− CBR1100XXで行くハシゴ野湯日帰り(1) 郭公温泉編 −
今年もやってきました野湯の季節♪
(2006年5月21日)
来たきたぁ、いい天気の日曜日♪というわけで、前週のオフキャンプにて某氏からお聞きした野湯を訪問すべくCBR1100XX、通称スーパーブラックバード(SBB)くんにて出動することといたしました。野湯とバイク、オフロードバイクなら絶妙の取り合わせではありますが、うちのはスーパースポーツオンロードバイクですからある種のミスマッチを感じないわけでもありません。でもまぁそれが面白いところなのかも?
このSBB、二輪ETCのモニター車であるのは以前別のページで紹介した通りですが、ちょうどGWの直前に利用可能エリアがぐぐっと拡大され、現在東北道の場合は茄子じゃなかった那須ICまで利用可能となっているわけです。というわけで、
と固く決意。で、三郷南ICから外環道、そして東北道の浦和料金所もスイスイのスイっと通過。いやぁついこの前まで浦和が鬼門となっていて、その手前で止まってシートの下からカードを出し入れせざるを得なかったのが嘘みたい。
ついでにいえば、あたりまえのことながらカードの差し込み状況を知らせるインジケーターも安心感があって便利ですな。というのも、うちの四輪につけてある車載器って一切しゃべらないし、本体を目立たない場所に設置したため運転中はカードの状況をチェックできないんですね。一度、差し込んでなかったのに気づかずゲートを通過しようとしたこともあったしなぁ。いやはや、二輪ETC車載器のダサさはともかく、なかなか便利かもしれんです。
朝ご飯はフランクフルトでした。そういえば遅い昼食もフランクフルトでしたっけ。
いつもの動画! |
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さて、那須岳のほうへとバイクを走らせて湯本温泉街を通過。「鹿の湯」には今回用事なしというわけでこちらも通過し、山の上方へと登っていきます。して、とある場所にてバイクを止めて、さぁここからはいよいよ歩いて野湯を目指します。
ちょうど駐車スペースがあったのでヨカッタ。路肩じゃ迷惑だもんね。
さてしかし、これから目指そうとする「郭公温泉」ですが、実はそこまでの道はもはや廃道化しており、入り口がわかったとしてもそこからは怒涛のヤブこぎが続きます。背丈と同じくらいに伸びたネマガリ竹の中をかきわけかきわけつつ、「道の痕跡」を探りながら進む必要があります。間違ってもビーサンに短パンで行かれるお手軽野湯ではありませんので念のため。
こちらが「入口」になります。道らしき気配は全くありませんが、それでもここに「道」があるのです!
道中にはこんな青ペイントが付けられている場所もありますが、そもそもヤブの中でこのペイントを見つける方が大変です。私がこれを見たのも帰り道で、行きには全然気づきませんでした。
手強い密叢帯を抜けると、「道」の痕跡が比較的残るエリアに出てきました。小さな尾根状の場所を巻き気味に下っていくと、前方に残雪が見えてきました。「まぁかなり先のほうだし、斜面からすれば反対側だから雪を踏むことはないだろうな」と思いつつ歩いていったら、すぐ先がいきなり残雪帯になっていてびっくり(笑)。
しかしそこには石垣が見えており、目的地近しを思わせてくれます。
いつもの動画! |
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残雪帯が終わる場所で「さぁって、どう進むべきか」一瞬だけ考え、木を乗り越えるような形で再び藪を抜けると、小沢に出ました。このルートで合っているのかどうかはわかりませんが、まずはこのまま進むしかないでしょう。というわけでさらに沢沿いを上がっていきます。
沢沿いには山ウドの若芽が出ていました。すぐ脇には食いちぎられた系の芽も。鹿でしょうかね。
さらに沢を遡っていきます。ここから先は見通しがいいとはいえ、いかんせん初めての場所ですから手探り足探り。さぁってどこなのかなぁと。
いつもの動画! |
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というわけで、迷うことなく一発で発見!こんなにうまくいくとは思ってもみませんでしたわ。さて、湯温が低いとは聞いていましたのでまずは検温。その結果はといえば、
というわけで、念願の初入浴です。ぬるいとはいえ、入ってしまえばこっちのものというべきでしょうか。35度くらいの湯ではあっても、この日は本当にいい天気で日差しも強かったのでむしろ快適な部類です。ただし入っているうちは天国でも出るときは勇気が必要。湯から上がって着替えるときは寒かったぁ。吹くなぁ風っ!
いつもの動画! |
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このあと湯船の中にたまった枝やら枯れ草やらを掃除したら、茶色の湯になっちゃいました。
ちなみにこの源泉は脇の大岩の下から湧き出しているようですが湧出量はさほどでもないですし、かつてこの地にあったという温泉宿は果たしてこの湯だけで勝負(というか営業)していたんでしょうかね?疑問が残るところではあります。ま、以前は湯量も湯温も高かったのかな?
郭公温泉の全体像と、上方に見える風景です。
というわけで所期の目的を果たし、気分よく登りの藪こぎもこなし、しっかり汗をかきながらバイクの所まで戻ってきました。さぁて次はどこに行く?
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