− 2009 タイ北部湯めぐり(27) そんなわけで帰国編 −

バンコクはスワンナブーム空港に到着したのは17:30でありました。往路同様わざわざバンコク市内まで向かうことはせず、今回も空港近くのホテルに泊まる予定を立てていました。何たって明日のフライトが6:40発ですからわざわざ遠い市内まで行く必要もないですからね。3番出口付近にホテルの看板を持った係員がいますから‥ということでしたが、

と、ここで10日前=到着時にわれわれの便宜を図ってくれた(ホテルの係員を呼んでくれた)見覚えのある男性を発見!というわけで今回もこの人に聞いてみると(もちろん英語OK)、周囲の客待ちの各ホテル係員氏に「ミラクルホームテルの迎えを見つけたらお客さんが待ってるぞって伝えてくれ!」というようなことを大声で伝えてくれました(タイ語だったので内容は推測ですが)。

ちなみにその男性に「ありがとうございます。ちなみにあなたには10日前にも親切にしていただいたんですよ」と申し上げると、もちろん「10日前の一瞬の旅客」ですから覚えておられるはずもありませんでしたがにこやかな笑顔を返してくださいました。うーん久々に「微笑みの国タイランド」を実感したぞ。いやこの方だけでなく、今回の旅行ではここ20年近くの間に何度も何度も何度も訪れていたはずのタイという国をあらためて見直しました。やっぱりこの国はスバラシイ。



やがてミラクルホテルの係員がやってきましたが、もうちょっと待ってて下さいですと。よってターミナル外で待機ね。

しかしお目当ての別のお客が来なかったのか見つからなかったのかで、車にはわれわれが乗っただけでいざホテルへ。ちなみに往路はともかく復路は「海外最後の夜」になるわけなので多少はゴーカにと考え、ちょっと宿のグレードを上げておきました。だから、



ね、ちょっといい感じでしょ?ちなみにミニバーは全部無料でしたがソフトドリンクしかありませんでした(笑)。

奥の方には円形のジャグジー風呂とおぼしきモノも見えます。しかしここでおしんこどん日記を見てみると、「シビアな主婦の目」がそこにありましたね(笑)。
【おしんこどん日記より】

この日泊まったホテルはちょっと上等だったが、「わかってない人」の設計で、バスルームやトイレの灯りがベッドルームに直接入ってしまう。すりガラスなので夜トイレに起きたりすると寝ている人にまぶしいはずだ。またバスルームがオープンになりすぎるので換気が間に合わず湯気が寝室側に流れ込み、部屋やカーペットが何となくウェットだ。アジアンな建物なら(オープンで換気もすぐできるので)バスルームと寝室が近くてもいいけれど、コンクリートの中ではやはりちょっと難ありかも。お風呂もジャグジーかと思っていたらただ湯を溜めるだけだったし。「もう少し頑張りましょう」なホテルでした。
確かにTakemaも「お値段の割にはイマイチ感」を感じ取っていました。やはり空港近くのホテルはあくまで「トランジットのため」と割り切って、それ以外の部分については期待しない方がいいですね。ネットも使えるという話でしたが無線LANじゃなくて有料PCがあるだけだったし。

で、夕食はその辺の食堂でと思ったわけですが、そもそもこの界隈が最近開発された地域なのでメインロードに出るまでの建物がそもそも工事中ばかり。で、メインに出てみても屋台はあれど食堂らしき施設は見あたらず。どこまで歩けばそんな店があるかの土地勘もないのでしょーがない、ホテルのレストランで食べましょ。何と日本食レストランもありましたが、どうせ明日の夕食はどう考えても日本食(at 自宅)なのでパスすることとしてメインバンケットへ。



まずは生ビールをピッチャーでいただきましょうっと。

おしんこどんは「パイナップル台にてんこ盛りのドライカレー」、Takemaは「ココナツミルク入りレッドカレー(with Rice)」と、なぜか2人ともカレー系をオーダー。このほかサラダも頼みましたが、ドライカレーは見るからにボリューム満点ですからね、おしんこどんは食べ終わって部屋に戻ったあといきなりバタンキューでありました。「お腹がいっぱいで苦しかった」とは本人の弁であります。Takemaは結構余裕でした。だって右上画像にマウスオンしてもらえるとわかりますがご飯が少なかったんだもん。「少食系男子」であるTakemaにとっては適量だったんです。

翌朝は4:30に送迎バスを予約してあったのでTakemaは3:30に起床してシャワー、続いておしんこどんも浴びた上で最終の荷物整理を終え、4:15にレセプション階に降りたわけです。しかしチェックイン時にリクエストしておいたはずの「4:00にMC(モーニングコール)」は全く鳴りませんでした。機械のセット忘れかなとも思っていたんですが、レセプションに来た瞬間「うーんこれは人為的ミスかもしれんぞ」と。というのも‥

いやいいんですよ、これこそタイの時間の流れというべきなんでしょうからね(笑)。でもわれわれがMCで起きようとしていたら‥いや、われわえはそもそもMCを信用していませんからね(マイアラームを2人ともセットしてます)。みなさまも「ダブルガード」はお忘れなく(この宿に限らず)。

レセプションのお2人に「おはようございます!」と声をかけると、2人とも飛び起きました(いや正しくは「あまりにも熟睡していたらしく1度目の声かけでは反応なし、2度目にそこそこ大きな声で「HELLO!」と声をかけたら2人ともがばっと起きたというのが真実です)。

でも起きてしまえば(寝起きでも)やるべきことはやってくれます(そりゃそうだ)。あとから来たもうお一人のお客(女性)はこの経緯も知りませんから「しっかりしたホテルだな」と感じたかも知れませんが、真実はこんなところです(笑)。

予約定時=4:30に送迎ワゴンは出発し(ちなみにドライバーはレセプション両氏とは別人)、たった10分で空港の出発コンコースへ。で、さっさとチェックインをして(ちなみに出発前に座席の予約もしてありましたんで荷物を預けるだけでしたが)搭乗ゲートへ‥行っても意味ないです。ただ2時間ゲート手前の椅子に座っていて何になる?そう、実はさっき出てきた宿にはさらにオプションをつけていたのです。それは‥

いわゆる「ビジネスクラス客用のラウンジを利用できる」チケットを発行してもらっていたというわけなのです(ホテルのレストランもまだオープンしていない時間の出発ですからね)。

しかしこれまで「エコノミーこそ人生だ」と勝手に思いこんできたTakemaとすれば、「せいぜい滞在1時間とはいえ、ちょっとでもリッチなエグゼクティブ気分を味わえるとすればとことんタンノーしたい!」と考えてしまうのです。たとえそれがビンボー根性と言われてもいや全然構いませんが、何というかその根源には人間の本能的な部分=弱肉強食というか優勝劣敗を最終的に支配するDNAだか何だかがあるんじゃないんでしょうか?

というわけで意味もわからぬまま「本能のおもむくままに」ラウンジへ。しかし「そのチケットが使えるのはここじゃないよあっちだよ」と恥をかいた似非エグゼクティブ人間だったことはここでは伏せておくことにしましょう。やっぱりエラソな四字熟語を多用しても背伸びできませんね。

ラウンジに他のお客さんはなし。だってまだ早朝5:00だもんね。というわけで食べ物取りホーダイ(やっぱり貧乏根性丸出し)。



もちろんビールも飲んじゃってます。ネットも使い放題だし。でも慣れないことをしていると時間は瞬く間に過ぎていくのであります。

さてそんなわけで、「慣れ親しんだエコノミー席に座って」帰ってきたというわけです。UAはアルコールが有料ですが、かえって気兼ねなくオーダーできるのでこれはこれでまぁいいかなという気にもなりましたっけ。

今回の旅行では結局11の温泉を巡ってきましたが、北東タイにはまだまだ温泉があるんですよね。またそのうち機会を見つけて訪問してみたいと思います。今度は携帯湯船を持参‥しようかな?(笑)。



【おまけ】

帰国後、知らないうちにおしんこどんがこんな写真を撮っていたようです。おしんこどん、これからは荷物のコンパクト&軽量化を心がけましょうね(笑)。

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