− 最後にシブ系鉱泉宿「成沢の湯」をタンノーして今回の〆湯としましょ −



鉱泉の沸かし湯は薪で加温しているようでとってもいい感じです!

さてこのあとは3連休最終日の渋滞にはまらないように帰ればいいだけなんですが、まぁ少しくらいの寄り道はいいでしょ。というわけで、宿からほど近いところにある「いわき市アンモナイトセンター」なるところに寄り道してみました。あちゃー入館料350円もとるの?

発掘面の露頭そのものを建物で覆っちゃったという構造で、建物は大きいですが中は露頭面が広がっているだけで‥イマイチでした。しかし改めて公式サイトを見てみると、「土日には体験発掘に入館料のみで参加可能」とあるじゃないですか?この日は月祝日だったわけですが、「祝日もOK」とはどこにも書かれていません。うーん、もし体験発掘も出来たのならやりたかったなぁ。特におしんこどんはやりたかったはずです!(謎笑)。ゴッドハンドの出番だったのに‥?

さて続いては界隈の鉱泉宿の一つくらい立ち寄ってもバチは当たらないでしょうというわけで、前からちょっと気になっていた「成沢の湯」へ。

磐越道のすぐ近くにあり、国道からも直線距離では近いんですが、いかんせん国道は立派なトンネルでスルーしてしまいますから、山越えの旧道(たぶん旧々道)はいたって静か。山あいの静かな場所にその宿はありました。

宿の向かいで稲刈りの準備をしておられた方々が宿の方で、入浴料をお支払いしていざお風呂へ。実は到着時、浴室とおぼしきあたりの煙突から「木を燃やしている」感じの煙が出ているのを見つけていたんですね。暖房にはまだ早い時期ですし、宿の方は表で作業中だったし、お風呂は今すぐ入れるということでしたから、ここの鉱泉は薪で湧かしている可能性が大です。そうだ、でも念のため聞いて確かめれば確実だったんだな。失敗失敗(笑)。

無色透明のお湯ですが、ややぬるぬる感があります。とはいえ久之浜温泉のそれに比べればその程度は薄く、他サイトによると「最近は源泉が薄くなった」ということでしたがさもありなんというところかもしれません。でも浴感は悪くなかったです。

湯治棟もありましたが泊まり客らしい姿はありませんでした。農業と兼業のようなので何とかなるのでしょう。とにかく、静かに過ごすには絶好の立地だと思います。ただしちょっとくたびれ気味ですが。

成沢の湯の温泉犬(吠えたりしませんでした)に別れを告げて、そういや行ったことなかったぞということで湯ノ岳へ上がるワインディングへ。バイクだったら楽しいだろうなぁ(何台か見かけました)。でも頂上部には古びた展望台があるだけで、「何でこの道を作る必要があったのか?」。かなりの謎であります。

ちなみに展望台へ続く道沿いに野生のアケビのちっちゃいのを発見。「これはコレハ秋の味覚よこんにちは」ということでよいしょっとよじ登って「収穫」(木に登ったわけではありません)。まだ完熟にまでは至っていませんでしたが、そこそこ美味しかったです。ずっと前の職場では駐輪場のすぐ裏側にこいつが成っていて、よく収穫したものでした(笑)。皮が紫じゃなくたって食べられるんですよ(=ご存じない方へ)。

さらに、帰り道で妙に気になった観音様に立ち寄ってみると、これまたなぜここにあるのかがよく分からない「第二次大戦戦没者慰霊塔」が。でも純粋に慰霊の精神から建立されたもののようで、自由に参拝しお線香を上げることが出来ましたので、われわれも「合掌」。私たち夫婦もニューギニアを始めいくつかの戦跡を訪れていますし、現在あたりまえのように思える日々の生活も、大戦というターニングポイントなしにはありえなかったわけですからね。というわけで全ての英霊に感謝しなければ!

さてここからはいわき湯本ICから高速に乗り、確かノンストップで自宅まで。というわけで楽しかった10月の3連休もこれでおしまい。次は勤労感謝の日絡みの3連休をターゲットにどこかに行ってみようかな?
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