− その2 Takemaのジャンプ×2のてんまつ −

さて、Bossさんは周りのお客さんに「このTakemaって人はね云々」といろいろと宣伝してくださいます。すると皆さんが私を見る目つきが何だか変わってきたような‥。「何mくらいのを飛んだことがありますか?」というご質問に「今までで一番高かったのは102mですね。でも実は南アフリカには200mオーバーのがあるんで‥」などと答えたりしたわけですが、これが自殺行為的な発言になってしまうとは思いも寄りませんでした(大反省)。



この直後自己嫌悪に陥るとも知らず‥
ちなみに右手には超ミニムービーカメラ。

というわけでいよいよお立ち台に進みつつあるTakemaでしたが、今回のジャンプは「前方向回転ジャンプ+自分でカメラ持ったまま撮影」という、後から聞いたところJOSスタッフの方もそうそうやらないような一風変わったジャンプを考えていたのです。回転系の場合は片手でバンジーロープを持つ必要があり(そうしないと回転中にロープが身体に巻き付いてしまう恐れがあるため)、今回はしかも残った片手でカメラのレンズを自分の方に向け、なおかつ顔はカメラ目線でいなければならないという、何だか飛んでる最中にあれもこれもやらなきゃイケナイ肉体の聖徳太子みたいな技術が必要とされます。もちろんこんなことやるのは初めてだし‥。

しかも、ギャラリーの方々=先ほど二言三言お話をさせて頂いたグループの方々がこちらを見ているのですから、さらにキンチョーは増幅されます。大丈夫かなぁ。まぁでもやってみるしかあるまい!と思っていざお立ち台に立った次第であります。そしてカウントダウンとともに、「せーのーっ、よしっ!」、空中に飛び出しました。

身体がわずか1回転したところで早くもゴムのテンションが身体にかかりました。この高さがあれば2回か3回は回転できるはずなのに??

そう、このジャンプは様々なプレッシャーに大負けした「Takemaの大失敗ジャンプ」に終わったのでありました。回転しなかった原因は踏み出す時のキックがほとんどなかったからだと思います。直前までギャラリーの方向を見ていた自分はおそらく「心ここ(=ジャンプ)にあらずギャラリーにあり」という本末転倒主客逆転はんにゃはらみたのあわわ系精神状態にあったものと思われます。‥まぁ、やっちゃったもんはしょうがないわな。

橋に戻る途中自分が手持ちで撮影した動画のほうも見てみたんですが、これまたボロボロ、何が何だかわかりません。やっぱり回転中は身体そのものが安定していないから、昔あった「地球ゴマ(欲しかったよなぁ)」のように「傾けようが何をしようが常に一定方向への安定を保つ」などという離れ業は所詮無理なのかも知れませんね。これをやるならヘルメットを着用し、ヘルそのものにカメラをくくりつけて撮影するしかないのかも知れません。でもそれじゃ顔は写らないんですが。

戻ってきたTakemaにBossさんいわく「失敗だったね」。そう、それは自分でもよぉっくわかっておりました。でもまぁ今回は仕方ないかなとあきらめたつもりでいたんですが、ここでBossさんの有難いひと言が!

「え゛‥。」い、いいのでしょうか?しかし、ちょうどここでジャンプ待ちのお客さんも途切れ、スタッフの方々も少し落ちつかれていたこともあり、そして何よりも「何だかこのままで帰ってしまうと納得できない感が突如帰り道の高速道路運転中にバクハツし、ダメよダメよ系のスピードを誘発してしまったところで羊の皮をかぶった狼パトカーがこれまた突如として自分の後ろにぴったりつかないとも限らなかったので(長いな)、ここはBossさんのおことばに大甘えすることに決定、「も、もう一回よろしくお願いいたしますっ!」



というわけで、今度は無難にバックで飛ぶことに。
クルーのチャールズさん、2度目のポーズありがとう。

「5.4.3.2.1、Bungy!」

おかげさまで無事無難に飛ぶことができました。はぁよかった、これでウェブサイトへのアップも何とか形がつく‥ん?サイト更新のために飛んでる?いやいやそうじゃないつもりなんですけれどね。バンジーの究極的非日常のキンチョー感が大好きな自分ですから、これからも機会あるごとにブリッジバンジーを飛び続けるつもりです、ハイ。



というわけでBossさんと感動の一枚!

え、何?ちょっと待て、Takemaなら性格的に絶対アップしたくてたまらないに違いないはずのジャンプ画像や動画はないのかって?ふっふっふ、その点は当然抜かりありません。ちゃ〜んと次のページにずぇ〜んぶまとめておきましたので、ぜひZEHIゼヒ是非っ!(もったいぶるなって)。

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