【ポーリン温泉】
旧日本軍が発見したという温泉として有名。キナバルの公園事務所からさらに下ったRanauからミニバスで行くことになるが、Ranauからのバスの本数は少なく(しかも不定期)、おまけにコタキナバル(KK)と違い、Ranau発のバスには行き先など書いていないので、探すのにやたら骨が折れた。
で、行ってみたら、10年前は4WDじゃなきゃ行けなかった最後のあたりもきれいに舗装されているし、秘境の面影はない。それどころか一大リゾート化されており、地元の人たち(子供連れ)で大いに賑わっている(賑わいすぎている)。行った時期が悪かったのかもしれないが、何だか落ち着かないままにとりあえずお湯につかったという感じ。もちろん水着着用で、区切られた浴槽に自分でお湯を張り、上がるときにはお湯を抜いて出るといったしきたりがある。源泉のあたりは硫黄の臭いもかすかにして温泉らしいのだが、やはり国が変われば温泉情緒も変わるということか。まあ、しょうがないよね。
【Sandakan.KKの市場】
どちらも市場フリーク(?)にはたまらない一種独特の雰囲気を持っています。臭いがどうとか言わないで、ぜひ見て下さい。確かに規模の点ではKKの方が上ですが、こじんまりとまとまっているSandakan市場も侮れません。なお、Sandakanではこっそりとウミガメの卵が売買されているようです。フィリピン人漁師がこっそりと持ち込んでいるらしいし、市内にもこっそり料理してるレストランがあるのですが、ま、市場の隅のほうに黒い袋持って所在なげに立ってる人を見つけても、声かけるのはやめときましょうね。
【Sandakan.KKのChinese Restran(Restaurantじゃないよ)】
これは別にこの2都市に限ったことじゃないんだけれど、マレーシアの中国系の食堂には、夜になると必ずビール会社派遣のウェイトレスがいるんだよね。で、席に座るとまずは「お飲物は?」とやってくる。ここで「お茶!」なんていうともう彼女らは二度と近づいてこない。商売にならないから当然だ。だいたいCarlsburg・Tiger・Guinessのどれかの制服を着たおねえさん達なので、特にこだわりがなければ制服のロゴを見て、そのブランドのビールを頼んであげましょう。そうするとその彼女がビールを持ってきて、きちんとついでくれます(めいっぱい)。それだけじゃなく、グラスに残った量が半分くらいになるとわざわざ継ぎ足しに来てくれます。これは、サービス精神が旺盛というよりは彼女らの給与体系、すなわち歩合制によるところが大きいモノであるらしく、ビンが空になるとすかさず「One more?」と聞いてきます。ちなみに写真の彼女、AmleyさんはCarlsburgからの派遣で、3日間同じ店(成興飯店)で夕メシ食いつつ飲んでたらすっかり仲良くなってしまい、しっかり携帯の番号も教えてくれ(こっちから聞いたんじゃないよ)、なんと今ではメールフレンドになってしまいました(^O^)。あ、彼女を見ると「制服ってどれ?」と思ってしまうかもしれませんが、この時は上のポロシャツがそうでした。普通は上下そろいの制服のバージョンで、彼女も最初の日は緑の制服着てました。一人旅で街に泊まるときはなかなか話し相手を作りにくい場合もあるので、地元の人と知り合いになるには食堂行っちゃって周りとばか話するのが一番手っ取り早いのかもしれません。
【KKの青空屋台街】
コタキナもここ10年ですっかり発展し、昔屋台群が出ていたエリアもなくなってしまったなあと思っていたら、通りをはさんだ反対側にしっかり移動して盛業中でした。ここは食い物が何でも充実しています。市場2Fにある食堂もいいのだけれど、やっぱり屋根なしでのメシには捨てがたい魅力があります。そういえば10年前、初めてアイスカチャンを食べたのはここの屋台だったなあ。
【実につまらないことですが・・】
ご多分に漏れずマレーシアにも経済危機の波は怒濤のように訪れ、マレーシアリンギットの価値は日本円に換算して10年前の半分になりました。その結果、日本でも買えるいろいろな小物がえらく安く買えます。たとえば剃刀。
「Gillet Sensor」がRM4。約130円!日本の数分の1です。スーパー行ったら食い物だけじゃなく、生活用品売場にも顔を出してみましょう。欲しかったけれどついつい買いそびれてたものがそこに格安で並んでいるかもしれません。
全然役に立ちそうなことを書けないでごめんなさい。詳しい質問はやはり「Jalan Jalan」に問い合わせるのが得策です。あ、そうそう、ボルネオにはレンタル用のバイクはないみたいです。あとは直接バイク屋と折衝するという手はあるでしょうがね。