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− その1 まずは2009タンデムツーリング3000kmをふり返ってみたりして −



ほぼ全てタンデムで3000kmほど走ってきましたよ。左上画像はソロで走っていた時のものですが。



温泉もたっぷりタンノーしてきました。ん?右上画像は‥排気量13,000ccの「超大物」を運転中のTakema?



ちなみに壁紙画像は多和平なんですがディスプレイの大型化に伴い大きめにしています。よって解像度が1024*768とかだと何が何だかわかりませんがお許し下さい。

(2009年7月−8月)

さてわたくしTakemaがバイクの免許を取ったのが確か1991年。年齢的にはかなり遅咲きのデビューではありましたが(確か27歳だったもんね)、気がつけばこれまでの走行距離は4台を乗り継いで15万kmを優に超え、海外でのツーリングを加えればさらに増えるのであります。もしかして世間様からみれば「ベテランライダー」?いや、全然そんな思いはないへたっぴライダーですよわたしは。

しかし自分としては「しょうがないからこれで何とかボチボチ」スーパー過積載スタイルが、これまた世間様からはちょっと異質にみられたのか、Takemaの大嫌いな西村氏管理のサーバーでいわゆる「晒し」に遭ったこともありました。でもあそこに書き込む方々、あの頃は確かによくいろんなページをチェックしてましたねー、最近は知りませんけれど。

でもTakemaのバイクももうすぐ10年モノになることもあって、今年は肝に銘じていたことがありました。それは、

という思いでありました。快適なキャンプ生活のためにタープも椅子もテーブルも、そして「かがり火」まで積みこんだ重量級タンデムツーリングはもう卒業、われわれは新たなツーリングシーンを目指すのだ!という気持ち満々だったのであります。

しかし荷物を減らすということは、同時に「健康で文化的な最低限度の生活」のグレードを落とすことに他なりません。明るい照明なしにヘッドライトで夕ごはん?ジベタリアンになって難民生活?さらには「雨の日にはテントの中で悶々悶々」?それもまた、せっかくの休日を過ごすにはあまりにも耐乏的というか「欲しがりません勝つまでは」の「勝つ」見込みもないのにそのまま突き進んでしまったかつての日本の姿が思い浮かぶと言っても過言ではないといえるのかも知れません(かなり強引)。

そんなわけで次なるアイデアは「連泊を基本ということにして、キャンプ道具を送っちゃえ」というものでしたが、これだって最初のキャンプ地まではまだわかるとして、次のキャンプ地にまたヤマトだかゆうパックで送るのも何だかなぁ、しかももしびしょ濡れになったテントを送るとしたら「次のキャンプ地では水のしたたるテントを立てなければいけない」という点だけで気分はマイナスです。しかもその日が万が一雨だったりしたら‥精神&肉体の両面に於いて地獄絵図であることは想像に難くありません。もう40台も半ばなんだからさぁ(笑)。

そんな時、ふとあることを思いついたTakemaでありました。それは‥。

これまでバイクで夏の北海道を巡ったのは、厳密に数えてはいませんがたぶん10回以上でしょう。その10回以上ものツーリングにおいて一度たりとも欠かさなかった装備が「テント」なのです。ということは、もし今夏の北海道でテントを使わないとしたら‥これはTakemaにとって初めての「快挙」であると同時に「へたれへの仲間入り」であるとも思ってしまったのです。もちろんこれは宿を利用して回るライダーの皆様への冒涜でも何でもなく、Takemaの中ではそれだけ「北海道ツーリングはテントでなくちゃいかん」という思い入れが強かったのだとご理解下さい。

でも、宿に泊まるメリットははかりしれません。荷物の軽量化はもちろんのこと、お湯がいいとされる温泉宿に泊まれば、タイミングを図っての貸切利用もOKですし(立ち寄りの場合はワンチャンスを狙うしかないので千客万来中の場合は悲しくなる)、それに何といっても悪天だろうが何だろうが「フカフカに乾いた布団で寝られる」というのは、特にずっとリアシートで耐え忍ぶことを余儀なくされるおしんこどんにとっては何よりのごちそうといえるかも知れません。というわけで今回は、

というわけで計画を練り始めます。今回は道東をメインターゲットにすることは決めていましたから、ふむふむふーむ。‥と、そのうちに全く別件の新アイデアが浮かんできたのでありました。それは、

出ましたTakemaの十八番、題して「親孝行に見せかけた好き勝手」であります!(笑)。かつてはTakemaの亡父にも「中標津空港で現地集合現地解散でどうよ?」と誘いの手を差しのべ、しかしその実質はといえば「納沙布岬?うーん遠いなぁ、国後島なら羅臼からだって見えるよ、温泉もあるし」とか、「景色のいいところがあるんだ、開陽台っていうんだけれどね、うまくすれば近くで野湯にも入れるよ」とか、要は自分の行きたいところばかりに付き合わせてしまうという恐るべき「秘技」なのであります。

ちなみにおしんこどん母もすでにこのTakema秘技の「犠牲」になったことがあります(笑)。何と奥々八九郎にまでお付き合い願ったんだっけ。ちなみにあの時の宿泊は玉川温泉、日景温泉、湯の川温泉だったなー(湯の川の鱗旅館さん、あのあと火事で燃えちゃったけれど再建はできるのかな?)。というわけで、今回は「もう少し北海道らしさ」を感じていただこうと大雪山周回コースにお付き合いいただくことといたしました。4泊5日、よろしくお願いいたしまーす!もちろんこの期間はバイクを降り、レンタカーで回ることになります。

そしてさらに、Takemaの北行きを嗅ぎつけたライダーの皆さんがあちこちで「○○で一緒に宴会しましょ」と誘ってくださり、またこれまでお世話になった方々のところにもいくつか顔を出したことから、振り返ってみれば「夫婦二人ぼっちのツーリング」とはほど遠い?何とも賑やかな珍道中となった次第です。嬉しいなぁありがたいなぁ(しみじみ)。

というわけで今回の湯めぐりツーリングの軌跡を辿ってみましょう。下の白地図にマウスポインタを載せると、今回入浴した温泉が表示されます。
さてこのリストを御覧になって何か疑問に思うところがあるあなた、さては温泉マニアですね(笑)。何だかほとんどごく普通のというか、入浴施設のある温泉ばかりが表示されていることに「?」と思われたかも知れません。実は、このリストには野湯を載せていないんです(ごく一部の有名野湯を除く)。野湯イストの皆様ごめんなさい、やっぱり野湯は自分で探してこその楽しみがあるわけですし、またやはり「一部の不心得者にまで場所を公開するほどTakemaの心は深くない」というわけでご容赦下さい。なーに、拙サイトを含むいろいろな情報を総合すれば場所の見当はつくはずです。そこまで調べ上げる熱意のある方々にはそこそこ参考にしていただけると思います。ちなみに今回のツーリング中に入った温泉は50湯、そのうち施設の温泉が37、残り13は野湯か源泉たれ流しでありました。

ところで今回特筆すべきだったのが天気!バイクに乗った18日間で、カッパを着用したのは3日、それも実質着用時間は全部で5時間くらいしかなかったのであります。と、ふと気づけばこのページも随分と長くなりました。というわけでこのページは前書きということにして、次のページにメニューを載せることにしましょう。相変わらず本編スタートまでが長いなぁ(笑)。

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