− その16 最後の最後に湯っくり満喫スペシャル野湯っ! −



おしんこどんも、のんびり湯っくりおくつろぎ♪

さて時間的にもいよいよ本当のラストとなる湯として選んだのがこちら。「歩いて歩いて歩いた末にようやくたどり着いた」という表現は決して正しくありませんが、確かに「山道を歩いて行く」ところではあります(詳細をぼかすところがセコいですがお許しあれ)。MARさん、情報のご提供ありがとうございました。

それにしてもこの野湯はなかなかです。湯そのものの多くが底から湧き上がっているため、先人によって造成されたと思われるいくつかの湯船は、通常のパターン=「源泉が流れ込む最上流の湯船が一番熱く、下にむかってぬるくなっていく」ではなく、それぞれ自噴泉の力を借りて独自の湯温を保っています。実際、下流側の湯船のほうが熱かったし。

というわけで、まずはこちらに「初入浴」地点を定めます。この沢の本流はすぐ脇を流れているんですが、岩や石の堆積がうまくこの源泉湧出側と本流とを分けています。でも、豪雨のあとなどに流れが変わるというのはよくあることですから、今後この源泉が本流にのみ込まれてしまうこともあるのだろうなぁとしみじみ。

まぁそれはともかくとにかく入浴っ!今回の旅行の最後を飾るにふさわしい、気持ちのいい湯でした!



ほら、ほら、ほらぁ!深さも十分で、こりゃたまらんです!



お見苦しい点もあるかとは存じますが(笑)、接写もしてみました。

まいどぉ!ここで動画です(12)

「それぞれの幸せ」

Wmv形式、499KB、14秒

こんなに気持ちいい湯があることに感嘆いたしました。ここならすぐ来られるし(謎)。

ちなみにこの湯の最上流部にはこんな源泉の湧き出し箇所がありました。

面白いことに、ここで湧き出ている湯(熱湯)は下流部の野湯エリアへは流れ込んでいません。あくまでこの場所でブクブクやっているだけなのが何だか不思議です。

というわけで最後の最後によき野湯をタンノー♪このあとはそそくさと盛岡ICへ、そこから休憩2回(+給油1回)で一気に千葉まで帰っちゃいました。帰着は午前1時ころだったっけ。はぁ、疲れたけれど今回もいろいろ楽しませてもらいました。まったくもって東北は奥が深いです、はい。

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