− 某リゾートとは無縁の極上温泉 (その2)−
さて、いよいよ沢渡りです。Takemaはトレッキングシューズのままジャボジャボと渡りましたが、おしんこどんは先述の非効率きわまりない作戦に打って出ました。「ひゃぁ、水が冷たいっ!」‥当たり前ですな(笑)。しかし、渡ったあとにまた履きかえるのだと思っていたら、何ともうこのビーサンのまま温泉まで行くというのです。山をなめきっていますね(笑)。
やっぱ動画でしょう!(ん?どこかで聞いたような‥) |
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ちなみに、この沢渡りのあと、道が二本に分岐しているようです。一本はそこから斜面を登っていくようですが、どうやら増水時の高巻き用の道らしいので、天気のいい日にはそのまま沢沿いに行けば何の問題もありません。
何だかウマそうなキノコもいくつか出ていましたが、素人の手出しは禁物。
川沿いには右写真のようなテープも付けられていて、ルート探しの苦労もなし。
そして駐車場から約50分、目指す安比温泉に到着っ!先客はなし、広い湯船にコンコンと湯が流れ込んでいます。お湯も適温で快適そのもの。あたりはきれいに整地され、木陰には休憩用の丸太椅子まで用意されていました。山オヤジ(熊ですな)の心配は大いにあるとはいえ、キャンプだって十分にできる広さです。こ、こりゃあいいところだぁ(しみじみ)。よっしゃ風呂風呂!
この温泉について、手持ちの情報では「木枠の湯船は朽ちかけている」ということだったんですが、見てみると完全に新しく作り直されていました。偶然ここを通りかかった地元の人(山仕事でもっと奥まで入っていった)にお聞きしたら、2002年の秋に役場や村の人達の手によって新しく湯船を作りかえたのだとか。うわぁ、絶妙のタイミングだったわけですな。また、今年6月の地震で源泉の湧く位置が変わってしまい、今は湯船の横から湧き出すようになっているとか、お湯の量そのものは以前よりも減ってしまったとか、いろいろとためになるお話を伺うことができました。そうだったのかぁ。
この日は「ここ1週間、こんな日はなかった」というほど最高の天気に恵まれ、心から野湯情緒を満喫したわけですが、そろそろ今夜のねぐらを考えなければいけない時間になってきました。天気はどうやら明日の朝まではもちそうです。じゃ、キャンプにしましょっと。