− その3 無料の湯1勝1敗、そのあと2湯でまぁ何とか −
前にも書いたように伊豆にはめったに来ないTakemaゆえ、下田方面から松崎に向かう国道を通った記憶はたぶん2回(バイク・車各1回)しかないのです。しかもその2回とも逆コース(南下)だったから、今回の北上コースは景色が新鮮でかーなり楽しかったな。ちなみにおしんこどんは助手席にて「あちらの世界を旅行」していたみたいですが(笑)。
ここから土肥までに入浴経験がある温泉は沢田公園しかないので、各駅停車で「1湯入るは母のため、1湯入って父のため」といくのも一つの手ですが、まぁさっきから河津大滝や金谷旅館などをあえて吹っ飛ばしてきたTakemaの性格からすればそんなことはしないのであります。で、「次の停車湯」は‥
はいはーい、出ました雲見の露天風呂!左上画像のように使用期間は夏前後の3ヶ月ということですが、もしかしてこの時期も湯が出ていたりしないかな?という期待をこめての訪問なのです(ふふふ)。
実はこの看板の前に1台の車(横浜ナンバー)が駐車していました。車が止まっているということは「何かここに用事がある」からに違いありませんね(笑)。というわけで歩道の坂道を下っていくと、ちょうどその車の持ち主とおぼしき若者(1人)が坂道を登ってきました。「お湯はどうですか?」と聞くと、「ちょっとぬるいけれど入れますよ!今は誰もいませんし。」とのお返事が返ってきました。
(何のこっちゃ)
というわけで喜び勇んで?下っていくと、真正面に海、そして源泉ポンプ小屋も見えてきました。湯があることはもう確かなことなのでウッキーワッキーしながら下っていきます。
ポンプ小屋には「松崎三浦温泉(株)赤井浜源泉ポンプ室」の掲示がありました。この会社さん(このあと別の場所で会社の社屋発見)のご厚意に感謝しつつさらに奥へ進むと、白塗りのコンクリートの建物がありました。あれれ露天だと聞いていたのにいつの間にか半内湯になっちゃったのかな?
と思ったら、この建物は現状ではただの脱衣場としてしか使われていないようです。内風呂設置用と思われるスペースもありましたが設置されたことはなかったのかな?そしてそこから海側には‥
(上の3画像ともマウスオンするとそれほど変わりばえのしない画像に変わります)
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かけ流しの湯が結構な勢いで注がれています(というか循環だったら閉鎖中に設備そのものを止めますからね)。若干ぬるくは感じますが、宿の露天風呂だって湯守が気を抜くとこれくらいの湯温になっちゃっているところはありますし、浸かってしまえば全然寒くはなく快適。定期的に掃除もされているようで浴槽内のヌルヌル感もほとんど感じませんでした。うーむ、管理をなさっている松崎三浦温泉さんほか関係者の皆様に感謝です。
ちなみにこの露天風呂のすぐ下の海岸では地元の方が海草採りに精を出されておりました。岩をひっかく「カリッカリッ」という音を聞きながら湯っくり。もちろんおしんこどんもしっかり入りましたとさ。
さて再び次の湯を目指します。雲見の露天から北上してすぐ‥といえば、賢明なる温泉ファンの皆様ならすぐにおわかりですね。そう、平六地蔵の露天風呂!入口を間違えて戻ったりもしましたが、港方面に進んでいくと‥おっとゲートが。たまたま通りかかった方にお聞きすると、この時期はお湯を張っていないよとのこと。でも湯そのものは流しっぱなしということなので、見るだけでもというわけでゲートからは歩いていきました。でも徒歩30秒くらいね(笑)。
初めて知ったんですが、こちら平六地蔵の湯は海岸沿いではなかったんですね。海のすぐ近くとはいえ海を臨む展望はなしです。風呂のすぐ真上に鎮座なさっておられるのが平六地蔵様でしょう。なお右画像の掲示によると休止は2月末日までとのこと、ということは3月上旬の平日あたりに来れば雲見も平六もともに(かなり高い確率で貸し切りモードで)入れてしまうわけですね。3月も下旬になると観光客の数も増えるだろうし、隙あらば今回は入れなかったところのリベンジもかねて来ちゃおうかな。今度こそはバイクでね(笑)。しかしそういう計画を立てるときに限って雪が降る(大笑)。
湯そのものはとめどなく供給されています。結構熱いくらいだったかな。ちなみに右上画像のおしんこどん、右手に持っている緑色のビニール袋内には当然入浴グッズが入っております。入る気満々だったのね(ちなみにこの画像にマウスオンするとごくあたりまえのようにTakema画像に変わります)。
ちなみに湯が流れ落ちている側溝は結構深く幅もあるので、人によっては○ビルマンだって不可能ではないはずです。でも一応のポリシーというかこだわり(○ビルマンはなしね)があるので今回の平六はこれでおーしまいっと。
富士山も「ま、それでいいんじゃない?」と言ってくれました(うそ)。
さーて、このあとは松崎町の某金融機関においてTakemaの資産管理についての諸手続を行い(要はJapan Postに寄って貯金を預け替えただけです。しかし銀行印と通帳を持っての湯めぐりは初めてだったぞ(笑))、そのまま北上し始めたところで「おっとしまった!」。ここは寄ってみようと思っていた「大沢荘 山の家」露天風呂をパスしちゃうところでしたわ。
再び松崎の中心部に戻り内陸に向かう県道を進み無事目的地へ到着。アブナイところでした(汗)。
うわーい空いてる!(さすが平日)。
というわけで入浴料500円也を支払っていざ露天風呂へ(というか露天風呂しかないんですが)。駐車場がないので路駐しかないという話でしたが、この橋の少し上流に最近作られたとおぼしき駐車場があったので問題なし。
右画像の一木造の湯船(使ってない)、わが家の屋上露天風呂に欲しい!でもこの重量では上げられないよなぁ。
さて、脱衣場からは露天風呂方面からの「ゴボッゴボッ!」という奇怪な音が聞こえていました。「何かなぁ多分アレだろうなぁ」と思っていたらやっぱりアレでした(笑)。というわけで動画をどうぞ。
湯船は広いしゴーカイなお湯はかなり気持ちいいし、
何よりこれでもか系の湯の投入方法がスバラシイです。
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いやはや素晴らしい!‥とはいえ、休日の日中あたりになるとこんな印象よりも「人々のごった煮」みたいになっちゃうのかな(どうも伊豆にはそんな先入観がつきまとってしまうTakemaなのです)。でも芋洗い状態でも、このゴーカイな湯の投入があれば「湯がへたれている」と感じることもないのかもしれませんね。
ところで伊豆半島の温泉にあまりインパクトを感じないのは、ここ大沢温泉もそうですがやはり泉質が単純泉ベース(弓ヶ浜&下賀茂のような食塩泉もないわけではないですが)なのが大きな理由の1つになっているのかなぁと思います。地下がどんなことになっているのかはわかりませんが、どうして濃い硫黄ベースの湯が出ないんだろう?
そうそう。ここ「山の家」まで来てちょっと驚いたのが、よく自分の知り合い関係のサイトに名前が出ていた旅人宿の「BBRoad」がもうすぐ近くにあるということ。詳しく場所を調べたことはなかったんですがここにあったとは!今回は車でもあるし泊まりでもないしましてや面識もないし、いきなりお邪魔しても「怪訝な何者?」扱いされるのがオチですので訪問はいたしませんでした。でもそのうち行ってみようかな。
さて、いいかげん徐々に日暮れ近くになってきました。というわけで最後に某湯を目指してみましたがあえなく敗退(冬期休業中)。悔しいので、途中から今日走った道を戻る形で湯ヶ島温泉の「河鹿の湯」へ。夕方17:00近く、この時間にやっていないとは言わせない!(笑)。
ほーらもちろん営業中♪、盛況すぎて内部の写真は撮れませんでしたが(笑)。
河鹿の湯を出たのは18:00を回っていました。ここからは一気に帰るわけですが、そろそろ夕ご飯タイムゆえ「どこかに『おおっ♪』という琴線ビビン系のお店が目に入ったらすぐに入っちゃおう!」モードバリバリだったのです。でもね、今思い出せば前回バイクで同じような気持ちでこのメイン国道を北上したあげく、結局どこにでもあるようなお店しか見つからずがっくりきたんだっけ。あれからたぶん10年近くの月日が流れたと思いますが、やっぱり状況は同じでした(笑)。誰もがファミレス系を好むんじゃないんですがねぇ。ま、国道沿線で探そうという無謀&下調べしていないんだからしょうがないんですけれど。そんなわけでうわぁ沼津ICまで来ちゃったんで、もうこうなったら高速に乗って帰ります!高速のSAで何とかしますわ(悲)。
なおこの日は「せっかく伊豆半島をぐるぐる回るんだからどこかでおいしい水を汲める場所があったら」というわけでポリタン40リットル分を積んできたわけですが、内陸のローカル県道を通らなかったこともあって予想通り水汲み場は発見できず。これまた悔しかったんですが‥。
知らなかったんですが足柄のSAには水汲み場があったんですね。整備された場ゆえどんな素性の水なのかはわかりませんが、こうして汲めるような設備になっている以上はまぁ何とかいける水なのでしょう。手をかざしてみたら、外気が冷えていることもあって「ん?ぬ、ぬるいような‥」。地下水なんだろうと思います。ちなみに家に帰ってあらためて飲んでみたらおいしかったです。疑ってごめんなさい(笑)。
ただし、足柄SAのレストランは2度と利用しないことをここに誓います。おいしくないんだもん(本当)。
河鹿の湯から市川の自宅までは食事時間も含めてちょうど3時間でした。渋滞も全くなかったんでまさに順調そのものだったんですが、Takemaにとってやっぱり伊豆は遠いエリアです。次回はいつ行くことになるのやら?早くて来月ですが(笑)。
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