夜の宴会はいつもの通り。最近Takemaのキャンプでなぜか定番になりつつある
「ゼブラ株式会社通函」が手前に鎮座している。でもさすがに夜は冷え込みますね。

さて、鬼首からは峠を越えて秋田県へ。皆瀬村の木地山キャンプ場が今夜の目的地。「ぐっしゃぐしゃに混んでいたらどうしよう」と思っていたが、幸い敷地はまだまだ広々としていた。テントのすぐ脇にはまだ僅かながら雪が残り(でも下の芝は乾いている)、さらに20mくらい離れたところにはミズバショウの群生地。さらにキャンプ場の反対側には桁倉沼(沼というにはあまりに開放的だけれど)が広がっていて気持ちがいい。絶好の環境だなこりゃ。

そして、ここを語るときに欠かせないのがお風呂。敷地の奥の方に源泉を持っており(わざわざ見に行った)、キャンプ宿泊者は何と24時間入り放題。それだけでもかなり嬉しいことなのだけれど、それだけじゃない。


ここのお風呂、実は露天風呂であるのはもちろん、その湯船が4つに別れているのです。従って、グループで入りに来ても、4グループまでは貸し切り気分が味わえるわけで、でもそんなに混むことはそうそうないということで、結局はいつ行っても貸し切り湯船が堪能できるわけですね。お湯はいつでも熱い=水でうめる必要あり、だからこそ、循環系のカルキ臭などは縁遠い話。しかも、男湯の場合、すぐ下にはミズバショウの群落あり(写真)。さらに今回の場合右上写真の手前は雪が残っていて、次の湯船に移動するのに「あ〜熱い、さ、移動だ、あ゛っ冷たいっ!でも歩かなきゃ次の湯船に行けないっ、うわっ足が潜ったっ!つっ冷たぁっ!はぁやっと着いたぁ、ジャボッ、あっ熱っう!」的な、他人には言えないコーフン状態が味わえるというわけですね。

前回、4合ビンとおちょこと、そしてラジオ、ついでに携帯灰皿持参でのタバコで1.5hくらい貸し切りで入浴、おまけにラジオで聞いてたナイターで巨人が逆転負け、という懐かしい思い出があったのですが、今回も、オンシーズン真っ盛りながら結構似たような思いができちゃったわけで、何とも幸せでした。

ただしっ!こちらのお風呂、シャワーとか洗い場とかは一切ありません。だいたい石鹸やシャンプーを流す場所すらないし、万が一流したらダイレクトにすぐ下の水芭蕉群落に流れていってしまいます。これが唯一のガンかな。どうしても洗いたくてたまらんっていう方は、小安峡温泉の公衆浴場か泥湯温泉まで行くしかないでしょう。うちらは小安峡まで行きましたが、公衆浴場はなかなか清潔でいい感じでしたよ。ただしライダーさん、ドライヤーはないので念のため(フツーはそんなところにドライヤーなんてないですね。髪を洗いたいライダーは少し高級そうな宿にお願いしましょう)。

さて、お次はテントサイト周辺およびキャンプ場周辺のくつろぎポイントをば。