− 2009 タイ北部湯めぐり(21) ポーンアーン温泉への道のり −
朝方は比較的涼しくて快適です。右上画像のパパイヤ幼木、苗として日本まで持ち帰りたい衝動に駆られましたがガマン我慢(笑)。
翌朝は目覚めもスッキーリ。というわけでまずは庭のお散歩とまいりましょ。どこまでが庭なんだかよくわからない気もしましたが(笑)、ちょうど花の時期なのか真っ赤なアマリリスの花がたくさん咲いていて目を楽しませてくれました(画像はないけど)。
朝ごはん(お粥、パパイヤ、コーヒー。われわれにはちょうどいい量です)をいただいたあとにしたこと、それは「インターネット接続」。例のWBCの結果を知りたかったからですが‥うわー何と延長戦の末日本が勝っちゃったではないですか!しかもイチローのタイムリー決勝打という、これ以上ない劇的な勝ち方だったわけですね。こりゃ昨日は日本中お祭り騒ぎだったに違いあるまいと思いつつ今度は拙サイトの掲示板を見てみると次のような書き込みが。
げ、ゲゲゲの鬼太郎、ビビビのネズミ男!アクシデントって何?もしかして‥というわけで調べてみると‥
ありゃまーパイロット死亡だって‥(合掌)。右上画像ではイチローがスーツ姿でインタビュー受けてます。
さてそんなわけで(脈絡ないけど)本日もまた頑張ってまいりマショーの巻なのであります。
本日の予定はといえば、午前中はR1178を北上してポーンアーン温泉(Pong Arng Hot Spring)を目指し、午後は暑気を避けてチェンダオ洞窟にもぐってしまおうかという計画です。さてしかし本日はラーさん車にご登場願うわけではありません。あらかじめ確認していたところによると、ここねぎタイにはレンタル用のバイクが一台あるとのことですので、そちらをお借りすることにしていました。さてそのバイクはというと‥
そうなんですよ、最後にスクーターに乗ったのはたぶんTakemaがまだ20代だった頃なんですよね。しかもその時の記憶といえば、「ニーグリップできないし、60km出すとハンドリングがふにゃふにゃでコワーイ!」というものでしたから、結構不安があったんですね。でもこのバイク以外に移動手段はありませんから、頑張って行くしかないのであります。というわけでそろりそろりとタンデムで走り出してみると‥
いやー、スピードを出してもハンドリングは安定していて何の問題もありません!乗る前のビビリは杞憂に終わりました。しかもキビキビと加速するし、これならTakemaの通勤用バイクにはちょうどいい?(笑)。でもスピードメーターの精度はイマイチのようで、右上画像を見ると何と80kmも出しているように写っていますが、この時、断じてそんなスピードは出ていなかったはずです!普段からバイクに乗っているTakemaなのですから体感速度は身体で覚えています。実際速度の2割増しに近い表示というあたりでしょう。
というようにタイプしたところで「同じように感じた人はいないのか」と思ってネット検索したところ、やっぱりおられました。「タイバイクのスピードメーターはハッピーメーター」だということを、ナビを使って実証実験なさっています。そのページはこちらですが、やはり「2割増し」という結果が出たようです。Takema、なかなかやるじゃないか(笑)。
そんなこんなで田舎道を走っていきます。路面状況は大変良好で(このあと痛い思いをすることとはつゆ知らず=後述ね)、交通量も左上画像のような感じですからいやー快適快適、これなら温泉までもすぐ着いちゃうなと思っていたら、左前方に大きな仏塔=お寺が見えたので、たまには観光でもしましょうかというわけで立ち寄ることにいたしました。
乗り入れちゃいかんのかもしれないので門の手前にバイクを止めました(控えめな行動でしょ)。実際は何の問題もなし。
坂を上がっていくと、ちょうど社務所(神社じゃないんだからこの云い方は変ですが)みたいなところに座っていたお坊さんに「まぁまぁ、こっちに来て座りなさい」と身振りで招かれ、言われるがままに座ると、寺男のような方がわざわざコップに水を入れて持ってきてくれました。で、いざコミュニケーションとなるわけですが、こちらも特に目的なしで入ってきたわけだし、お坊さんはお坊さんで何でTakema夫婦がいきなりやってきたのか全くわかっていないので、お互いにちょっと「うーんどうしたらいいだろ」的な雰囲気が(笑)。
ただ幸いなことに若い方のお坊さんが英語を話せたので、「ポーンアーン温泉に行く途中に立ち寄ったんです」と申し上げると、「あーなるほどね。温泉まではここからあと7kmほどだよ」と教えて下さいました。あとはTakemaの仕事の話とかどんな旅程なのかとか、いわゆる旅行者系の世間話をしばしという感じでした。特に観光客が訪れるお寺ではないので、これはこれで楽しかったです。
このあと本殿をぐるり。おしんこどんが履いているのはパイの夜市で買ったパンツ。かなりお気に入りの様子。
境内にはマンゴーの木がたわわに実を付けておりました。うちにも鉢植えはあるんですが、実を成らせるのは‥無理かなー。
お寺を辞したあとは、いざポーンアーン温泉へ一直線!ちなみにごく最近建てられたとおぼしき英語標識が要所要所に設置されているので、R1178を北上する限り道に迷うことはありません。
こんなに立派な看板が設置されていますからね(3画像ともマウスオンで拡大します)。
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というわけで、ほどなく温泉公園入口に到着です。どうみても暇そうにしていた受付嬢(しかも2人)に入場料を聞くと、B100/人だと思っていたのになぜかそのまた半額のB50/人だというのでこれまたびっくり。というわけでゲートを通って駐車場に入ってみたら、うわー車もバイクも1台も停まってない!この時点で「ここの温泉は見事に貸切利用できるゾ」と確信した次第です(うわーい)。
園内を進んでいくと、ここの温泉に関する学術的説明看板がありました。全てタイ語で記載されているので全く読めないのではありますが、その下に描かれた絵を見ればどのような素性の温泉なのかはわかります(右上画像マウスオン)。断層からしみ込んだ地下水が地下で熱せられて地上に湧き出るということのようですね。日本国内の有名どころでいえば確か有馬温泉がそんな感じじゃなかったでしたっけ(行ったことはないんですが)。
さてそれではいざ温泉に‥と思ったところでトカゲくんがひなたぼっこだか休憩だかをしていたのでちょっと接写。逃げないねー。
それにしても尾の立派さには驚くばかりです。えーっと人間の「尾てい骨」って‥(ついついこのへんかなと触ってみる)。
というわけでいよいよ源泉地帯へと進んでいくのですが、ここの源泉はこれまでのいくつかの野湯のように荒々しい湧出をしているわけではありません。静かに、でもかなりの量の湯を湧出させているのであります。
だって、こんな静かな公園の池が「実は源泉地帯」だって信じられます?
では源泉及び入浴場所の詳細については次ページでご紹介いたしましょ。ここの露天風呂、なかなかいいんでありますよ。
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