2009 タイ北部湯めぐり(1) メニューページ
タイ北部はひそかなる温泉天国?
(2009年3月18日−27日)
ひょんなことからタイに行ってまいりました。もちろんこれまでもタイは何度か訪問しているのでしたが、今回はちょっと趣向を変えて「湯めぐり」というテーマをかかげ、熱帯の、しかもその中でもよせばいいのに一番暑いこの時期(3月−5月は「暑季」なんです)に温泉タオルを手にしながらの旅行となりました。湯めぐりなのに日に焼けるという不思議な状況の下、楽しんできた様子をご覧下さいませ。なお、「最近はどこに行くのにも温泉を絡めてるのね」というあまりにもストレートなツッコミはおやめ下さい(笑)。前回の南部アフリカでは温泉行脚はなかったですからね(いいわけ)。
今回のタイ旅行に至ったいきさつ&いざ出発!メーホンソン到着まで
2008年の大晦日に「酔った勢いで」バンコク往復のチケットを予約してしまったのがこの旅のきっかけでした(笑)。で、温泉巡りもいいかなーということでタイ北部を巡ることに決定。しかし‥本当に飛んでくれるのかメーホンソンへの飛行機は?
Fern Resortは確かに「Hide-Away」系リゾートかも
出発の2日前くらいにネットで予約したのがメーホンソン市内から8kmくらい離れた山里にある「Fern Resort」。いやー、これまでタイで宿泊した宿の中でここは1番でしたね。何にもないけれど「田舎の休日」をたっぷり楽しめます。
まずは「定番」?首長族の村を訪問
「首長族」。この名前を聞いたことのある人も多いと思いますが、彼ら部族の背景にある状況を考えると一概に「すごーい」とただ見とれているわけにはいかないのです。しかし少しでも彼らの生活の足しになるのならというわけでボートでいってきました。お嬢ちゃん、あなたはいい商売人になるかもよ?(笑)。
タム・プラーで聖なるお魚さんに餌やり
ここに棲む青みを帯びたお魚さんたちは「聖なる存在」であるらしく、お魚さん達に備える撒き餌、いや違った「お供物」までが売られているほどです。しかしその供物に群がる皆さんはどうもあまり「聖魚」にふさわしい行動じゃなかったような(笑)。ついでにバナナについてのうんちくを少しね。
マッドスパ温泉にてタイの初湯を体験
さてマッドスパ温泉とは英名でありまして「マッドスパ温泉=モークチャムペー温泉(別名プーコーロン温泉)」というようにいくつもの呼び名を持つこちらの温泉にてまずは初湯。しっかり硫黄臭のする素性正しいお湯でありましたが、源泉が66℃ですから加水せずには入れません。そのあとおしんこどんはフェイスケアにチャレンジ。
バーン・ノーンヘーン温泉にいざ!(その1)
かなりマイナー系の湯だというバーン・ノーンヘーン温泉は、メーホンソンからだとかなりの距離があり「小排気量バイクのタンデム」にしなくて良かったです。到着してみると周囲に人家もほとんどない山の中にコンコンと湧き出す含硫黄系の源泉地帯。ここがタイだとは思えない不思議な場所でありました。
バーン・ノーンヘーン温泉にいざ!(その2)
熱湯源泉を目の前にしてわれわれが取り出したのは先ほど購入したばかりの卵。しかしゆで卵作成作業はドライバーのアッさんにお任せし、われわれが向かったのは「野湯」!しかしその現実は甘くはありませんでした。ま、ちょっと変わった「採集作業」も見学できたから良かったかな。
「タイ日本友好記念館」訪問
さて、メーホンソンから南に50kmほど行ったところにある田舎町クンユアムには、第二次世界大戦にまつわる博物館があります。熾烈を極めたビルマ戦線とここクンユアムにはいったいどんな関係があるのでしょう?悲しくも、しかし正視しなければならない現実がそこにあります。
バーン・パーボン(グ)温泉は‥ちょっと消化不良?(笑)。
温泉公園?の敷地内には広大な温泉池が広がっています。しかも2つあるうちの1つは白濁!うおおおーっっとコーフンしましたが、何と「あるはずの個室風呂」は閉店休業中!やむなく足湯でお茶を濁しましたが、この日訪問した2湯は結局どちらも足湯だけだったのね(残念無念)。
メーホーソン市内で夕食に至るまで
というわけでメーホンソン市内に戻ってきました。翌日のバスチケットも何とか入手し、夕ご飯は市内で食べることにしたのですが、せっかくなのでお魚に功徳を施し(餌やりね)、よくわからなかったけれど楽しそうなパレードを見物した上で生ビールの夕食となりました。
パイへ移動後、レンタルバイク&源泉かけ流し貸し切り湯!
ミニバスで快適にパイへ移動したあとは、「出でよCB400スーパーフォア!」。そうこれから数日はこのバイクがわれわれの足となります。でもって、この日の宿へ。うふふふ、この宿には「源泉かけ流し」の温泉施設が沢山あるんです!ちなみに夕食は10km離れたパイの町まで食べに行かされるおまけ付きでした(苦笑)。
ひたすら続くワインディングを越えてポーンドゥアット温泉へ(1)
いよいよ山越えのバイクツーリング&温泉です!しかしこれがまた片道60kmの全線山道タンデム!しかも大型バイクに慣れきった身には400ccがあまりに非力!公園入口で謎の料金を支払い、しばし歩いて行った先には、「ここは本当に鯛なのか、東北の玉川温泉じゃないのか?]と思うほどにゴーカイな熱湯自噴泉が。
ポーンドゥアット温泉(2)、野湯は楽しうふふのフ。
流れ下る源泉を辿ってみると集湯施設へ。しかしこれで全ての湯が吸われてしまうわけでもなく、さらに下った先には極上の三段野湯が!これだけでもタイに来る価値あり!すぐ前には有料入浴施設の建物もありますが、あっちに入っている人もこっちに遊びに来ます。でも熱いからすぐ帰りますが(笑)。
さて再びパイへと戻ります。おっと夕飯、えーまた「外食」なんですか!
帰りはバイクにも慣れたのか結構いい感じでワインディングをパスした気がします。ということはリアシートのおしんこどんは‥聞かないことにしましょう(笑)。さて宿に戻って貸し切り湯上がりにビールをプシュ。悦楽の時を過ごしたあとは‥え、またも「レストラン営業休止」?うそだろー。
いざムアンパーン(Muang Pang)温泉へ(1)。ただしその前に寄り道ばかり
野湯とおぼしきムアンパーン温泉へは宿から30数kmと昨日に比べればお手軽です。しかし宿から約300mでいきなり大休憩(笑)。そのあとも小国寡民的平和な農村を眺め、最近整備された看板をもとにして源泉地帯にたどり着きます!
ムアンパーン(Muang Pang)温泉(2)はゴーカイ、でも熱すぎ(笑)。
硫黄臭漂う自噴源泉はだーれもいない静かな場所にこんこんと「熱湯」を湧き出させています。となると源泉ならぬ「入浴望」がフツフツと湧き上がってくるわけなんですが‥うーむ、ここは再リベンジ必須ですね。しかも「重装備」にて(笑)。
お昼ご飯のあと、川湯の露天風呂が気持ちいいターパイ(Tha Pai)温泉へ
結構アタリのランチを食べたあと、実は宿から至近にあるターパイ温泉へ。こ、ここの温泉はフツーの観光でも来る価値あり?(脱衣場あり)。なお湯量は劇的に豊富、川湯船も深いしこれはイイ!おすすめですわ。
ターパイの源泉見学後、パイ最後の夜をまったり‥し、しかしっ!
上流にある源泉地帯では、80℃を超える湯が静かに湧き出しておりました。パイ最後の夜は宿のレストランで夕食を食べ、ロビーで無線LANによるネット接続も楽しんでいたわけですが‥突然のアクシデントがっ!
いよいよチェンダオへ移動、「ねぎタイ」はなかなか快適(嬉)
最後のゾウさん出勤を見学したあとはパイのバスターミナルへ。出発までに時間があったのでフルーツシェイクを飲んだわけですが(以下略)。ねぎタイ送迎車に乗り換えて1h、お宿はなかなかいい感じ。
到着したその日のうちにいきなり土管湯、バーンヤーンポーン温泉訪問(嬉)!
ねぎタイの管理人であるラーさんのご厚意により、何と「是非ともここには行きたい」と考えていた湯に連れて行ってもらえました!土管湯船は増殖に増殖を重ねて今や7つ!設置者の方々に感謝するばかりであります。ややヌルすべ感のある湯を堪能いたしました。
ポーンアーン温泉への道のり
さて翌日はチェンダオより北に位置するポーンアーン温泉(Pong Arng Hot Spring)へ。113ccのスクーターにタンデムで走り出し、途中お寺に寄りまして世間話(笑)。温泉の入場料はなぜかまたディスカウントされたB50/人。
ポーンアーン温泉の露天風呂を完全貸切で満喫!
いやー、ここの露天風呂は何とも素晴らしい!だーれもおらず湯っくりいたしました。ただしちょっと浴槽内が滑りやすいので注意しないとコケます(笑)。
うわーこんなところで「パンク」。
温泉からの帰り道、カイチョーにバイクを走らせます。長い直線の上り坂にはローギアでじわりじわりと進む大型トラックが。すいすいのすいっと抜き始めたところで後輪に違和感。こ、これはパンクだー!不幸中の幸いで激近バイクショップへ。そのあとクイティアオ屋さんでお昼ご飯。
チェンダオ洞窟は超強力天然エアコンですずしー!
この地域最大の観光地?であるチェンダオ洞窟へ。B20を支払って中に入ると、そこはタイとは思えない涼気というか冷気が!(でも快適)。で、表に出てみたらうわー雨じゃないのさ!雨が止むのを待って宿に戻り、夕ご飯は外食といたしました。
チェンマイ近郊、ルンアルン温泉で一浴
この日はバンコクまで戻るのですが、チェンマイの近郊にはこれまたいい温泉施設があるということで立ち寄らないわけにはいきません(そうなのか?)。というわけでトゥクトゥクをチャーターしてまずは民営のルンアルン温泉へ。
続いてチェンマイ近郊、サンカムペーン温泉へ
上のルンアルン温泉とこのサンカムペーン温泉はほとんど似たような場所に源泉を持っているのですが、一般的にはこちらの方が有名&人気なのかな?こっちの方が大規模ですが、それでもゆっくり個室入浴が楽しめます。
そんなわけで帰国の途へ
おまけみたいなページです。やはりトランジットホテルに多くを求めてはいけませんね。早朝の空港ではちょっといい思いをしましたが、やっぱり根っからエコノミーなTakemaです。