入れての観戦の前に軽く腹ごしらえ&飲み物おつまみの買い出しといたしましょう。まずはちゃんこ‥うはぁ列長いし!(笑)。もっとも列の進みは比較的順調でしたのでよしよし。



順番に渡されたのが右上画像のちゃんこですが、ここで10年前の2006初場所時に提供されていたちゃんこと比較してみましょう(左上画像マウスオン)。



2006年当時は200円だった料金が50円上がっているのはまぁしょうがないとして、この盛りっぷりの変化や如何に?ま、当時の感想として自分も「具もどっさりでかなりお腹にたまります」とあるので(その時のページはこちら)、「ちゃんこの量が多いとそのあとのお弁当やおつまみの売り上げに支障をきたす」というような深謀遠慮が背景にあるのかもしれませんね(笑)。小食系のTakemaとしては今の方が都合がいい気もしますが。

このあと相撲博物館の特別展示を見学した上で(右上画像マウスオン。次に北海道に行く時は必ず壮瞥町の北の湖記念館に行こうっと)、いよいよいろいろと買い込んで席へと戻ります。





とはいえ実際のところお弁当は自宅での夕食になったんですけれどね(そのかわりおつまみを追加で購入)。ちなみに国技館の地下で焼いているという名物のやきとり、今回食べたものはジューシーで美味しかった!以前はもっとパサパサしていたんですが‥この印象はおしんこどんも同意見だったので間違いないでしょう。

ここの焼き鳥の製法には「蒸す」という過程があるそうなので、以前は「蒸しすぎた」ものを購入したのかもしれません。これは国技館サービス「焼き鳥部」の技量が上がったのか、それとも作り手によって差があるのか?おそらく後者かなと思うのは、このあと追加で購入した焼き鳥は最初のものに比べてジューシーさがやや少なかったから。もっともそれでも10年前に比べればその差は歴然としていましたが。





で、ぐびぐび、プハァとまったり観戦開始。角度的にイマイチ見にくい位置ではあるのですがまぁそればっかりは運なのでしょうがないです(先行予約では席の指定などはできないので)。で、ロング缶を飲み干してそろそろ次のを買いに行こうかと思っていた時‥




(売り子さんのご尊顔にはモザイクをかけています)

というわけですぐさま注文。うん、これはいいシステムを導入したものです。幕下から十両の取り組みくらいまでなら、売り子さんのために土俵が見えなくてもそう文句は出ないでしょうから‥(というか、マス席出入りのお客さんで中入り後も肝心の土俵が見えないことはたびたびです。落ち着いて特等席でじっくり見るならNHKが一番。取り組みだけではなく本場所そのものの雰囲気を楽しむために行くのが相撲観戦なのかなと(勝手に思っています)。

と、ここで席を外していたおしんこどんが戻ってきて、「今入口の方で大島親方(元関脇旭天鵬)が引退相撲のお知らせのために出てきてたからちょっとカメラを持って行ってくるわ」とのこと。Takemaは行きませんでしたが‥



なるほど確かに大島親方です。引退相撲はH28/5/29(日)だとか。ん?Takemaオフキャンプの候補日だ(笑)。



ちなみにカメラにはこんな画像も記録されておりました(笑)。ちなみにお名前は「せきトリくん」なのだとか。







ハイここで焼き鳥の追加注文&飲み物をお酒に変えてさらに飲みます!(いや、メインはあくまで相撲観戦ですよ)。



館内では「どすこいFM」が放送中。この日の解説担当は武蔵川親方(元横綱武蔵丸)なんですが、土俵の流れと全然関係ない方向に話が進んでいったりして結構笑えます。館内でのラジオ貸し出しもありますが、携帯ラジオなんて安いものなので自分で持っていくのが吉。携帯ラジオはいざというときにも役に立ちますから一家に一台か二台あるといいと思います。




(十両力士のように全員が土俵に立った瞬間、目の前をお客さんが横切ったので画像を撮れず残念)。



横綱の土俵入りも終わり、いよいよ幕内力士の取り組みが始まりました。取り組みの様子などはここでは省きますが。



やっぱりいいですねぇ、幕下−十両−幕内と取り組みが進むにつれ、土俵から遠い枡席ではあっても「取り組み中に聞こえる音」が大きくなってきます。それは、各力士のぶつかり合いであったり突っ張りであったりが「的を射ている」ことの証左にほかなりません。やはり格上とはそういうことなのでしょう。

と、いよいよ大関の出番というタイミングで、なぜか有名な「オリンピックおじさん」が退場していきました(右上画像マウスオン)。ここからが本当の見せ場なのになぜ?

結局この日は前頭筆頭の安美錦が横綱鶴竜に勝利というビックリもありましたが、自分としては「安美錦と豊ノ島は油断ならぬ相撲巧者」だと思っているのでさもありなんというところです。



ちなみにこの日は連休明けの平日にもかかわらず満員御礼の垂れ幕が下がりました(上画像マウスオン)。仕事始め直後のこんな日にいったいどんな人が見に来ているんだよとも思いますが、年齢層高めとはいえ「こんな人=自分たち」も、そして20代とおぼしきグループも。さらには外国人の姿も多く、良きかなと。



国技館の外に出たあとこの日鶴竜に勝った安美錦関が出てきたので自分たちも帰りましょう。ちなみにやぐらの上から聞こえてくるはね太鼓の音が録音と思っている人もいるかもしれませんがちゃんと人間さまが叩いてます。で、終わったらエレベーターで降りてきてビックリでしたが。

そんなわけで大相撲観戦終了。ちなみにわれわれが観戦したのは3日目でしたが、この2016初場所の優勝力士は言わずと知れた大関琴奨菊であったわけです。ちなみに前回観戦時(この時)の優勝力士は大関栃東、ということで‥



いや別に、優勝力士がどこの国の出身であるかにこだわる人じゃないんですが(ひそかに日馬富士ファン=安馬時代から)、たまたまこういうめぐり合わせになったからついついね(苦笑)。

それよりも、前回の観戦時からもう10年も経っていたことのほうが自分としては驚きでした。全然見に行ってなかったのね。そんなわけで今後はもう少し足繁く通いたいと思います(椅子席でいいからさ)。

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