歩き方についての考察
最近本当に歩かなくなっている。出勤の朝、家を出て駐輪場まで数十歩、そこからバイクで出勤。職場内での移動距離なんてどうせしれたものだ。帰りも同じく。寄り道して飲みにでも行けば少しは歩かざるを得ないのだろうが(そういうの、「健康的」とは決して言えないけれど)、バイクゆえそれすら出来ない。
「男性の35才周辺の基礎体力が、その人が中高年になったときの病気になる可能性をはかる上でのバロメーターとなる」。どこかで読んだ言葉だ。現在36才(2000年)。数年前から山に行く回数もめっきり減った。一気に激しい運動をするのはかえって逆効果なのはわかっているけれど、でも動いていないよりははるかにましなように思える。
「日本人の歩行は、年を追うごとに小股に、そして手を振らずにゆっくり歩くようになっている。そのため有酸素運動をする機会がほとんどなくなり、体力の衰えは本人が自覚する以上のものがある」。これもどこか別の本で読んだ言葉だ。その本ではネパール人との比較がなされていたが、読んでいてなるほどと思った記憶がある。
そしてこの写真だ。ネパールではなくインドの浜辺でのものだが、まぁなんと大股&腕の振りが良いことよ。お腹はちょいと出ているが、こりゃあこの人は健康なんだろうな、と思わずにはいられない。その歩き方に感動し、失礼ながら勝手に撮らせてもらったのがこの写真なのだ。
とにかく、この写真を見ればこれ以上の語りは不要だろう。歩かなきゃ!動かなきゃ!運動しなきゃ!
最近フリークライミングからもめっきり遠ざかってしまっているTakemaの、新たなる誓いなのであった(ホントかな)。
[インド、ボンベイ(現ムンバイ)市内の浜辺にて]