− いやはやドタバタあたふたの後にほっこりと −

トロッコで心地よい汗をかいた後(いやTakemaは汗もかいてませんでしたが、おしんこどんは汗っかきだし)、糠平方面へと向かいます。糠平で2年前の同じ時期に「うわ、こりゃきれいだなぁ」としみじみ感動した喫茶店前のカエデですが、今年はやっぱり紅葉が遅いみたいですね。



今年はこんな感じだったんですが‥(マウスオンすると2年前同時期画像に変わります)。

さて、ここからドタバタ劇が始まります(笑)。なお、あまりのドタバタゆえ写真を撮る余裕がありませんでしたので、ここからのてん末については全てテキストにてお伝えいたします(笑)。

糠平湖東岸の林道が途中通行止めになっていたということは前に書きましたが、バイク(CB400SF-R)で川渡りをした昔を含め、旧熊谷(さわと)温泉にさんざんお世話になっているTakemaとしては、ここまで来たらやはり現況を見たくなるわけです。というわけで、ダムサイト側から再びエントリー!

こちら側の入り口にも「○km先崖崩れにつき通行止め」の看板が出ていました。しかし記憶によれば崩壊箇所の手前に温泉があるはず、というわけでずんずんと進んでいきます。確かに糠平湖東岸林道はかなり厳しい地形を強引に開削した場所が多いんですよね。ところどころの落石を避けながら、デミオ@1500cc(FFは着実に先を急ぐのでありました。

と、向こうからオフロードバイクがやってきました。しかもバイク側から警笛を鳴らし、何やら停止を求める様子。いやぁな予感(笑)。

うーむやっぱり(笑)。この先の崩壊はバイクでも駄目、ということは二輪駆動のレンタカーじゃぜったい無理だよなぁ。

でも話を聞くと、彼はあの温泉の存在も知らない様子。ということは、もしかして温泉までは何とか行かれるのでは?というわけで、アドバイス感謝の言葉を申し上げた上で再び先に進みます。すると‥


(ここから先は下のへたくそ地図をご参照ください)。

(地点A)雪崩のデブリよろしく土砂が林道上にはみ出しておりました。とはいえ比較的粒の小さな石の堆積で、しかも何台かの車が通過したのか轍も出来ていましたから(今考えれば本格四駆のピックアップか何かだと思いますが)ナントカ通過できるはずです(その根拠なき自信はどこから来るんだ?)。というわけでそろぉりそろりと何とか通過完了!底擦りはまぁ大したことなかったんで気にしないっと(ひどい話だ)。しかし、そのわずか10m先に「本当の悪魔」がは潜んでいたのでありました。

地点Aを乗り越えるのに神経を集中していたため、「その先」は全然見ていなかったんですが、何と今度は新たな大問題が生じておりました。左カーブの外側部分には大きな大きな水たまりが出来ており、林道幅の1/3から1/2は水没しています。しかもコーナーの内側部分をよく見ると路肩の崩壊(えぐれ)が始まっており、インコース側の強度はかなり弱そうです。しかし、ここから地点Aをバックで乗り越すのはやはり避けたいもの(なんだかんだ言って結構擦れましたから(苦笑))。ということは前進するしかない?しかし‥

というのが現実です。しかも、水たまり(というよりは池といった方がふさわしい大きさ)は濁っていて深さもわかりません。スタックしたら大変なことになるはずです。しかしこの時はまだ事の重大さに気づいていなかったTakemaは‥

と、無意味なアドベンチャー精神を果敢にも発揮してしまったのでした(ホントにおバカですねぇ)。慎重に慎重に、数m手前からアウト側を低速で通過するという大作戦。さぁどうなる?結果は‥

という感じで何とか通過に成功したわけです(ヨカッタね)。しかしこれで事態が収拾したわけではないということは、賢明な皆様にはよぉっくおわかりの事と存じます(笑)。そう、この泥濘エリアに全神経を集中していたTakemaには、「その先がどうなっているか」を考える余裕がなかったわけです(さっきもそうだったんだから少しは「学習」しなさいって)。

その先(これまた約10m先)には新たな土砂崩れが起きておりました(C地点)。しかも今度はちょっと(いやかなり)手強そうな「ふかふか土メイン」の斜面崩壊です。オフロードバイクならともかく、ここは普通乗用車ではかなりキビシイというのは見るだけでもわかります。ということはここで戻らねばならないわけです。しかし、まさかバックで先ほどの泥濘地帯&底擦り必須エリアを通過するって?どうしても気が進まないなぁと思っていた時、まるで天使のようなエリアが目に入りました。

そう、「池」のすぐ脇に、乾いた平地(=B地点)があったのです。そこなら方向転換も出来そうです。思えばこの場所は、ずっと以前木材の集積所として使われていたような記憶があります。だからその時の名残としての平地なのでしょう。もちろん水没もしていないし、ここしかないかと考えたTakemaでありました。しかし気になるのは林道本線との段差(凹み)&平地部分の柔らかさです。

しかし、選択の余地はありません。ここを使って転回しなければ明日はないというか今日もない!というわけで一気にバックで平地部分に乗り入れました。まずは成功!

続いて方向転換です。しかし、先頭部分をやや池の縁まで出さねばならないという条件にビビってしまいました!結果、超低速すぎて駆動輪が凹みを乗り越えられずにスタック!

おしんこどんに運転操作を代わってもらい、後ろから車体を押しますがびくともしません。凹みに石などを入れて摩擦を高めるという努力も効果はなく、かえって凹みの深さを増すだけのような状況になってしまいました。

ちなみにこの場所はダムサイトからは数kmほど入ったところだったでしょうか。しかし、途中通行止ゆえここまで入ってくる他車があるとは全く思えません。よほど物好きでない限りはねぇ(かくいう我々が「物好き」だということは、この言葉で見事に証明されたわけですな)。

ということは‥ここから歩いて救助を求めに行く?しかし往復で1時間はかかるし、人力では出せないことだって考えられます。四駆のトラックなら牽引で出せるでしょうが、そもそも自分たちだって進入を躊躇したような池&崩落場所を、車重のより重い車が「意を決して」進んでくれるとは思えません。いや、自分がその立場だったら困っちゃいますって。

ありゃまー、やっちゃったなぁ。後悔先に立たずとはこのことです。今日の20:00までに千歳空港で車を返さなきゃいけないんですが、それもかなりキビシイというか無理なことにになっちゃうのかなぁ。ということは帰りの飛行機もキャンセルだし、ということは明日は仕事にも行かれないよなぁ。あぁ自分ながらちょっと調子に乗りすぎたんだ‥というように自嘲的な発想が頭ん中を駆けめぐります。せめて去年の秋に借りた三菱コルトのようにこの車が四輪駆動だったらなぁ‥。

そんな感じでどよよよよんと落ち込みつつ運転席で途方に暮れていた時のことです。ある押しボタンのマークに目が釘付けになりました!



このマーク、ご存じでしょうか?実はこれ、パートタイム4WD車における「2WD−4WD」切り替えボタンなんですね。この車を借りて3日目でしたが、この時初めてボタンの存在に気づいたわけです(大ボケ甚だしいとはこのことですな)。というわけでもしや、もしや‥とかなり期待しつつスイッチオン、そして再度の発進です!うわぁ脱出成功!しかも何の苦もなくあっさり凹部をクリアしちゃいました!やっぱり四輪駆動ってすごぉい!(しみじみ感動)、‥ということは、うちのフォレスターくんも実はすごいんだなとまたもやコーフン(笑)。

とにもかくにも再びダムサイトまで戻るのにさして時間はかかりませんでした。やっぱり物事はきちんと「先を考えて」行動せにゃいかんなと実感した次第です。いやぁそれにしても一時はどうなることかと思いましたわ。皆さんもお気をつけて(笑)。そういや前の車でも山形の飯豊山中でかなり厳しかったことがあったっけ。やっぱり「学習能力」が劣っているとしか言いようのないTakemaですなぁ。

国道に戻り、上士幌市街に入ったあたりのコンビニで休憩。喉も渇いていたしなぁ。



北海道ならやっぱりこれでしょ!(ただし実際はめったに飲まないんですが)

というわけで気がつけば本日の野湯探訪は2戦2敗。まぁこういうこともあるというのはしょうがないとしても、野湯じゃなくていいから温泉に入りたいものです。というわけで目指したのは士幌町下居辺(しもおりべ)の「山の湯温泉」。近くには別の大きな施設もありましたが、やっぱりこっちでしょ!



新しい建物でしたが、こじんまり風情は建て替え前のままと思われます。

十勝川温泉に比べればやや薄い茶色ですがここもれっきとしたモール泉。ちなみにモール泉とは温泉分類上の正式名称ではないようですが、どうやら泥炭層(植物系)の成分を含んだお湯のことで、ここ十勝エリアとドイツのバーデンバーデン地方にしかない泉質なのだとか。まぁそんなことはともかくとしても(全然気にしてない)、お湯はいいなぁ。循環じゃないみたいだけれどオーバーフローがあまり見られなかったのはTakemaが出たり入ったりしたせい?

さすがにテキストがメインとなると読み応えというか読み疲れもばっちりだと思います(大笑)。そろそろ旅も終盤ということでお次のページに移動しましょ。しかしね、だからといってまっすぐ空港に行くわけじゃないですよ(笑)。


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