Bungy 10箇条 - 楽しく、キレイに飛ぶために -

バンジーなんて、そうそうちょくちょくやるもんでもないし、やったらやったでその時は無茶苦茶ハイになる不思議なものでもあるわけで、後になって「あの時こうしときゃあ・・」と後悔したって遅い場合が多いものです。一応自分が思った範囲内で参考になりそうなことを挙げておきます。
(1) 準備段階(ハーネスを結ばれる前まで)

イメージトレーニングじゃないですが、やはり人のジャンプを見ていると「ああ自分もあんなふうになるんだな」というような覚悟というかあきらめがつくものです。やみくもに下ばかり見て「こわーい」なんて思うとますます不安になってくるものですから、人のジャンプで自分のテンションを高めておくのが賢明です。なお、場所によっては、下の川への着水リクエストを出せることがあります。びしょぬれにはなりますがリクエストしてみるのもいいでしょう。
(2) 前飛びがいいのか後ろ飛びがいいのか

これは好みにもよるので一概には言えません。ただ、初めての人はやはり正攻法で前からジャンプしてみるべきです。後ろ飛びだとバンジーの何たるかがよくわからない(最初の景色が楽しめない)のでもったいない気もします。ただ恐怖心の観点から言えば後ろ飛びのほうがかえって恐くない気もしますがね。
(3) ハーネスを結ばれているときの緊張感

この時が一番不安なものです。初めての人は「こんな細いひも(とか布テープ)だけでほんとに切れないの?」とますます不安になるでしょうし、「いよいよ次に自分が飛ばなきゃいけないんだ。おいおいヤバイよ・・」なんて気持ちにもなることでしょう。何度飛んだ人であっても当然緊張の一瞬です。仕方ないのでこんな時は「飛び終わったあとで何食べようかなあ」などと、あえて全く関係ないことを考えるに限ります。
(4) お立ち台に立ったとき

この時真下を見てしまうのは慣れていない人がやってしまいがちなミスです。真下見りゃだれだってこわいんです。真正面の遠くを見るようにしましょう。なお、足先を必ず板の外に出しておくこと。そうしないと踏み板を勢いよく蹴り出すことができなくなってしまうんですね(=華麗なジャンプにはならない)。バックで行く場合もかかとは踏み板の外側に。なお、号令を掛けられるよりも先につかまっている手を離してしまいましょう。「現世への執着」を早めに断ち切っておかないといいジャンプができないどころか躊躇の原因ともなります。
(5) いざ!踏み出すとき!

まずは「3.2.1、BUNGY!」の号令に合わせてきちんと飛び出すことが大切。不思議なもので、一度目で飛び出せないと、その次はもっと恐くなります。どうせやらなきゃいけない(飛べなくともお金は返してくれないというのがバンジーのせこいところでもありますが)のならここは覚悟を決めることです。

で、その際(前から行く場合も後ろからの場合も)、膝を少し曲げ加減にして倒れ込み、身体が45度くらいに傾いたところでえいっと膝を伸ばしてジャンプするとものすごくきれいに飛べます。後ろから行く場合は自然と身体がエビぞりになるものなので問題ないのですが、前から行く場合はあえて下を見ずに水平よりも少し上を見るようにして胸を反らすとものすごくきれいに飛べます。下を見たくなるのが人情なんですが、別に見ようと見まいとどうせ落ちるのは同じなんだから、ちょっと心がけてみてはいかがでしょうか。
(6) ジャンプ後、下まで行って跳ね上がってきたとき

まず、飛び出したあと最初のテンション(衝撃)がかかり始めたら、身体の力を抜くことが大切です。緊張&恐さも手伝って身体をかがめていたり足を曲げている状態のままでゴムのテンションがかかると(強引に身体が伸ばされる)、必ず身体のどこかに負担がかかり、ジャンプ後に「この辺が痛いよぉ」の原因になります。ゴムが伸びた状態の時は「なされるがまま」、そして跳ね上がってきたとき、特に再び落ち出す直前の、身体が一瞬空中に静止しようとするときは、どんなふうに体を動かしても大丈夫です。その時にいかにポーズを決められるかがポイントですね。ま、別に誰も見てないんなら何でもいいんですけど。
(7) 飛ぶときの服装

まあまさかスカートで飛ぶなんていうウレシイ女の子なんているはずもありませんが、かつてジャンプ中にズボンの中に入れていた上着が一気にまくれ、ブラジャー丸出しでヒーヒーいっていた白人の女の子がいました(いいものを見せてもらいました)。男はどうでもいいですが、女の子はズボンのベルトをややきつめに締めておくことをおすすめします。
(8) オプションで写真やビデオを撮ってくれるサービスがある場合

値段的には結構高いのが普通です(猿ヶ京ではスタッフがジャンパー持参のカメラやビデオで撮影してくれるのに格安ですが)。でも、そうそう何回もやるものでもない以上、せっかくですから頼んでおくとホントにいい記念になります。また、飛んでしまってから「しまった、やっぱりビデオお願いしとくんだった」と思ってしまうものです。もっとも業者の方もその辺は心得たものらしく、一応全員の分を撮っておいて、後から注文を取るという場合もあるようです(NZのクイーンズタウンでは皆その方式)。もし頼める場合は是非頼んでしまいましょう。やはりプロですから、遠くから友達に撮ってもらうよりもきれいですし、後で見直してみると何度でも笑えるものです。
(9) 自分のカメラ or ビデオで友達の誰かに撮ってもらう場合

コンパクトカメラの場合はともかく、一眼で撮ってもらう場合はシャッタスピード優先モードにしておいて、できるだけ高速シャッター設定にしておくことです。慣れた人なら「背景を流してジャンパーを静止」させるテクもあるでしょうが、多くの場合近くの友達にはその技術がないものです。また、ついついズームでジャンパーを大きく撮りたくなるものですが、ズームアップすればするほど手ブレ+被写体の流れが増幅されるものです。自分はそれでかなり失敗しました。慣れるまではズーム厳禁です。お気をつけあれ。
(10) 一人で飛びに行かないこと(笑)

Takemaはいつも一人で飛びに行くことが多かったのですが、一人だと、たった今の「感動!」を分かち合える相手がいないので、飛び終わったあとちょっとさみしいブルーな気分になります(笑)。やはりみんなで「ああでもないこうでもない」というようにわいわい話しながら飛ぶのが一番です。飛ぶのは一人ずつでも、みんな同じ経験を共有し合うわけですから、ここは一つ、みんなで楽しみましょう!


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