− 最終日、「きちんと温泉行脚」? −

というわけで撤収も完了して出発です。ただしこの日は連休最終日の前日、東京へ向かう高速道路はどこも軒並み渋滞するはずですからいつもの通り時間差攻撃、「渋滞が解消する深夜に関東に近づく」予定です。従ってこれから丸一日楽しむ時間だけはたっぷりあるわけですね。

というわけで木地山からすぐ近くの泥湯温泉に3軒ある旅館のうち、まだ利用したことがなかった豊明館のお風呂に入れていただこうというのがこの日の第一弾となりました!(小椋旅館は宿泊も立ち寄り湯でも利用していて、奥山旅館はといえばかつて知らぬこととはいえ小椋宿泊中に「間違って奥山所有の露天風呂に入浴してしまった」という過去がありまして(笑))。

さて、この泥湯温泉ですがこの冬に宿泊客がガスにやられて死亡したというのは記憶に新しいところです。まぁ旅館3軒のうち2軒は冬期休業なんでどの宿かはすぐわかります(笑)。で、おそらくというか間違いなくそのせいでしょう、泥湯温泉直前のガス噴出エリア直前に「これでもか!」というくらいに危険を知らせる看板が新しく立てられていたのは。まぁ、見た感じでは何事もなかったかのように某旅館の周辺にばかり日帰りのお客さんが集中していましたね。



ガスに一番近い唯一の民宿には立入に関するおとがめなし、というか生活してるんだからお咎めできませんね。

さて話を戻しましょう。入浴料300円也をお支払いして別棟の浴室へ。さぁてと思って扉を開けてみると‥いきなり驚かされました。



「向かいの小椋旅館の湯は完全に白濁なのに、やっぱり不思議だなぁ源泉が違うと全然違うのね」と、よく考えれば当たり前のことに妙に感動しました。そしてこのあとどんでん返しにこれまたコーフンしたわけですが(笑)。

内湯のみの宿ですが、なにやらそこから出て行く通路がある?というわけですっぽんぽんで見に行くと、そこには何と!



きちんと打たせ湯がありましたとさ。

ちなみに建物の古さには似つかわしくなく(失礼)、浴室内はリフォームを施したらしく何だか妙に綺麗でした。とはいえシャワーとかカランがないのは従前通りというところでしょう。ちなみに男湯はともかく女湯は激熱だったようです。加水しようにも水のバルブからちょろちょろとしか水が出なくてかなり大変だったようです。

というわけでいざ入浴です。ええっ、うわ、うわ、うわわ!



こ、これはどうしたことだぁ!

そう、実は透明に見えていたのはここしばらく誰も入っていなかった証拠、実は湯船の底に「泥湯の泥湯たる所以」がたっぷり沈殿していたわけですね。それならばというわけでかき混ぜることしばし、さっきまであれだけ透明だった湯は完全に白濁してしまったわけです。なるほど恐るべし泥湯、名を地でいっていたわけですね。



ま、気持ちがよければどんな仕掛けがあってもOKなんですけれどね。

というわけで泥湯の湯を堪能したあとは、花山峠を越えて宮城県側へ。せっかくなので途中で水汲みなどをしつつ、途中でショートカットして鬼首方面へと向かいます。



ちなみにここの水に不純物が結構浮いていたのは雪融けの時期だからでしょうね、残念。

さて、午後も3時近くなってきたところで荒湯地獄の前を通過しましたが、なにやら「長時間滞在」を予想させる人の気配を感じたのでパス。それならということで「奥の院地獄」「No.4地獄」のハシゴをすることに。



やはりGW後半ともなると、誰かが工事をして下さったようで‥完璧快適奥の院っ!



No.4地獄は今年も快適でした。快適すぎて旧湯船の現状を見に行くのを忘れました(笑)。

動画でこれまたお楽しみ

「奥の院地獄、2年ぶりに入湯&快適」

実は去年、GWの前半に来てみたんですがまだ自然のまま。スコップを車に置いてきたんでパスしたんですが、今年は楽に入らせてもらえました。

Wmv形式、789KB、18秒



「No.4もこれまた快適」

きちんと掃除されていますねぇ、旧湯船にびっしりと付いていたような苔など微塵もなし。さてしかし誰が?まさかすぐ近くの「職員さん」?その可能性は‥高い?

Wmv形式、427KB、8秒
さてこのあと「毎年冬ごもりから起きていない」ENEOSガソリンスタンドの湯にチャレンジしますが、結果、今年もダメ=まだ準備が出来ていないとのことでした。これで4年連続敗退だな(笑)。ちなみに川の野湯は時間的に今年はパスしました。いったいいつ行くことになるのかなぁ。

さて、このあとは最後の〆湯として考えていた川渡温泉共同浴場へ。



立派な建物ですわなぁ、うらやましい。

入浴中の方がいらっしゃったので浴室内部の撮影はしなかったのですが‥とにかく熱い!もともと熱いとは聞いていたここの湯ではありますがそれにしても激熱です!

「こっちの方が少しはぬるいよ」と地元の方にアドバイスされましたし、せっかく湯があるのにかけ湯だけで終わらせたくはないというわけで「死んだ気になって」浸かりましたよ、はい。しかし約10秒で「茹でTakema」の危険を察してダッシュで脱出。うわぁこりゃキビシイわぁ。

と思っていたら、どうやら地元の人も「今日はずいぶん熱いなぁ」と言い始めました。何だ「今日はさらに特別」なのね、考えてみれば皆さん湯船に入ろうとしないじゃないの。というわけで5-6人もの人々が湯船まわりに座り込んでいたところ、なんと湯の管理人さん登場!「熱いって話だけれどどう?うわ、こりゃ熱いわ、どれどれ‥」と、湯船に温度計を入れて検温開始です。そしてしばし。

げ、げげぇ46度!これまで入ったことのない激熱温泉だぁ!ちなみに那須湯元の鹿の湯共同浴場にも46度の湯船がありますが、わたしは44度がこれまでの限界でした。ということは今回の入浴は人生の最長不倒記録になったかもしれない?(笑)。いやぁそれにしても熱かった。



風呂上がりの可愛いTakemaをご披露いたしましょ(あのね)。

というわけで2006GW編、これにて終了です。来年もたぶん同じ場所で似たようなことをやるんだろうな(笑)。
[戻る]