さて翌日はしっかり雨。今日はここから60kmくらい南の帯広空港に到着するおしんこどんを迎えに行かねばならないのだ。「ふっふっふ、『わたしは晴れ女』と豪語するおしんこどんも、今日ばかりは最初からカッパ着用になりそうだなぐっふっふ」と、わけの分からぬ想像に一人にやにやしながら、雨の中バイクを走らせる。

士幌町の道の駅でゆでたてトウキビを食い(ここはちょうどバイクがとめられそうな屋根があったので楽だった)、音更でちょっとした買い出しを行い、帯広市内の、はるか先まで続く信号の連続にうんざりしつつ、一路空港を目指した。すると、空港まであと5kmくらいのあたりから雨がやんできたではないか!そして空港到着と同時に雨はすっかり上がり、晴れ間まで出てきた。そして待つこと45分、おしんこどんがゲートから出てきた頃には、あたりはすっかり「晴れときどき曇り」の様相であった。うーむおそるべしわが妻よ。その日はまぁ何とかうだうだして過ごす。


そして翌朝。快晴。いよいよバルーンフェスティバルの本番である。Takemaの「夏=北海道」パターンも、途中海外に浮気したりしながらも8回目になるというのに、実はこのフェスを見るのは初めてなのだ。朝6:00前、上昇気流その他で風が起きる前にフライトが始まるので、早起きは必須。

朝のバルーン関係の画像はあまりにも多いので、次のページにまとめてあります。

 
全てのバルーンが飛び去ってしまうと、とりあえず「さ、朝メシにすっか」ということになる。しかし、メシを終えてもまだまだ早いのだ。よって、すぐさまどこかへ遊びに行くということはなく、しばらくうだうだっ!ということになるのは必定。ここでなんと北海サラさんに出会い、念願の写真を撮ってもらい、DANさんと、お互いの新車ブラックバードを見せあいっこしたりしながら(お互いフルノーマルなので、自慢しあいっこというわけではありまっせん)時間が流れるのを楽しんでいた。その時だ。

あれま、目的地と反対方向に流れてくるバルーンあり。逆風に呑まれたのだろう、超低空で自分たちのテントの真上を通過していったのであった。その前に上士幌高校が逆風に流されており、しばらくの間、2機は楽しそうに北を目指していったのであった。あ〜あ、あの2機の勝利はなさそうだな。

とまあ、そんなふうにのんびりとしているうちに、Takemaの唯一のバルーン搭乗、マサイマラ国立公園(ケニア)のことを思い出した。ふわっと浮いた状態で、あとは風任せ、どうせどこに飛んでも大草原に変わりなかったあのフライトだ。「また行きたいなぁ…」、ふとアフリカの大地を思い出したりしていた。

さあって、遊びに行ってこようっと。