北海道のおすすめ?キャンプ場(道央編)


道央エリアにはあまり泊まったことがないのでえらそうなこと言えないんですが、一応思いつくままに。


(1) 滝上浮樹浮木ランド(滝ノ上町。マップルP53 C6 ) 料金無料、バイク乗り入れOK
行ったことのある人ならわかると思いますが、はっきりいってここをおすすめするのには勇気がいります。おそらく何の予備知識もないままに行ってしまうと、「なんじゃーっここは!」というように唖然としてしまうこと請け合いです。延長4000mオーバーのトンネルのすぐ横にあって、車の通行量自体はとても少ないものの、排気ガスはもこもこ出てくるし、トンネル内の通行音はうるさいし、何でこんなところに?と思ったら、ここ、トンネル作るときの資材置き場兼現場事務所の跡地の有効利用ってことで作られたんだって。

ということで本来はとてもおすすめできるモノじゃないんだけれど、唯一の売りを言えば「無料バンガローが3棟ある」ということかな。早いものがちなので、行こうと思ったらすぐに役場に電話(015829-2111)を入れてキープしてしまうのが正解。予約なしで行って、それでも空いてりゃいいけれど、空いてない場合は夜中の騒音に耐えつつテント張って寝なきゃなりません。ま、それでも慣れちゃうもんで、結構安眠できるんだけれどね。バンガロー自体は結構しっかりしたもので、戸を閉めてしまえば外の音は全く聞こえません。中には電気もありコンセントもあるので、充電の必要な人もここなら遠慮せずに使えます。そういえば、すぐ横にある売店、ここ数年いつ行っても開いていない気がするんだけれど、いか焼いてたおっちゃん、どうしたのかなあ。買い出しは滝ノ上町まで行かないとありません。売店は開いてませんが飲み物の自販機はあります。

とにかくここに泊まるんだったらバンガロー。この国道沿いの川で釣りに興じるのも一興ですが、支流に入ったら何だか熊出そうで恐かった。あんまり魚影が濃くないように感じたのはこいつの腕のせいだろうか?
(2) 我路公園キャンプ場(美唄市 マップルP38 E5 )
料金無料(届け出必要)・バイク乗り入れOK

ここって何だか不思議なところで、周りには何もないし(買い出しは奥に入る前のセイコーマートでするしかない。もちろんしないで買ったほうが品揃えははるかにいいはずだが、いかんせん自分の時は雨だったのでそこまで行く元気がなかった)、サイト自体も特に見るべきものはない。トイレも見かけは可愛いが、要はくみ取り式であんまりいいと言えたものでもない。ただ、ここに来るまでのもと炭坑の町的雰囲気と、人の少なさが売りといえば売りだろうか。ここで雨のなかテントを張り、近くに張っていたライダーのテントに行って宴会をしていたら、いつの間にかキタキツネが自分のテント付近の物色をしていた。まあ、それだけ山深いということと利用者が少ないということか。

(3) サンル牧場監視塔(下川町 マップルP58 G4 ) 料金無料・バイク乗り入れというのかOK


あれ、ここって道北エリアになるのかな。まあいいや。さて、このルートを通るライダーははっきりいってそれほどいないんです。北から下ってきた場合もこの道は何だか景色も舗装も中途半端だし(よく見て走ると結構ほのぼのしていいんだけれど)、観光地をつなぐルートでもない。そんな道を南下していたら、ふと右側に「展望台→」の看板あり。看板は一ヶ所しかないので見落としたらそれっきり。曲がってみるとダートが始まる。大したダートじゃないけれど、大型バイクに荷物満載だったら一応緊張して下さい。で、しばらく行って山の裏側に入ったあたりで道は舗装に変わり、そのかわりどんどん標高を上げていく。この写真だと大したことのないように見える道も、実際は「おおっ!」って感じの登り坂です。

で、上りつめた頂上には、そびえ立つ「牧場監視塔」が。初めてきたときに比べて随分さびてきたけれど、まだまだ危険って感じじゃない。どうやら昭和50年代の農業補助金で建てられたものらしい。てっぺんからの景色はなかなか絶景。もともとこの塔の立っているところが丘のてっぺんだから、景色は悪いはずがないのです。風が吹くと塔が小刻みに揺れるのはご愛敬。

で、そのすぐ横に建っている監視小屋。監視小屋というと何だかお役所的な響きだけれど、この建物は不思議な場所です。だいたい水道もきていないのに木造りの風呂があったり(残念ながら使われた形跡はない)、妙にウッディしてる割に思いっきり朽ち始めてきています。一部の部屋はまだ十分に泊まれます(床は薄いカーペット敷き)。ただ、90年代前半に初めて来たときは小屋の中にビジターズブックがあったりしたし(その時にはここに泊まりました)、小屋の中もまだそれなりに清潔だったのに、1998に行ってみたら大分荒れてしまっていました。中の流しでちょっとした火を燃やした後があったのを見て、もう、情けなくなってしまいましたよ。火事起こしたらどうするんだ!ばかな奴らがいるもんです。

で、去年現在、ここには泊まって泊まれないことはありません。ただ、水は全くないので下からたっぷり上げておくことと、買い出しは近くに商店などは全くないことを忘れずに。とにかくライダーはほとんど来ないし、その他の観光客も推して知るべしですが、こんなところでのんびり昼寝するのもいいじゃあないか、とふと思ってしまいます。ただ、去年を考えると、ここに泊まれるのも後数年かな、と思ってしまいます。心ある人よ、この小屋の清掃を!もう一度「使える」場所に!ただし念のため、あくまで宿泊施設として存在しているのではないため、自己責任においての利用を。


このページを作るのにキャンプ場ガイドを確認しながらふと思った。「8回も来ながら、行ってるのは道北と道東ばっかり!」道南に行ったことは皆無、そしてこの道央も、泊まったのはここにのせた他は積丹・百人浜くらいしかない!えらそうなこと書いてごめんなさい。でも裏を返せば、道北・道東エリアについては自信ありってことかな。ま、腹を立てずに見てやって下さいな。
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