− 2009 タイ北部湯めぐり(3) Fern Resortは確かに「Hide-Away」系リゾートかも −



目の前に広がるライスフィールド(要は田んぼね)、そしてよくメンテされた用水路を流れる水のせせらぎが素晴らしい‥

「Fern Resort」。Fernとは植物のシダのことですから、あえて意訳するならば「シダの生えるところにある隠れ家ホテル」とでもいうのでしょうか(全然風情がないですね)。この宿をネットで見つけたときは思わず「よっしゃここだ」と直感しました。今回の旅行の宿は「どこにでもありそうな町中」より「町から離れていても静かで一風変わった(何か輝くものがある)田舎の宿」がいいと思っていましたし、またヒコーキ代が浮いた分、宿代はケチらずいい感じの宿に泊まろうと思っていたのです。ちなみにこんな性格ですからバンコクでもカオサンに泊まろうとしたことは一度もありません。今後も泊まりたいと思わないはずです(あくまでTakemaの主観ですので念のため)。

今回、空港近くの宿を除いてはみな町から離れた宿に泊まりましたが、雰囲気という点ではここが一番よかったような気がします。またきちんと高級っぽさを失っていない(設備の点も含めて)というのが、この次に泊まった宿と比べればだいぶ違うかなという気がします(笑)。実はこの次の宿の方が高かったんですけれどね(笑)。ちなみに宿泊費は2人*2泊(しかもSuite Room)で総額3500B(朝食含む)でしたから、1泊1人あたり2600円くらいというところですか(この旅行での空港での両替レートは1B=3円弱でしたので)。うーむさすがタイ。ちなみにこの宿のウェブサイトはこちら。サイト上の公式宿泊料金を見ると1泊3500B(Suite)とありますが、タイ国内の旅行社サイト経由で予約したら半額だったというわけですね。

ではでは、こちらの宿の雰囲気を見ていただきましょう。

こちらがメインレセプション。ウェルカムドリンクもちゃんと出てきます。ただしこの両画像は駐車場側からのものではなく横側の入口から撮影したものなので、駐車場から来る場合(正面側)はちょっと雰囲気が違いますので念のため。

ここでチェックインをして、もちろん「リゾートですから」われわれがバックパックを背負ってバンガローまで運ぶ必要はありません(笑)、ちゃーんと先にポーターさんが運んでくれます。でも多くのお客さんはやはりスーツケースでの旅行でした(苦笑)。ちなみに「Suite」の部屋はあとから作ったのか、レセプションやレストランから結構遠い位置にありますが、それを不便と考えるか、それとも「のんびり歩くのもいいな」と考えるかはその人次第ですね。

左上画像のような石畳を歩いて行くわけですが、実はこの歩道の左側には用水路が造られており、常に沢水が流されています。そしてそれぞれ独立して建てられているバンガローがその用水路に沿って並んでいるというわけです。だから(この区画は)テラスやバルコニーの正面に別のバンガローがあって‥というような無粋さとは無縁です(全ての部屋がそうだというわけではありません)。

ちなみに今回訪問したときはこのメーホンソン地方に干魃の注意報(警報?)が発令されていたようでしたが、やはり山から流れてくる沢の水は豊富なのでしょうね。ちなみに用水の水は濁っていません。まるで日本の農村風景(しかも区画整理がなされていない昔ながらの雰囲気)を見るようです。それは、次の動画を見てもらえばますます感じてもらえるかも知れません(笑)。



「こんなところに鹿(しし)おどし!」

いやー、いいじゃありませんか。敷地内の各所にこんな鹿おどしが設置されています。これはもちろん水の豊富さを物語っているわけですが、おそらく場内を流れる水の量は年間を通して一定でしょう(取水量を調整するでしょうから)。

Wmv形式、521KB、12秒


部屋のすぐ前にあるバナナの木には、たわわに実った果実が「ボクたちもうすぐだよー」という感じでぶら下がっておりました。この道沿いもきちんと草刈りの手が入っていますし、これだけバンガローの周囲に水がたっぷりあると蚊が‥という危惧もあると思いますが、それほどでもありませんでした(池のようなところにはメダカらしき小魚が泳いでいましたから幼虫=ボウフラを結構捕食しているんでしょうね)。

さて続いてバンガローの外観を見てみると‥

あーしまったバンガローの全景画像がありませんでした(笑)。というか、木々に囲まれているのがこの各バンガローの特徴なのですからそもそも全景画像は撮れないんです。ちなみに左上画像を見るととってもチープな竹編みの壁+葉を編んだ屋根のように見えますが、実はこれはあくまで外観だけのものであり、この内側にはしっかりした屋根と土台があります。

その左上画像にマウスオンしてみるとわかりますが、天井も壁もしっかり構築されていますし、またチーク材の床は飛んだり跳ねたりしても一切ギシギシいわないしっかりしたものです(外から見てみたら土台はコンクリートで立ち上げられていました)。

バンガローの真向かい、一段上がった部分にはテーブルがしつらえられており、場所柄ここはわれわれ専用のくつろぎスペース?(ただし宿泊客であれば誰でも使える共有エリアですが)。ちなみにこのテーブルは自分たちのバンガローからみるとこんな感じです(右上画像マウスオン)。

ちなみに笹の葉のように見えるのは野生のジンジャー(生姜)。花の香りがまたとてもいいんですね。部屋にも花が生けてありましたが、部屋全体にうっすらと気品ある香りが漂っておりました。

レストランへは先ほどのメインレセプションを通って行くわけですが、この途中の風情もかなりいい雰囲気です。ちなみに右上画像のプールにはわれわれ2人とも全然興味がなく?3日目の朝、チェックアウト直前に写真を撮りに行きました(笑)。

それにしてもこのリゾートはごく普通の農村風景をそのまま宿として生かした感じで、気取るところもなく、でもその一方でゆっくりとしたタイの田舎タイムを味わうこともできましたんでかなりのおすすめ宿といえるでしょう。公式サイトにあった「Hide Away」という言葉はうそ偽りではないと実感。2泊しましたがかなりゆったりと過ごすことが出来ましたっけ。

さて「Fern Resort」のへなちょこ案内はこれくらいにしておいて、そろそろお昼ご飯にいたしましょう。実はこれがタイ到着後最初の正式ご飯なんですから!(チェンマイ行きヒコーキ内での軽食は除く)。

となれば、まずはビアシン&ビアチャンの出番です。ビアリーオ(Beer Leo=レオとは発音しないんですねー今回初めて知った)はTakemaの味覚的にはイマイチなので頼む気もありませんでしたが、そもそもメニューのラインアップにありませんでしたっけ(汗)。

そうこうしているうちにお昼ご飯が到着。実はこのページを作る直前までマエダンゴさん(Takemaオフキャンプにもお越し下さってます)のサイトのメインコンテンツ「テラめし倶楽部」を拝見していたもので、かの山盛りご飯を見慣れた眼で見てしまうとこの量は何とも貧弱(大笑、しかもこれで2人分だし)。でもわれわれにはこれで十分なのでありました。あえて対抗するように表現すれば、われわれは「キロめし夫婦」なのですから‥。

ちなみにおしんこどんはグリーンカレー(右上画像)を注文。辛さは抑えめだったみたいですが(以前タイの別の場所で食べたGカレーは死ぬほど辛かった)、それでもそこそこ苦労していたようでした。あ、ちなみにわたしは食事に関しては助け船を出しませんので‥(出せないんです。それでも体重が増えてくるのはなぜ?)。

ところでこの宿にも犬が何頭か飼われていたようですが、真っ昼間はやはり気温が高いからなのかみんなぐーたらモードになっておりました。ま、タイやマレーシアを旅行したことのある人ならおわかりかと思いますが「寝ている犬を踏まないように」気をつけなければいけません。

左上画像の彼はかなり大型犬で、ちゃんと起きているからOKなんですが、問題は中央画像のような場合です。町中の道でこんなふうに寝ていることもしばしばあるので、うっかり蹴飛ばしたり足を踏んだりしたら‥たぶんいきなり獰猛になるのでしょうね(苦笑)。そして右上画像に至ってはもう「お犬様の悦楽」としか表現しようがありません。衛生観念云々で、日本だったら決して許されない状況だろうと思いますがここはタイ、全く問題なしです。でも何で日の当たる場所でくつろいでるの?(暑いだろうに)。

さて書きそびれましたが、実はチェックインの時に宿の方と相談した結果、今日(午後)と明日は車をチャーターすることにしていたんです。そんなわけで13:00、いよいよ本日午後のアクティビティがスタートします!
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