− 前半その3 夕食前にそそくさ湯めぐり2勝1敗の巻 −

さてさて、まず最初に訪れたのは「川口温泉玉縄の湯」。共同湯ですが営業曜日限定(火木土日)であり、しかも営業時間も夕方16:00−22:00というわけで、日帰りツーリングなどで利用しようとすると帰宅がかなり遅くなってしまうし、土曜に入るにしても、時間的にこの付近に宿泊しなければ入れないといういわゆる「ジモ専ならねど入浴困難湯」であります。

かくいうわたしも過去3回ここに来たことがあるんですがいずれも玉砕。今回、全ての条件が揃ってようやく入浴を果たせたというわけです。やったぁ。



ぬふふのふ♪

到着は15:50ころでした。管理人さんが(開場準備のためにおられたらしく、わたしが湯から上がった頃にはいなくなっていました。基本的には無人の施設ですので)「まだお湯は全部たまってないけれど、それでもよろしければどうぞ」と味なことをおっしゃいます。料金200円也を投入して脱衣場に向かうと‥あれま、まだ早い時間だというのにすでに先客さんが(笑)。

話を聞くと、地元の方ではなく温泉巡ラー(つまり自分と同類)さんだということで、しばし各地のお湯談義と相成りました(笑)。ぬるめでいくらでも入っていられそうなここのお湯はうっすらと青く、特筆すべきは泡付きのよさでありました。

いつものように湯足をパチリ。このあと飲泉していたら、くだんの方いわく「飲んで大丈夫なんですか?」。なるほど、この方は味にはあまり興味がないようですね。とはいえどんな湯でも飲んで大丈夫というわけでもありませんし(循環湯は論外ですが、中には源泉にヒ素が含まれているところなどもあったりしますんで)、「かけ流しなら必ず飲む」というこだわりもある種考えものなのかも知れません(笑)。

というわけでまずは「長年の懸案」を一つ片付け、続いて目指すは小栗山温泉「民宿文伍」でありました。し、しかぁし!



ドアの鍵は開いているんですが、残念ながら宿の方は外出中。

こういう場合事後承諾という形で入れないものだろうかなどとも思いますが、それは別の言い方をすれば単なる「不法侵入」ですからね。やはりここはぐぐっと自制が必要ということで惜しくも断念。ま、ポツリポツリと未入浴ポイントを残しておけば次に来る際の目的になるからいいかなと。古町温泉も残してるし次回はぜひ!

さて、何だかこのまま西山まで帰っちゃうのもちょっともったいないです。この辺での主要な未湯はといえば早戸温泉なのですが、まだ古い湯治宿だった時代に訪問することができず、去年だったか新装成った「つるの湯」前まで行ってみましたがあまりの車の数にびっくりして逃げ帰った記憶があります(笑)。おそらくは今日もかなりの混雑が予想されるしどうしようかと思っていたら‥

国道沿いに立地し、なかなかいい雰囲気の宿でしたので、こちらで早戸の湯をいただくことにしました。これが思いがけず大正解で、素晴らしく風情のある浴室に大感動!



左上が男湯、右上が女湯です。広さも展望も男湯のほうが絶対にイイ!



湯浴み客が来ると流し込まれる湯量が増加します。ポンプのパワーを上げているようでした。

さてさてそんなわけで18:00前に新湯に戻ってきました!もう今日は車も運転しないし、となればあとは「飲むしかない!」わけですね。

持参の焼酎もあるし(今回は芋焼酎じゃありませんが)、まずはビールというのも当然の助動詞でしょう!

しかし、ここにあまりにも大きな「落とし穴」があることに全く気づいていなかったTakemaでありました。ごく一部の方はご存じかも知れませんが、わたくしTakemaは元来小食です。しかしその一方で「出されたものを残すのは大嫌い」という性格でもあります。いやはやこの日の夕食の量にびっくり。地物山菜の天ぷらなどは「これでもか!」というようなボリュームだし、その他の山菜もたっぷり。茶碗蒸しにたどりつくまでにはもう「イヤイヤうさぎが出っぱなし」(意味がわからない方はmaedangoさんのサイト:テラめしクラブ>テラ辞苑へ)というトランス状態に陥ってしまったのでありました。

食後に部屋に戻ると、どうやら体内の絶対的多量血液が胃部に殺到してしまったらしく、脳内血液が大減少=ネムイネムイ秒を発症してしまったわけであります。よってこの日のTakemaの就寝は20:00。いや就寝というより「轟沈」と言った方がいいかもしれません。結局焼酎にたどり着くこともできなかったっけ。あー情けない(苦笑)。
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