この時間に時計を撮影した理由は?

− 2009北海道ツーリング本編その30 これぞ黒湯これぞ秘湯のあと、北の大地サヨウナラ×2? −

さて野湯に入ればお腹もすくというもんですので、実はこの日のランチは「ちょっといいもん」を食べようと思っておりました。それは沼ノ沢駅前というかレストランそのものが駅舎というか、とにかくここは美味しいものを食べさせてくれそうだと目星を付けていた「レストラン オーヤマ」(詳しくはこちら、あ、奇しくもまた道新絡みですね)。

往路はまだ開店時間前だったのでともかくとして、帰り道ではもう11:30も過ぎていたのでOKだろうと思いきや?あれあれ?

さすがにお盆明けということか、本日はお休みということのようです。しかしちょっと待て、そうなるとわれわれの昼食予定はどうなるのさ!(汗)。というわけで、滝ノ上あたりにあったドライブインでお食事といたしました。案外美味しかったのでこれはこれでラッキー。



2人なのになぜ3品?それは、おしんこどんが2つ食べたがったからでーす(カレーはミニサイズ)。

このあとはいざ一路苫小牧のフェリーターミナルを目指しま‥せん。まだまだ最後の最後まで戦うぞ(笑)。というわけで、牧場や畑の中の道をわっせわっせと走り抜け、到着したのは‥千歳市の松原温泉!

外観はそこそこどこにでもありそうな温泉宿ではあります。しかし、ここのお湯がなかなかスゴイという話でしたので「こりゃ是非とも」と考えた次第です。何がすごいって、それは‥お湯が‥文字通り「濃い」のであります!

男女別の浴室には2種類の源泉(重曹泉と食塩泉)ごとに浴槽があるのですが、圧巻は広い湯船の重曹泉!(ちなみにどちらの源泉も加熱かけ流しで使用しているそうです)。




(両画像にマウスオンするとそれぞれ画像が変わります)

湯気でレンズがちょっと曇ってしまったのが残念ですが、透明度は7-8cm?この黒さには驚きました。今回の湯めぐりでは斜里の原生亭もかなり濃いなと感じましたが、こちらがダントツですね。というか、Takemaが入浴してきた温泉の中でも一・二を争う黒さといえるでしょう(たぶん1番)。

ちなみに浴室内には飲泉場もあって、それぞれの源泉を飲むことができます。食塩泉の方は「うーん確かに食塩泉」という感じでしたが、重曹泉の方は案外さっぱりしていて飲みやすい感じです。ペットボトルでも持ってくればよかったような‥。あ、でも「源泉を持ち出さないように」という掲示がありましたっけ(右上方の受付画像にマウスオンすると飲泉用蛇口画面に変わります)。

ちなみに素泊まりでの宿泊もできるようです。館内には宗教系の掲示があって「ん?」と思いましたが、受付のご主人は大変感じのいい人で特に気にする必要はないかと(笑)。

というわけで思いを遂げたあとはフェリーターミナルへ‥いや待って、お願い神様もう少しだけ!(苦笑)。

というわけで、今回の湯めぐり最後の温泉は、長年巷の温泉ファン各氏をして「名前は聞くが場所がわからない‥」と悩ましめた「祝梅温泉」でありました。しかし今回は場所を拡大地図上に書き込んできたので大丈夫‥と思いきや、周辺は何やら工事中でダンプが行き交い、結局1本奥の道まで行っちゃいましたっけ。でも「これはオカシイ」との野生の勘で戻ったので事なきを得ましたが。

先客さんとおぼしき車もなかったので一安心。おばあちゃんに入浴料を払っていざ脱衣場へ。ん?何だか妙に広いですね。畳が敷かれているところを見ると休憩室も兼ねているのかな?

数段の階段を下り扉を開けると‥

おおー、なかなかいい感じではありませんか!ちなみにこちらの温泉も重曹泉の黒湯&加熱かけ流しの湯使いです。ただ、こちらは油でなく薪で加熱しているとか何だとか。

プールのような細長い湯船を独り占めというのはいい気持ちです。湯をタンノーしながら今回のツーリングをふり返ってみたりする‥ことはなく、何だかカメラ片手に浴室内をうろうろうろうろしていたような気がします(苦笑)。

ちなみにここのお湯もかなり濃い色なんですが、さっきの松原温泉と比較すればだいぶ薄いですね(右上画像マウスオン)。いや、松原と比較するのはあまりにも酷かもしれません。



というわけで祝梅温泉よさようなら、今度こそフェリーターミナルへ!

そんなわけで16:30過ぎにターミナル到着。さすがにお盆直後ということでバイクの数もかなりの数でした(もっとも昔に比べればまだ少ないです。昔はお盆に限らず夏は毎日こんな感じでしたよね)。乗船までにはかなり待たされましたがどうしてだったんだろう?

メーターを見ると今回のツーリング距離は3000kmと少しというところでした。かけた日数を考えれば全然走っていませんが、まぁ「がむしゃらシャカリキに走る」意味もないし、その分いろいろなことができたし(温泉めぐりしかしていない気もしますが)これはこれでヨロシイかと。

そんなわけで、定刻18:45に「さんふらわあ ふらの」は岸壁を離れたのでありました。さよなら北海道、今度来るのはいつになるのかな‥。

出航して1時間以上が過ぎ、おしんこどんとレストランで夕食を食べていたところ、館内放送が入りました。いわく、

あれあれどうやら急病人が出たようですね。しかしまぁこれだけの人が乗船していれば(満員ですからね)お医者さんもいそうな気がしますから、失礼な言い方ではありますが「不幸中の幸い」であるように思ったわけです。

しかし、その数十分後、新たなアナウンスが。

うっひゃー、「北の大地」に戻る日がまさかこんなに早くやってこようとは!(笑)。



というわけで帰ってきました苫小牧、もうすぐ出航の深夜便も見えてますね。救急車も待機です。

というわけで再度の出航時刻は「午後10時15分」。そう、このページのトップにある「腕時計を写した写真」は、まさにその時間に撮影したというわけなんですね(笑)。

ちなみに3時間半遅れで再出航したさんふらわあふらのですが、普段は出さないスピードを出して頑張ったのでしょう、大洗到着は予定より2時間強の遅れにまで縮小しておりました。やればできるじゃん(ま、燃費の問題とか色々あるのでしょうが)。

さてそんなわけでTakema&おしんこどんの北海道小積載湯めぐりツーリング、これにて終了です。しかしここで1つ、皆さんにお誓いしておくべきことがあります。それは‥

やっぱりダメですよ「宿」泊まり。だって、だって、だって快適過ぎちゃうんだもん♪
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