− その10 いよいよ帰りますが、最後の最後に「天使」になりたいと思います(笑)。−
さーて正真正銘の最終日。4泊を共にしたおとうともここでおわかれです(もっとも2週後の週末にはまたお会いしたんですが。(笑))。Takemaはエコーライン(県道12号)経由でなく、ちょっと南に下って七ヶ宿経由で帰ろうと考えていたのですが、なかむらやご主人によると、
ということでしたのでそのまま従うことに。そんなわけでまずは県道13号を進んでいくと‥
何やらえらく立派、にもかかわらず向かいの大きな駐車場に数台しか止まっていない車を見て「ここは寄らずばなるまい」と決意したTakemaでありました(実は通過してしばらく行ってから戻ったんですが)。事前の下調べは一切なかったんで全くわからない施設でしたが、「まさかいわゆる『秘宝館』でもあるまい」と、入館を決意した次第です。いや、秘宝館系ならそれはそれでね(笑)。
どうやらこの地で江戸時代から続く老舗のようです。店内には変わりこんにゃくが所狭しと並べられ、中には右上画像のような焼き鳥風こんにゃく串まであったりします。試食コーナーもありますし、またお茶のサービスもあったりして、結局われわれもフルーツこんにゃくを購入してしまいました。それにしてもあまり通行量の多い道沿いではないのに、結構ひっきりなしにお客さんが入ってきます。実は結構有名なのかな?
少し先には旧家を無料公開しているところもありました。
入館無料でこのような歴史的建造物を維持しているってすごいですね。
これまた近くにあった道路標識ですが、ん?「自主規制」ってどういう意味なんでしょ?
さて七ヶ宿街道(R113)に出たら左折して白石方面へ。と、峠のトンネルを出たあたりでいよいよ「GW最初の雨」が降ってきました。そんな中、「GW最後の温泉」としてTakemaが目指した場所‥それは七ヶ宿ダム湖に程近い場所にある、
ど、どうしてこんなネーミングに?「七ノ森新地球の里」というのも何だか謎めいてます。
ちなみにこの温泉は「天使ランド」というテーマパークというかレジャー施設内にあるのですが、全体として何とも鄙びたというか「B」のニオイを強く発しています。雨だったこともあり他にお客さんの姿は皆無。あのー、最終日とはいえ今日はまだGW期間中なんですけれど(笑)。ちなみに車を止めた場所のすぐ脇にはこんなものがあって、早速「ビミョーワールド」のニオイがプンプン。
「お話ができる石」?谷口先生って誰?ちなみにわたしは「よいこ」ではなかったのか話しかけられませんでした(笑)。
さて、食堂とおぼしき建物から青年が出てきたので入浴の意志を伝え、入浴料ならぬ「入場料」をお支払いして浴室棟へと向かいます。ちなみにこの入場料を支払うと園内の遊具なども使い放題らしく(使いませんでしたが。雨だし)、また何回入っても構わないのでしょうか、場内手前の看板には「1日遊んで入場料、大人500円、子ども300円、宿泊もOK/お一人1000円より」とあり、何だか破格の料金設定がなされているようです(ただしあとでよく見たら1000円というのは持ち込みテントの料金らしい)。いずれにせよお客の絶対数が少なくて、これでやっていけるんでしょうか?
「今は誰も入っていないから男湯を貸しきりで使っていいよ、露天風呂も内風呂を出たところとその先にあるし」と、先ほどの青年とは違ったおじさんが伝えてくれたので、それじゃ遠慮なく広い男湯を使わせていただきましょうか。
かけ湯をしてびっくり。この湯も結構なヌルすべ系ではありませんか!それもそのはず、PHの値は驚くなかれ10.1という強力アルカリ泉だったのであります!(ここに来るまで知らなかったんだけれどね)。何だか今回はこのようなヌルすべ共和国絡みの湯に入る機会が多いなぁ。
ただ、PHの値がかなり高いにしてはさっぱり系のヌルすべです。下の岱温泉の「やまの湯っこ」のほうがもう少しねっとり系だった気がしますが‥
飲泉可能とのこと。ついでにジェットバスもオプションで作動可能です。しかしいつまでたっても自動停止せず大失敗でした。
「加熱も加水もしていません」とありますが、以前は加熱していたようですが‥ちなみに露天風呂は冷たくて入れず。
家族露天湯は内湯よりぬるめでしたが入れました。正面に丘を望む、なかなかいいロケーションであります。
さてそんなわけで、温泉好きとして一度は行ってみたかった天使ランド温泉の訪問を終え、あとはもうまさに帰宅するだけです。もうひと山越えて国見ICから高速に抜ける途中、「白石湯沢温泉」の誘惑に惹かれつつも何とか耐え(すぐ前を走っていた車が曲がっていったので「ああこれで貸し切りはないな」と思ったことが大きかった)、小坂峠の福島側は結構なワインディングと傾斜角だなと思いながら下っていくと、山の中にいきなり水場と水車があってちょっと驚きました。
弘法水(左上画像)には「手や顔を清める」という記載があります。暗に「飲まないでね」と言いたいのでしょうが「飲用はしないで下さい、飲む場合は必ず煮沸して下さい」とお役所的に書くよりよっぽど気が利いている気がします(ちなみに水は水槽の底から噴き上がっています)。右上の水車は何とためにあるのか不明ですが、その脇にある小屋には「休憩所」と書かれていました。でもここで休憩してどうするのか?周りには人家もなく、暗くなったらかなり恐いはずです(笑)。
ちなみにここは旧羽州街道、出羽国の参勤交代などでも使われていた由緒ある道でして、実はこの場所は峠越えの旧道の分岐点にあたっていたのです。だからハイカーのみならず歴史ロマン家も結構訪れるのではないでしょうかね。ふむふむ。
このあとGSでガソリンを補給して高速に乗り、福島トンネル手前でこのGW唯一の渋滞1.5kmにはまり、あとはすいすいすいっと千葉まで帰ってきた次第です。いやー、今年のGWは何だか久々に充実していたぞ。来年も絶対じゅんさい沼へ行くゾー!
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