ワンデュの町&ゾンもなかなかいいぞ。
− その1 ゾン見学編 −

宿のあたりを散歩したら、こんな素敵な棚田があった。春になると全部緑になるんだろうなぁ。その緑の曲線美たるや、バリ島にも負けないはずだ。行ったことないけど(笑)
この日は結構ハードな行程。プナカ(1350m)からワンデュフォダン(みんな略して「ワンデュ」と呼んでいたけれど)へと川沿いに下り、そこから大きく登り返してペレ・ラ(3300m)へと2000mの登り。しかしペレ・ラからまた下ってトンサ(2200m)へ。トンサからまたも登り返してヨトン・ラ(3400m)を越え、最終目的地ブムタン(2600m)へと一気に向かうわけですね。

この大きな高低差にはブータンの地形が大きく関係しています。ブータンを流れる川はみな北から南へと流れていますから、あえて東西に移動しようとする場合はどうしても峠を越えなければならないわけです。今でこそ車があるからいいですが、昔は本当に大変だったんだろうなぁ。

ということで、まずはプナカからほど近いところにあるワンデュへ。ワンデュの町の入口にもゲートがあり、通行許可証を提示する必要があるようです。その停車時間を利用してちょいと橋のあたりでお散歩を。


このあたりはブータンの中でも乾燥した地域らしく、道の両側にはサボテンが多く生えています。すぐ下にはとうとうと流れる川があるというのに、なんだかミスマッチ的な風景。そして丘の上にはワンデュフォダンのゾン。
橋を渡ってぐんぐんと登っていくと、緩く曲がった道の両側に商店の建ち並ぶワンデュの町に到着です。町の散歩は後回しにして(とはいってもあまり時間がないのだけれど)、まずはゾンの見学に。来る前はゾンの内部見学は全然できないと思っていたのに、プナカに続きここでもOKとのこと。何だか予定外で嬉しいなぁ。

上の写真がワンデュフォダン・ゾンの正面入口です。多くのお寺やゾンの入口には巨大マニ車があるのが通例のようで、中に入るときには皆さんぐるぐると回していきます。それではということで、我々も回させてもらったのですが、ここワンデュのマニ車はなぜか激的に重く、3回まわすのにも一苦労。しばしの格闘の後、ゾンの中へ入っていきます。

やっぱりここは動画でひとつ。

「ゾン入口の激重マニ車を回す」
Wmv形式、886KB、21秒

マニ車を必死に回すおしんこどん。されどなかなか思うようには
いかず、見かねたカルマさんが手助けに入ります。

ゾンの中は撮影禁止のはずなんですが、カルマさんいわく「ここで、写真撮りますか?(=撮ってもいいですよ)」。もちろん仏具や仏画関係のものは一切撮影禁止ですが、中庭程度ならいいということなのか、それともゾンによって厳しい場合と甘い場合があると言うことなのか?詳細はよくはわかりませんが何はともあれありがたい。というわけで中庭ほかを何枚か撮らせてもらいました。もっとも、撮影の可否は必ずガイドさんにその都度聞いてみてください。

中庭にて。大きな菩提樹の植えられた広い庭をお坊さんが行く(左写真)。なぜか数羽のニワトリくんが悠然と餌をついばんでいた。おまえ、しっかりカメラ目線だぞ(右写真)。

ゾン中庭テラスからプナカ・チュ(川)を見る。うーん、春〜秋にかけては全然違った色なんだろうなぁ。

中庭から奥に入ったところ。正面は本堂、右側は役所、左側は宗教関係事務所ということでした。(合成画像なので粗い&ズレがあるのは許してね)
さて、このあとはゾンを出て再びワンデュの町へ。ガソリン給油中のわずかな時間で見たものは‥。それにしても、ワンデュからなかなか出発しないのね(笑)。

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