−2014/3 ボルネオ編 その17 コタキナバルで最後の夕ごはんはやっぱり海鮮で伊勢エビ、アワビっ!−



いつの間にか市内バスも進化しておりました。というか、市内が進化しすぎていてもうどこがどこだかわからない!(笑)。

さてタンジュンアル駅到着後、下車する皆さんの後を追いながら「さぁってこのあとどうやって市内へ移動しよう?」と考えておりました。というのもこの日のお宿は市内中心部なんですが、真向かいはKKの空港、あそこからタクシーに乗ると協定料金で1台RM30なんですよね。で、距離的にはまったく変わらないここタンジュンアル駅からの交通手段が全くわかっていなかったので、「最悪の場合RM30タクシーかな」と思っていたわけなのです。


タンジュンアル駅の外に出てみると「North Borneo Raiway」という看板が。これは蒸気機関車ツアー用のネーミングでありこの鉄道の正式名称ではありません。ちなみにかのツアー、ラグジュアリー系ゆえ往復の料金はRM340(JPY10,000ちょい)/人となかなかのお値段設定。ついでにいえばビューフォートまでも行かずそのはるか手前のパパールでの折り返しです)。

でもそんなのは下車客@地元率ほぼ100%の皆さんにはまったく関係なく(当然)、その皆さんにあわせてずんずん進んでいった先には‥


そうそう、空港でも以前はメインロードまで出たところで(今よりずっと近かった)手を上げてミニバスを止めて市内に入ったんですよ。まぁ今でもやろうと思えば出来るはずですが、何だか意地悪い感じになっちゃっているわけで。

で、定員制というか満漢全席満員での発車となるわけで、荷物は膝の上とかでキープしながらの乗車となります。でも格安なのは間違いないわけですが‥いったいいくらなのだろう?そもそもKK市内のどこに到着するのかもわからないまま乗り込み、そして発車(笑)。

コーストサイドのバスターミナルに到着しお金を払いますが、何と料金はRM1.5(約45円)/人と格安っ!2人で乗ってもタクシーの1/10の料金というわけです。やっぱりミニバス、市民の足だわ。

さてしかし地図で場所を確認してみると、ホテルまでは微妙に距離があるんです。タクシーで移動するほどじゃないけれど歩くには微妙に遠い‥いや遠くもないんですけれど(たぶん20分もあれば着く?)、しかしですね、



これは困った、たしかに歩けばお金はかからないとしても、バックパックと手持ち荷物のデイパックを肩から提げながら灼熱地獄の中を歩きたくなーい!というところで目に入ったのがページトップの「シティバス」なる案内看板だったわけです。

これを見ていると、うーん遠回りだけれど確実にこの日の宿近くまで行かれそうだなということがわかりました。でも何だかいくつかの系統があるようなのですが‥どうやらこのバスかな?


ここが始発のようで待機していたドライバーさんにホテル名を告げると「大丈夫、行きますよ」とのことで安心。料金はRM1/人ということでよしよしですし(右上画像マウスオン)、車内はエアコンが効いていて快適。念のため「われわれが下車すべき停留所に着いたら声をかけてくださいますか?」「OK」ということで保険をかけておきました。もう何度も来ているコタキナバルですが、来るたびに市内の様相が変わっているので全然わからなくなりつつある‥。


市内中心部をぐるっと時計回りに回る感じでやってきたのは「KK23=カンポンアイル(Kampung Air)」です。ここからすぐの場所にあるのが本日のお宿‥



(空港からタクシーで行く場合には「シャングリラ ダウンタウンと言うといい」というネット情報もありました)

市内中心部にあるこのホテル、日本でいえば「ビジネスホテルに毛が生えた」くらいの感じですが、それでもそこそこいいんですよ(ツアーできた日本人も泊まってたみたい)。部屋のTVではNHKの国際放送も映るし、客室内での無線LAN状況も完璧でした。そんなわけでさっそくネットに接続し検索したのは「本日の夕ごはん場所」なのでありました(笑)。

またそれとは別に「何とか手に入れたいおみやげ」検索もありました。前日のテノム到着前に「テノムでコーヒーを買いたいな、いや是非買うべし!」だったのに結局買えなかったという現実がありまして、でも「同じサバ州の中心都市たるKKだったら買えるんじゃないか?」と思ったわけです。

そんなわけで検索してみたらありました!カラムンシンコンプレックス(「コンプレックス」=ショッピングセンター)内のスーパーマーケットで買ったよという記載あり。しかもカラムンシンなら歩いても行かれる距離だし(空身だし)、というわけでトコトコ歩いていきましたが、やっぱり日射しは強かったなぁ。


何だかすんごい商業施設なのではありましたが、内部はといえばただの雑居ビルみたいな感じなのでありました。以前「センターポイント」という同様の商業施設(今でもあります)に行ったときにも同様の印象を受けましたが「ハコはデカイがコンセプトがない」のが実情。海岸沿いにどんどん新しい商業施設が出来つつある現在、このままでいいのかな?という気持ちになりましたがどうなのでしょう。そもそも「館内店舗案内図」すらなくて、右上画像のスーパーマーケット(左上画像とは反対側の入口の半地下階)を見つけるのにすら15-20分くらいかかったんです。

まぁそこでテノムコーヒーとサバティーをおみやげに買い込んでとりあえずやれやれ。あ、もうお昼をとうに回っているのにまだご飯食べてないということで遅めのランチ。


そんなわけで「この時間にもかかわらずちょっとやる気を見せていた」こちらのお店へ。ちなみに飲み物は別店舗での注文方式なのですが、Takemaは「サバホワイトコーヒー」、おしんこどんは「マンゴージュース」をチョイス。そしてその結果はといえば、




すでに夕ごはんのことを考えなければいけない時間だったのでランチはごく軽く。海鮮焼きそばと野菜炒めをシェアしてと。野菜も農薬漬けとは縁のない感じですね、だってちゃんと青虫が一緒に炒められてますもん(右上画像に一応よけた虫さんが)。

たぶん気付かず食べちゃった虫もいたかもしれませんがそれはそれ。健康な食材である証拠なんですから気にしない気にしない(ただしだからといって積極的に虫を食べたいわけではないので念のため(笑))。

このあとは再び宿に戻りしばし休憩(おしんこどんは想定通りの行動=就寝サンダーライガー)。で、暗くなってきたのでそろそろ夕ごはんということなのですが‥


われわれ夫婦は案外そういうイベント日について無頓着なのですが、この時は「明日は誕生日だからね、何か美味しいものを食べよう」と決めていました。というのも、明日は結局のところ移動(帰国)日のため食事系で大したゼータクは出来なさそうなので‥。

でもバクテー(肉骨茶)専門店というのもナニだしなぁ、やっぱりゴーカ系といえば海鮮か。でも海鮮系といえば近場だと‥


というわけで数日前と同じエリアへ。ただし今回は歩いて数分の距離です。それに「お誕生日祝い」ということもあり金に糸目はつけません!(笑)。よって、




伊勢エビはお刺身で、アワビは蒸しでお願いしまして、野菜炒めも注文です。で、ここでちょっと嬉しいことが!




どうやらビアガールそのものが排除されたわけではなかったようですね(笑)。販促費の削減なのかな?ちなみにこのお姉さん、ビアガール歴もかなり長いらしくいろいろ語ってくれたような気がしますが‥酔っていたせいか内容は全然覚えていないぞ(残念)。さぁってそんなわけでお料理到着っ!





ちなみに注文前、「刺身はホントに大丈夫なの?」とチラリと考えました。でも食後のお腹はまったく普通のままでしたので念のため(たぶん当局の衛生指導はきっちり入っていると思われます)。でもさらに美味しかったのはこのアワビ!激旨でありましたぞよ!(ガーリックソースが絶品)。


野菜ももっさい食べなきゃね。さらには「伊勢エビの殻というか残り部分をダシにしたスープ」まで出てきました(これはサービスゆえ追加料金なし)。結局伊勢エビ刺身とアワビ蒸し、そして野菜炒めとエビ出汁スープにビール大瓶3本で‥


という感じでありました。だって日本で注文することを考えれば激安ですよ!基本的に地元の皆さんも多く利用しているようですが、表通りに観光バスが止まっているというのは「近隣のホテルからの夕食ツアー」なんてのがあるのかも?

ちなみにドリアンも食べたかったんだよなぁ(右上画像マウスオン)。でもドリアンはこの周辺国共通で公共施設内(ホテルも)持ち込み禁止だし、またアルコールとは食べ合わせが悪いというし‥今回は断念しましたが、たぶん次回同じような状況があったとしたら間違いなく食べるでしょう!(笑)。


さていよいよ翌朝最終日。空港へ向かうエアポートバスとやらが2013年から運行を始めたようですが、実質的に全然ダメっぽいので最初からタクシーRM30と決めていました。ホテル前には数台のタクシーがいるのを確認していたのである意味余裕。ただ次回訪問時にはやっぱり何とかミニバスで市内入りしたいなぁ。

そんなわけでタクシーで空港直行。20分もかからずに到着(ちなみにエアポートバスだと経由も含めて60分かかるらしい)。まぁ早く着きすぎましたけれどね(大笑)。


気がつけば、はるか向こうをサバ鉄道、いや違った北ボルネオ鉄道の蒸気機関車が走っていきました。ここKKの空港も思い切り立派になったし(でもダサダサの部分もあるんですが)、やっぱり時代は流れたなぁ。


KKからはシンガポールへ戻ります(日本に帰るには逆行系ですが)。なぜかこの区間では普通にビールの提供があってちょっとびっくり嬉しくニコニコ。ターミナルが違うので移動しますよぉ。



何だか面構えからして格好いいターミナル連絡シャトルですが、案外スピードはゆっくりでした(さすがに成田よりは速い)。


そんなわけで消費税増税前にタバコを買い込んだりしながら=そもそも免税なんだから関係なく安いんですが、シンガポール経由で羽田に帰ってきました。でも羽田から自宅まで乗り換え2回(浜松町・秋葉原)は面倒だなぁ、成田からなら直通1本なので。

今回の旅行はタイトル通り「温泉と鉄道」だけだったわけですが、盛りだくさんにしなかったことでよかったのかなと。当然そのためにいくつか「宿題」を残しましたけれど(笑)。でもね、


という100%完全自己満足発言にてこの旅行記終了です!(笑)。

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