− エメラルド(バスクリン)の湯だもんね −

翌日も天気は思わしくない。ガス&小雨のあいにくの天気でしたが、まぁ今日はどこか一つくらい温泉に立ち寄って帰るだけなのでさしたる問題はありません。ご夫婦にお礼を言い、来年の再会を約束して?帰路につきます。

最初は玉川温泉でもいいかなぁと思っていたのですが、せっかくだからまだ入ったことのない温泉のほうがいいだろうということで、初日の晩に網張にするかここにするかで迷った国見温泉を目指すことにしました。峠のトンネルを越えて岩手県側に入り、旧道をぐんぐんと登っていきます。考えてみれば今回入った温泉は、昨日の大深温泉をのぞいてすべて岩手県のものだったんですね。ふむふむ。

旅館は結構混んでいます。ということはお風呂も混んでるかなぁと思ったんですが、行ってみたら内湯は自分を入れて2人、露天風呂(混浴)には誰も入っていませんでした。というわけであたふたとデジカメを出してさっさと撮影っと。

内湯はこんな感じでした。いやぁ空いていてよかった。ちなみにここの湯は飲泉可能ということでコップが備えつけてあります。源泉を入れてちょっと飲んでみると‥うはぁ苦い!これまで数多くの温泉を飲んできたTakemaですが、ここのお湯の苦さは天下一品ですね(ほめ言葉になるんだろうか?)。

あまり時間がありませんから、そそくさと混浴露天に向かいます。

ここが混浴露天風呂。う〜む、まさにエメラルド色‥と言いたいところですが、エメラルド現物の色など知らないTakemaにとってはそういわれてもピンと来ません。いいじゃないのさバスクリンの湯で。ちなみに、露天の湯船の底には湯の花がたまっている場所があって、そこに足を踏み入れると「むにゅう」という感じがして気持ちいい不思議な感触です。

そんなわけで、このあとは盛岡ICから高速に乗り、約6時間で千葉の自宅まで帰着。ふんふん、高速が530km+下道15kmくらいあるのに6時間とは優秀優秀といったところ。さすがに休憩を最小限に抑えると結構早いのねと思ったりしながら余韻ならぬ湯韻にひたっておりました。

さて翌日、仕事から戻ってきたらおしんこどんが「今日の新聞、これ見た?」というので何気なく眺めてみると‥

あれま、つい昨日入浴していた国見温泉が今日の新聞(日経 2003/8/30)に特集で載っていたとは!いやぁ、最後の最後まで笑わせてくれたことですわ。

[戻る]