- 2011年末NZその25 NZ最後の夜はおしゃれ系B&Bでまったり、そして一気に帰国ぅ!-



2011年最後の太陽が西に下がっていきます。テーブル上には当然ですがSpeightsビールの缶が(笑)。

この日のお宿はデュバウシェル(Duvauchelle)の近くにあるB&B「The Olive Grove」。今回のNZ滞在中最後の宿泊となったわけなのですが、今回の旅行でどの宿にするかで一番悩んだのがこの日の宿泊だったのです。気がついてみればこの旅行では「最初と最後だけがB&B泊」となりましたが、このお宿は「Luxury」を謳うだけあって下手なホテルよりもはるかにいいっ!(ま、そのぶんお値段もお高めですが)。



部屋は全5部屋、うち2部屋がバルコニー付きのスイート系。なお翌朝撮影した画像もごちゃ混ぜに載せています。



おしんこどんいわく「うちもこんな感じにしたかったーっ!」。うーむもはや手遅れなので諦めて下さい(笑)。



寝室はさして広くはありませんが狭くもなし(そのぶんベランダが激広)。バスタブのお風呂ですが別にシャワー設備もあり。



左上画像の奥に見えているのはオリーブ畑。建物外に広々としたデッキテラスもあって、天気が良ければ快適そのもの!

そんなわけで宿に到着したのは18:30過ぎでありました。宿の方が「夕食はどうなさいますか?先に到着したお客さんのレストランを今予約するところですのでもしよろしければご一緒に?」と声をかけて下さいましたが、最後の夜ですから少しのんびりとバルコニーで過ごすことにしました。いや、手持ちの食べ物を今晩中に全部消費しなければならないという事情があったことも真実一路ではありましたが(笑)。



そんなわけで「余っているアルコール飲料」の消費から始めました(笑)。ワイナリーで買ったワインもこれが最後の1本。

アシュバートンのスーパーで買い込んだハムとチーズ、そしてパンとフルーツという夕食は質素ではありますが、アカロア湾を眼下に眺めながらの食事は美味しいっ!美味しいというのはただ味覚的だけではなく、その場の雰囲気全てが関係してくるものだとあらためて実感した次第です(あ、もちろんビールとワインがあったことも重要なファクターです(笑))。

夕食後、庭のデッキでスモーキングがてらのんびりとしていたら、庭の端っこの方に何やら動くもの発見。というわけでズームしてみたら‥



ワーホリ滞在時にも感じたことですが、ここバンクス半島には本当にウサギが多いんです。「いや、NZではどこでも多いよ!」と突っ込まれてしまえばそれまでですが、たとえばピジョンベイに下る未舗装のミドルロードなどは、夜にはそれこそウサギ王国になってましたからね。たぶん牧場と樹林帯とが混在している山あいの地形であることがこのウサギ王国の要因なのだと思います。それにしてもキミたちはもちろん外来生物とはいえ、完全草食性だからこそ天敵=害獣扱いされなくてヨカッタねぇ。

このあとはちょっとだけお散歩してみることにしました。とはいえ宿から見えていたオリーブ畑までなのですけれど(笑)。

1994年に植えられたというオリーブの木々はまだ比較的若く、これからもっと幹も太くなるものと思われます。ちなみに翌朝ご主人に聞いてみたところ、実は数年前にこのオリーブ畑ごと前オーナーから買い取り、2004年にB&Bの営業を始めたのだとか(さっき確認してみたら、現在の宿泊施設もそれに合わせて全面的に改築されたようです)。もっとも最初の入植は1915年ということのようでもうすぐ100年なのね。

ん?あ?右上画像のおしんこどん、何か頭の上に載せていないかって?ハイハイおっしゃるとおりです。実はこのあたりでかなりの数の野鳥がさえずっているのを見て、「よし、それならわたしはここから動かずに木になりきるからね、それでもって頭の上に(ティッシュを載せた上で)クッキーを載せて、鳥たちが食べに来るまで頑張ってみる!」ということでありました(右上画像マウスオンで別画像に変わります。なお元画像も含めてかなり遠距離からズームで撮影しています)。

え、結果はって?わざわざ申し上げなくてもおわかりでしょう(笑)。



そんなわけで宿に戻ってきました。テラスの椅子にもたれて意気消沈するおしんこどん(うそですただの休憩中)。

このあと部屋に戻ってテラスでのんびりしていたら、意気消沈するおしんこどんを慰めようとしたのか(だからうそですって)、正面の牧草地の彼方からなぜだかウシくんたちが群れをなしてやって来ました。



そんなわけで元気百倍になったおしんこどんでありました(しつこいけれどずっと元気だったんだって)。

それにしてもなぜか一気にわらわらと建物目指してやって来て、気がつけば三々五々ばらばらに散っていった彼らウシ一族の目的はいったい何だったんだろう?いまだに謎であります(笑)。あ、そうこうしているうちに気がつけば2011年最後の太陽が沈む時間となりました。



さようなら2011年の太陽。来年はNZも日本もとてもいい年になりますようによろしくお願いします。



あーあ、行っちゃった。最後の夕焼けを眺めたところでそろそろ寝ましょうかね(はやっ!)。

明けて翌朝。ピリっとした新春の寒気に新たな年の幕開けを感じることもなく(こっちは夏ですからね)、また初日の出の太陽に心新たな思いを抱くこともなく(こちらの宿は斜面の西側に位置しているので日の出を拝むことは不可能)、それでも新年最初の朝は爽やかにやってきました。あーあ、今日でNZ滞在もおしまいかぁという一抹の淋しさとともに(笑)。

まずは朝ごはん。こちらの宿では朝食も自慢ということなのだそうですが、実はわれわれのフライト時刻から逆算すると本来の朝食タイムよりも早い時間に食べ終わっておかないといけないようだったので「Full Breakfast」は断念せざるを得ませんでした(残念)。でもオーナー夫妻のホスピタリティは十分に伝わってきました。このページをタイプしながら某旅行口コミサイトでこちらの宿を調べてみましたがやはり上位にランクインしていました。宜なるかな。念のため申し上げますが上の画像は「簡略系朝ごはん」ですから誤解のないように。

さていよいよ出発です。でもその前にね、やっぱりおしんこどんのみならずTakemaだって気になるのですよ。それは‥

このお宿に限らずこの界隈(Robinsons Bay area)ではオリーブの栽培が盛んらしく(知りませんでしたが)、南半球でも最南部に位置する栽培エリア、そして肥沃な土壌や晴天率の高さなどから高品質のオリーブが収穫できるようなのです。そんなわけで、併設のオリーブオイル関係売店を開けてもらうことにしました。

ドアから中にはいるとそこにはオリーブオイルが詰められた瓶が並んでいました。いくつかの種類をテイスティングさせていただき(パンに付けて味わうんですね、初めて知りました)、もちろん気に入ったオイルもあったんですが‥


(今考えれば「ペットボトルに移し替える」という作戦もあったよなぁと思いますが‥。)

というわけで、オリーブオイルそのものではなくその加工製品を購入した次第です。乾燥肌になりやすいTakemaには塗り塗り系とかね。

そんなわけでラストランのスタートです。まずはヒルトップの峠まで上がり、そこからリトルリバー方面へと一気に下っていきます。前にも書いたようにこの区間はNZでもなかなかのワインディング路だと思うのですが、これまでにいったい何十回往復したのでしょう。

ワーホリ中にはFirewoodを満載してトラックを運転し(Ronさんに「とにかくゆっくりが大切だぞ、カーブでスピードが出ていると曲がれないし下手すればタイヤがバーストするぞ」と警告されましたが、そもそも恐くてスピードなど出せませんでした。だって直進路でさえ真っ直ぐ走れないほどの過積載でしたから)、クライストチャーチ市内のガソリンスタンドに何度も何度も搬入したっけ。

でも同じワーホリ中でも休みをもらって旅行に出かける時には「よぉっし、このワインディングを抜けた先にはたくさんの新しい世界が待っているはずだ」と元気溌剌。反対に峠を越えて戻ってきた時は「ただいまー」の感覚でした。

1994にレンタカーで回った時こそこの峠道には来ませんでしたが(旅行記未公開)、1999年にはBMWのバイクで同じ道を快適ツーリング、おしんこどんと結婚した2000年にはNZ到着初日にご挨拶に伺い、そして今回‥。毎回様々な思いを胸にこの峠道を越えてきたんですね。そしてたぶん次回もCさんご夫妻を訪ねに‥。

自分にとってここバンクス半島が大きな意味合いを持つ存在であることを、今回あらためて実感しました。だからまた来ます。必ず来ます。何年先になるかはわかりませんがとにかく来ます。だって、この坂道こそ「自分があの日それぞれに戻ることの出来る原点」なのですから。
「そんなわけで下り道」

何の変哲もない坂道も、思い入れがあるといろいろと‥。

そんなわけで坂道を下り終えるとCooptownの並木道を通り抜け、もうここからは直線の多い普通のNZ国道です。そのままどんどんと走り抜け、クライストチャーチ市内には向かわず一気に空港方面へ。2012/1現在クライストチャーチ市内中心部はまだ閉鎖されていましたし、そもそもこの日は元旦ということもあり復活したモールなどもさすがにお休みでしょう。いやそもそも朝9:30過ぎのこの時間にはまだオープンしていないでしょうしということであれば‥

というわけでクライストチャーチ国際空港に到着です。レンタカー借り出し時の総走行距離は「17077km」でしたから、今回の走行距離は2545kmだと判明。あたりまえながら車もドライバーもそして警察さん絡みも全てノートラブルで済みました。オフィスのカウンターには誰もいなかったので直通電話で確認した上でキーをデポジットボックスに入れておしまい。

ところでたとえば「ガードレール等にかすっちゃった」系の傷を付けた場合などはこれじゃ終われないと思うんですが、そんな場合はどうすればいいんだろう?これまで海外でも推測30,000km以上車を運転してきたTakemaですが、無事故ゆえこのあたりがわからないんですよ。ま、わからないままの方がシアワセなんですが(笑)。

クライストチャーチ空港の出発ロビー界隈は完全に新しくなっていました。出国手続き後搭乗ロビーでのんびりしていたんですが、やっぱり「Smoking Area」の表示はなし。かつてシドニーでも「もうすぐ廃止しますよ喫煙所」と書かれていたし、オセアニアは厳しいなぁ。

と、別に何の期待もしていなかったところで「Viewing Balcolyこちら」の目立たない看板発見。どんな感じだろうと思いつつ進んでいくとそこには‥


(右上画像マウスオンでその室内から撮影した画像に変わります)

そんなわけで再びシンガポールへと戻ったわけです。機材が大きくないこともありほとんど満席ではありましたが、何とわれわれの3人掛けシートには3人目のお客さんが来なかったカリカットコタキナバル!(意味不明でゴメンナサイ)。というわけでかなり快適に過ごすことが出来ました。

シンガポールではさすがにまた温泉ということはしませんでのんびりと空港内滞在です。独身時代も含めこの空港内についてはかなり詳しくなっていたつもりでしたが(空港従業員用食堂にも行ったっけ=旅行者利用もOKなので)、第3ターミナルは新しいこともあって知りませんでした。まさかバードガーデンならぬ「バタフライガーデン」が搭乗ロビーにあるとは!(右上画像マウスオンで、パイナップルの果実に群がるバタフライ画像に変わります)。

チャンギ空港内にはきっちりと喫煙室があるので安心(数は少ないし案外目立たないので初めての人は案内所でマップをもらうのが大吉です)。さてそんなわけで21:30発の羽田行きに乗り込むと‥

ということで、ほぼお客さんが乗り込んだ(シンガポール航空の場合おしぼりが配られるのでわかりやすい)タイミングでTakemaは丸空きの中央4席をそそくさキープっ!おしんこどんは窓際席2席分ですが、それでも機体最後部ゆえ壁際部分が広くてよしよしという感じです(あ、別にTakemaが「より広い中央エリアを断固として要求した」わけではありませんでしたので念のため(笑))。

そんなわけで羽田までの夜行便ではかなーりぐっすりと眠って来ることができました。これならこの日の午後から始まる怒涛の親族新年会も大丈夫でしょう(大丈夫でした)。



以上で2011年末の(ほんの最後だけ2012ですが)NZ旅行記は終了です。温泉やらヘリやら山歩きやらの情報が、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。
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