− その2 実はもう一つの隠れ目的‥「阿武隈の炭」調達っ!そして新湯岐温泉 −
さてここからは内陸へ。出発が遅かったのと食事&温泉に時間をかけたのとでもう日はずいぶんと傾き始めました。おしんこどんはすっかりご就寝のようす、と、見つけたぞ「目的の地」!
そう、秋やGWなどの宴会キャンプ(これは一部のキャンパーだけですので却下)BBQやダッチオーブン料理などには欠かせない「炭」、それを製造直売している場がこの阿武隈山地エリアにはポツポツとあるわけですね。以前Takemaが偶然見つけて購入したその炭たるや、火保ちといい火力といい、そしてハゼの少なさといい絶品でした。というわけで時期柄「またあのような炭を買っておきたい」と思っていたのであります。原材料はここ阿武隈山地の里山の雑木ですしね。
もっともそのような製造直売店は数多くあるわけではなく、しかもこの日は前回購入した場所とは別ルートを走っていますから、探し探しの移動だったわけです。左上画像の看板も実際は車道からは奥まったところにあったので、「ん、んん?」>「急いで停車」>「30mくらいバック」>「炭焼き小屋への取り付け道路へ」という感じでしたからラッキーでした。
お話好きのご主人に話を伺ってみると、「実は今日新しく火を入れたんだ」「これくらいの細いクヌギはこうやって使う」「これは売りものにならないので、秋のマイタケの○○に××して使うんだ、火付きはいいからね」「炭焼きは実はそんなに大変じゃない、農作業に比べれば」などなど、いろいろと知らなかった世界の説明をしてくださいます。で、聞いた話を総合すれば「うわー、炭焼きってやってみたい!」。
ちなみに「今は材料の仕入れ費用が安くて助かってるんだ、パルプの原材料である木材の原木価格が安くなってるからね」とのことでした。中国は原木の輸出を厳しくしているけれど、ミャンマーとか(うわ、そうきたか)、安い価格で輸出するものだからこのあたりの木も安いんだ。木が細ければ一山で○○円かな」というような話も伺いました。
さらにカメラを取ってくるので撮影の許可云々を申し出ると、何と炭焼き窯のふたを外して見せてくれるというとても親切なご主人さんでありました。ありがとうございました!
さて、気がつけば炭焼き小屋を照らしていた太陽も山かげに隠れてしまいました。やっぱり12月の日暮れは早いです。しかしこのままでは帰りたくないTakema、最後の「上がり湯」を求め未湯の「志保の湯」なる鉱泉宿(たぶん)を目指すことにしたわけです。しかし‥。
おお、立派な看板発見!ここからは急坂を降りていきます!
思いがけず立派な宿だったんですが‥人の気配がない?
うわー、なぜだかお休みじゃないのさ!
というわけで断念せざるを得ませんでした。で、ちなみにこの近くの湯といえば湯岐(ゆじまた)温泉となるんですが、3軒ある旅館のうち2軒が既湯なので、ここは少しだけ離れた別源泉の新湯岐温泉におじゃますることに。
フロントでは「お土産品が品切れなので明日何とか持ってきてくれる?」との電話で手一杯の女将さんが、ちょっと受話器を離して「はーい、入浴はお二人で1000円になります」と、ぞんざいではなく丁寧におっしゃって下さいました。というわけでまずは内湯へ。露天へ行こうと思ったら「16:00までは女性タイム」との張り紙を見てしまったからなんですが、女将さんの「露天は階段を上がってね」ということばに素直に従えばよかった‥。
循環湯ですが多分湯口から注がれている湯は源泉なのでしょう。湯口の真下でつかっているとヌルリ感がありました。ちなみに女性風呂のほうが広くていいらしい?
おしんこどんにカメラを渡さずにそのまま入っていたわけですが、女性内湯も露天も開放的でよかったみたい。うーむ残念だけどしょうがないかな。。
ちなみにお風呂上がりにのんびりしていたら、先ほどの女将さんがロビーでのんびりお茶を飲んでおられました。あらためて「こんにちは」と声をかけると、自らお茶を入れて下さってこうおっしゃいます。「今日は(老人会の)団体が2組入っていましてね、いやさっきまでてんてこ舞いだったんですよ。お客さんたちはその団体が帰ったあとに来たからいいタイミングでしたよ」。
なるほど、だからおみやげが売り切れたのか!だから泊まりのお客さんもほとんどいない(失礼)ようなこの日曜日の夕方に厨房からやたら音が聞こえてきているのか!(要は片付けだったわけですね)。
ちなみにお湯はそれほどくたびれているように思えませんでした。老人会の皆さんは「回数入ってナンボ」というわけじゃないでしょうしね。バスマットもたいして湿っていなかったし。
というわけで年内は最後の湯になりそうな気がします。来年もまたよろしくです>All of 温泉!
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