というわけでいよいよ「出航」しました、のんびりと。
やっぱり撮ってた動画編 |
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手漕ぎゆえ、すぐ向こうに見える柴又側の船着き場もなかなか近づいては来ません。ま、こののんびりさがいいのでしょう。風もないし何とも優雅な気分で先頭からの景色を楽しみます(先頭に座りたかったのだ)。
こんな日曜の午後もいいものです。しかも地元だもんね。
上流からやってきた彼らも、徐行してこちらを見ておりました。
そうこうしているうちに柴又側の船着き場に到着です。せっかくなので帝釈天にお詣りしていきましょう。おしんこどんはもちろんですが、実はTakemaも柴又に行くのは初めてなのです。帝釈天のすぐ横、堤防沿いの道路は何十回もバイクで通っていたんですけれどね。
河川敷には凧揚げに興じるおじさんもいらっしゃいました。「凧揚げ=子供が楽しむもの」という固定観念を打ち砕く、何ともほのぼのした感じです(帰りに見たら、今度はミッキーマウス凧を揚げていました。やるなおっちゃん!)。
堤防を越えてしばし行くと帝釈天、そして参道というわけですが、いやぁさすが日曜日、参道は観光客でいっぱい!われわれも草だんごなどを買い食いしながらうろうろします。今日はまさかこんなことになるとは思っていなかったのですが、何だか思いもよらぬ収穫です。こういう日曜日もいいなぁとあらためて満足。
お詣りをすませて再び堤防の船着き場へと向かいます。しかし何だか人が多いぞと思ったら、何と観光バスの軍団が河川敷の駐車場にどどんと到着していたのでした。そうだよなぁ、考えてみればここは大観光地だもの。それに引きかえ、われわれは千葉側の堤防道路@すぐ下は一面ネギ畑にひっそりとバイクを停めて来ているんだものなぁ。何だか心の底から嬉しくなると同時に、何でこれまで来ようとしなかったのかを不思議に思ってしまいました。
見えるだけで9台の観光バス(実際はもっといた)。右側には乗用車がどどん。
しかし不思議だったのは、観光バスのお客さん達は帝釈天方面にこそ向かえ、すぐ脇(といっても100mくらい上流側だけれど)の「矢切の渡し」方面には向かおうとしないのですね。もちろんこれだけの人数をあの渡し船に乗せることは不可能なのですが(しかも往復!)、せめてガイドさんが渡し場まで案内してもいいような気がするんですけれど。そうしたらお客さん達は絶対喜ぶと思うんですけれど(ちなみにメイン訪問地が成田山新勝寺のようでしたから=お客さんは熟年レベル=細川たかしファンも多いはず)。ま、そのおかげで?満員御礼につき船2回待ち、などということがなくて済んだのですから、ここはかえって感謝した方がいいのかもしれません。
こうやって見ると対岸はすぐそこのように見えますが、手漕ぎですからね。
帰りの船はほぼ定員一杯でしたが、ヤンキー系のお兄ちゃんがおばちゃん軍団にそそのかされ?船上で定番「矢切の渡し」を歌ってくれたので嬉しくなりました。お兄ちゃん、いい味を出してくれてありがとう!そういえば、千葉側の「野菊の墓」と「野麦峠」を混同していたようだったけれど、「ああ野麦峠」を読んでいるからこその間違いでしょうな、なかなかやるじゃん!
到着後(ヤンキー兄ちゃんはまた柴又側に帰って行きました。見ている限り静かにしているようでした(笑))、誰もいなくなった茶店で甘酒とほっこり焼き芋を購入。やっぱりこういうところで飲んだり食べたりするとおいしいなぁ。
Takemaが手にかざしているのは焼き芋!
(すでに1/4の大きさになっているけれど、あれで200円は安い)
このあと近くにある祖父のお墓参りに行き(本当に思いつきだったのでご先祖様お許し下さい)、さらにTakema夫婦お気に入りの回転寿司に立ち寄って本日終了。本日のお遊び代、しめて4500円くらい(ガソリン代200円、船賃往復200円×2で400円、草だんご140円×2で280円、お土産団子630円、帝釈天に寸志、矢切側の茶店で焼き芋200円+甘酒200円、んでもって回転寿司で2500円くらい@二人分)。でも思いもかけない充実度を考えると、何だか今日はホントに得した気分です。ハイ。