− 後半その2 あこがれの初訪湯や未利用湯訪問+宴会(笑) −

翌朝もいい天気。でもすっかり日が高くなってから起き出したので出発はずいぶん遅くなり、しかもこの日の最初の目的地って結構遠いんですよね。というわけで延々と車を走らせ山形県へ、あれま県境の主寝坂トンネルは完全に新道になっちゃって高速道路状態。しばらく来ないうちに変われば変わるものです。

さてそこからもしばし進むとようやくたどり着いたのが羽根沢温泉。ここの湯はヌルヌル共和国の一員らしいので一度は来てみたかったんですが、場所が場所ゆえなかなか千葉からは足を延ばせなかったんです。今回NORAさんの先導によりようやく来ることができました(嬉)。

駐車場側から見るとお社と集会所にしか見えませんが、川沿いに回り込むと何とそこが共同浴場でした。うっかりしてると見つけられないような、そんな微妙な場所にあるんですね。ま、地元の人に聞けば一発ってことは言いっこなしね。

NORAさんとともに中に入ると、先客のおじさんが着替えの最中。いわく「あんたらはラッキーだよ、さっきまでは6人くらいいて混んでたんだからね」。ちなみにおじさんはすでに上がるところで後は貸切状態の様子、よーしベストタイミングだぁ!

ちなみにおじさんの手には源泉を入れたペットボトルがありました。どう使うのかを(NORAさんが)尋ねると、次のような答えが返ってきました。

ほほぉ、焼酎の源泉割りですか!それはいい!と思いつつ、満を持して(というほどでもないか)浴室へと向かいます!

かけ湯をして湯船に入ると‥うむ、さすがヌルヌル共和国の一員だけあって何ともいえない浴感が身体全体を包みます。いやーちょっと遠かったけれど来た甲斐があったわー、シ・ア・ワ・セ♪

さて続いては飲湯とまいりましょう。ご覧のようにちゃんとコップも用意されているのですがここはそのまま手ですくって飲むほうがうまいと思われますのでそのままごくり。

ということは、かのおじさんは「この微塩味をつまみにしてぐいぐいぐいっと日々飲んでおられるということか?」と想像されます(笑)。でもいずれにせよ日々温泉の源泉を割り水にしてお酒が飲めるなんて何と至福なんでしょう!わたしの家で使ってるのは千葉の水ですからね、もっといえば江戸川の水なんですから!(笑)。あ、ミネラルウォーターなどは買っておりません。その代わりにお出かけ先で山の水をたっぷり汲んできていますけれど。ちなみに今飲んでるのは群馬県猿ヶ京エリアの湧き水です。

さて羽根沢のお湯をタンノーした頃にはすでにお昼近くになっていました(出発も遅かったしね)。と、ここでNORAさんが「自分も一度も行ったことないけれど、ちょっと気になってるんで行ってみてもいいですか?」ととある場所への訪問リクエスト。もちろん「ハイハイ行きましょ行きましょう!」というスタンスのわれわれだったのですが、その場所への看板を見ると‥「トトロの木」。ん?何だなんだこの時流に何とか乗せようという魂胆見え見えのような木って?

この木は県道からかなり奥に入ったところにあったのですが、駐車場について思い切りびっくり。

途中の細道ではほとんどすれ違うこともなかったのにこの盛況って何でしょ?と思うほどに思いがけない状況でした。でも今思うに8台くらい停まっていたうちの半分以上は別件だったような?だって肝心の木のあたりにはそんなに人がいなかったもんね。というわけでその「トトロの木」です。

なるほど‥というか、実は「トトロ」そのものをよく知りませんので「たぶん2本の耳が特徴なんだろうな」という感じなんですが、とりあえずはしゃいでみることにして同じポーズでビシっときめてみました(左上画像マウスオン)。たしかに大きい木です。根本を見ると少なくとも2本の根が出ているように見えます。屋久杉に見られるように別株が途中で合体合流したような気もしますが、合体してしまえば1本の木と考えてもいいでしょうから問題ないでしょう。

ちなみに「トトロの木」とはこの木がマスコミに取り上げられた時に命名されたようですが、地元の通称は右上画像に黄色い字で書かれているように「小杉の大杉」という、何だか大きいんだか小さいんだかよく分からないというとっても微妙な名前みたいですね。ちなみにこの角度からだと2本の耳ですが、別角度から見ると実は3本あったりして(笑)。

さてそろそろお腹も減ったぞということでちょっと遅めのお昼ご飯。新庄の郊外にあるお蕎麦屋さんへ。さすがGWのど真ん中というわけで駐車場は満杯でしたがとりあえず着席はOK(注文が出てくるまでには結構かかりましたがまぁそれはいいっしょ)。普通のお蕎麦と田舎そばとの合盛りを頼んだTakemaでした。



画像上側は田舎盛り orderd by Noraさん。しかし!

さっささっさと蕎麦がなくなっていくスピードは驚くばかり、お見それしました(笑)。ところで「人類は麺類」を標榜してはばからない貴方のために合盛り蕎麦のデスクトップ画像を無意味に用意しました。上画像をクリックすると本来サイズの画像(なぜか1300*975Pixelというとっても中途半端なサイズなのはご愛敬)が表示されますので保存してお使い下さいませ(ほとんど誰も使わないだろうなー)

さてこのあとはNORAさんのご案内に従って某源泉へ。

道の脇に何やらパイプから水が出ていますが、実はこれが源泉だということです。NORAさん持参の温度計で検温すると‥うーん、20度台半ばというところですね。場所柄アビルマンも難しいところですが(もともとアビルマンになったことはありませんが)、ここで少し離れたところに何やら小さな小屋があることに気づきました。というわけで‥

川の土手をしばらく歩いたところにある小屋まで歩いていくと、小屋のすぐ脇に源泉が湧き出しているコンクリ升がありました。源泉を触ってみると、先ほどの道沿いパイプよりも温かい感じです。それにしても小屋の内部にはにはポンプのようなものがある感じでしたが今は作動していない様子、ということはこれって自噴しているのでしょうか。

小屋からは川にも源泉が垂れ流しになっています。「うーん土手の下側にうまく携帯湯船を置けば‥」という野望も一瞬考えないでもなかったわけですが、やっぱりこの時期じゃぬるいですよね。いや、それほどやる気になっていたわけじゃありません(笑)。しかし、近隣の某所に「どう見ても自然の造形とは思えない」とある場所を見つけてしまいました。

先ほどの小屋とは別の場所なんですが、やはり源泉が川に垂れ流しになっています。しかしそこからほんの数mのところに、四角い掘り抜き穴を発見!ちなみにここは岩盤ですのでスコップごときではこのような穴をうがつことはできないはず、ということは結構本格的な作業だったはずではありますが、いったい誰が?何の目的で?

穴の深さは約30cmほどで、長さはちょうど大人が足を伸ばして入れるくらい、つまり「絶妙」の大きさになっています。それにしてもわからないのは、肝心な源泉と数mとはいえ距離があるということ。つまりこのままでは湯を導くことはできず、それこそ「目の前にニンジンがぶら下げられているにもかかわらず絶対に口にすることができない馬の気持ちが痛いほどわかる星飛雄馬」状態です(意味わからんな)。

というわけで今回Takemaは入浴を断念せざるを得ませんでした。しかし自分には勝算があります。まだ製作しただけでデビューさせていないとある新兵器(これじゃないよ)を使えば、何とか湯を穴まで導けるのではないかと思われるのです。雨どいとかじゃないですよ(補助的にはそれも使うかも知れませんが)。再訪問時には持ってこようかな。でも湯温が湯温ですから夏がいいな。それまで待ってろよー。

さて続いてはヌルヌル共和国の重鎮サンダーライガーであらせられる中山平温泉の丸進別館を訪問することにしました。実は中山平温泉そのものが未湯だったTakemaですが、以前この丸進さんを訪問した際には残念ながらご法事の真っ最中で入浴どころじゃない雰囲気だったんですよね。あれから何年もたち、ようやく宿願を果たす日がやってきたわけです!

NORAさんによると、こちらの宿は今は土日のみ、しかも泊まり客は取らず日帰りのみの営業なのだとかいうことでした。NORAさんも宿の方に尋ねておられましたが、ゆくゆくはともかくとして今のところは宿泊の再開はないだろうとのこと。うーん、素泊まり宿泊がOKになればかなりの確率で泊まりたいんだけれどなぁ。というのも、

ヌルヌル共和国群の中でもかなりのサンダーライガーであるという話はすぐ前にも書きましたが、いやはや浸かるやいなやこの湯の実力が一気にTakemaの柔肌(うそつけ)を取りこんでしまいました!ぬはー、ニュルニュルのトロロンがプルプルのルン!といえばおわかりでしょうか(わかるわけないって)。ここの湯感についてはかのアントニオ猪木氏も語っておられます、つまりこういうことです。



というわけで、猪木氏のご託宣通り迷わず浸かったわれわれでありました。

さて入浴後は周辺を散歩したわけでありましたが、実はこのあたり源泉井だらけ!半径50mほどのエリアに、な、何でこんなにと思われるほどの源泉施設があります!

「驚きトキメキの源泉銀座通り!」

さらに新源泉を掘ろうという動きもあるようでした。何と豊富な湯量でしょ!

WMV形式、891KB、22秒



何だかミスマッチですがおしんこどんもソフト片手に嬉しそう♪

さてそんなわけで夕方近くに木地山へ戻ってまいりました。おかさんは川原毛周辺を探索後どこぞにお出かけしていたのだとか。さ、今日の夕ご飯は昨日の残りの山菜天ぷらと焼き肉だーい!



今日もやっとこの時間がやってまいりました。右上画像はNORAさんのステーキです。



おしんこどんは今日も揚げ物係。今日はタラの芽三昧ですね。



寒くなってきたのでテント内で炭火焼き肉中ですが‥油断していると右上画像マウスオンのように(笑)。

あ、もちろん換気の対策は講じておりましたのでご安心下さいね。それよりも、テント生地が焼き肉くさくなっちゃう方が問題でした(笑)。

さて、翌日はのんびりテントを撤収することにいたしました。帰るのは明後日なのですが、どうやら明日の午後から天気が崩れるということで早めに撤収しどこかの宿に泊まっちゃおうという、去年同様意気地無し根性なし大作戦発動というわけです。実はこの日のうちに宿の予約は完了したんですが‥さてどこでしょう?
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