− その3 横壁温泉「白岩の湯」 −

続いては横壁温泉へ。こちらの温泉の場所は前述の小冊子にきちんと記載されているんですが、それでも迷ってしまいました。というのは川原畑地区と違いこの地域に隣接する形で移転予定地の造成地があり、その関係で工事現場内にあるような感じの場所にあるからなんですね。

普通の民家という外観ながら、妙に大仰な壁、そして道路側にじゃじゃーと流れ下る湯に「もしや?」と気になり道沿いに歩いていくと、あれれ、民家の軒先に。「こりゃ、自分は何とも失礼な侵入者だよなぁ」と思いながらも、母屋の前を右にそのまま進んでいくと現れた施設が右上の画像でした。ちなみに左上・右上画像とも同じ建物を反対側から撮ったものです。

ちなみに、民家の前を通らずともこの共同浴場に直接出られる踏み分け道もありましたが、たぶんその道を見つけられるのはこの正面に立ったあとでしょう。

さていよいよ浴場の中に入ってみると‥

うわ、何だか明るくて気持ちよさそうです!そして誰もいない。で、考えてみれば何と‥

これには驚きました。それも今日の湯は全て男女別だったのに、全ての湯で男女とも貸し切りだったというのはタイミングもあるかとは思いますがやはりすごいことです。嬉しいような、でも地域が地域なだけにさびしい気もするような‥。

でもそれはともかくとして、とりあえず白岩の湯に入らせていただきましょ。

ここのお湯は今日入った中で一番柔らかな感じで、泡付きも良好でした。他のお客さんがいないことをいいことに窓を満開にして露天風呂気分を満喫しました。ちなみに普段はそんなふうに撮れることはないのに、なぜか歪んだ感じになったのはなぜなんだろう(右画像にマウスオンね)。

この表示を見ると、現在の仮施設が今後どうなっていくのか、それだけでなくこの川原湯地域が今後どのような変貌を遂げていくのかについて多少なりとも不安になってきます。

この横壁温泉のすぐ近くには工事中の造成地が作られつつありました。しかし果たしてこの造成地にはどれくらいの世帯が入居するようになるのか、打越地区ほかに移転すると考えられる(考えるしかない or 廃業する)川原湯温泉の湯宿は今後どうなっていくのか、その選択はもうあと数年のうちに出さなければならないようです。

今回は訪問しなかった林温泉を含め、このあたりの湯めぐりはタイムリミットありの限定ながらかなりいろいろなことを考えさせられました。願わくは、1日でも長く今日のような湯めぐりが出来ますように‥。
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