− その6 ちょっと見学だけの神の湯&最後に上がり湯、西山温泉 −
お次は湯八木沢からさほど遠くない場所にある「神の湯」。何だか工事の手が入ってしまっているということでしたからあまり期待はしないでの訪問でした。
多分ここだろうと目星をつけて車を止めます。小さな橋の上から沢をのぞき込むと、河床が赤茶けているんでたぶん間違いなし?というわけで川に降りられそうな上流部まで歩いていってみると、こちらには先客あり、大量卵ゆでの最中でした。お話をお聞きすると(ちなみにこの方、完全なる地元の方というわけではないようでしたが=近隣在住)、以前はもっと湯も多くて温度も高かったのだけれど、2つの工事の関係で湯量も減り、また温度も下がってしまったのだとか。
ちなみにもうかれこれ1時間以上茹でていたとのことでした。中は何とかぎりぎり温泉卵といった感じ。ご馳走様でした。
その工事とは、一つは護岸工事。上の卵ケースの上側に見えている壁はコンクリート護岸なんですね。昔(といっても数年前)までは自然のままの河原だったようなのですが、確かに湯の出口をふさいでしまっているように見えます。湯は護岸の下側からちみちみと漏れ出ている状況なのですから。
そしてもう一つはすぐ下の駐車場そばに立てられている湯小屋。湯小屋といえば聞こえはいいのですが‥
地元建設会社の関係者以外使用禁止の看板が出ています。もちろんロックされています。
まぁわれわれのような利用者はそう多くはないでしょうし、湯の権利云々ももちろんあるわけですが‥でもひとこと言わせて!「せっかく湯小屋を作られたのなら関係者の皆さんでちゃんと有効利用してください、使わないんならせめて許可付きで開放してくださいよぉ!」
上写真の湯小屋、入口の屋根はかしぎ、また最近この建物に入った人がいない証拠に?入口付近もすっかり草が生えちゃっています(草が折れた形跡もありません)。全然使っていないわけですものねぇ。ちなみに先ほどの護岸沿いには、上流から下流へとホースが延びておりました。そのホースがどこに続いているのかは定かではないですが、とうぜんこの湯小屋にも(少なくとも一部は)導かれていることでしょう。あーもったいない。
ん?もしかして引湯設備が壊れちゃっているのかな?だから「使わない」んじゃなくて「使えない」のかも?(温泉施設は定期的な保守が欠かせませんし)
まぁいずれにせよ貴重な余り湯は卵ケースで満員御礼状態ですし(笑)、こういう時は先客優先でしょというわけでこの湯をあとにしました。まぁうわさ通りちょっとどぶ臭い湯でしたし、まぁここは手湯だけでよかったかもしれません。
さて今日中に帰らなきゃというわけで、最後に上がり湯といたしましょ。西山温泉の○沢温泉旅館にしようと思ったのですが、聞くとあと30-40分は入れないということでした。滝の湯は10年以上前に宿泊したことがあるし‥と思って道を下っていくと‥
お、大きな湯小屋!(屋根がポイントですぐわかる)。よしここにしよう!
というわけでこの地域ではかなり大きめの中の湯温泉旅館へ。貸し切り風呂とはいえ(この地域にしては)入浴料金が高いなぁと思ったりもしたのですが、この湯小屋、何とも大きくて広くて嬉しかった!
湯屋専用の玄関なのに、まるで旅館のメイン入口みたいでした。そしてこの内湯の広さ!(桶の大きさから湯船の大きさを想像してね)
露天風呂は残念ながら熱くて入れませんでしたが(加水施設なし)、なぁに内湯で十分。おしんこどんもタンノーしてました。
というわけで、このあと一気に磐越&常磐道経由でおうちに帰りました。今回は中途半端な形で終わってしまったところもあるし、また行きそびれた場所もあるしというわけで、ぜひもう2度3度と再訪したい地域でありました。ふぅ、日帰りなのに全6P(長すぎだって)、これにて報告終了!
途中でタケノコを買いこみました。あ、例の炭酸泉瓶詰めもね(笑)。