− 第2弾その6 ちょちょいっと2湯寄り道してから帰りましょ −

会津田島の駅前からはR121を北上し、下郷でR289に入って那須側に抜けるという帰り道です。東北道ICまでの距離としては山王峠&塩原経由とそれほど大きく変わらないような気はしますが、なんといっても同じ道の往復ではなく周回コースを取れるようになったことのメリットは限りなく大きい気がします。あと、どうせペイできないからと思ったのかどうだかは知りませんが一般国道としてトンネル部分が無料なのも大きいですね。今後とも時々使うことがあるでしょう。

さてそんなわけでR289への分岐まで来ました。が、Takemaはなーぜか右折せず直進。この数km先に未湯の温泉があるからなのです。

それは‥弥五島温泉。つい最近まで無人の共同湯があった場所なのですが(その頃はその存在を知りませんでした)、今はその旧湯小屋のすぐ前に立派な施設(もちろん有人)が出来たとのこと。実は少し前湯野上温泉の河原露天に入った後にこの前の道を通りましたから「そうか、これか」と目星は付けていたんですが、あのときはまだ営業時間前だったのでそのまま通過するしかなく、ようやく今回湯に浸かる機会に恵まれたというわけです。

新しい日帰り専用施設ではあっても料金が300円と低く抑えられているのは嬉しいことです。ちなみに駐車場の奥側にある建物(左上画像)は旧浴舎だったそうですが、今は内部をリニューアルして食堂に生まれ変わっています。「手打ち蕎麦 1日限定15食」の張り紙が出ていました。屋根に湯気抜きが残されているところに往時をしのぶしかありませんね。

駐車場には先客さんの車が数台。日曜日の昼過ぎにしては少ないですが、これはさすがに貸し切りは無理でしょう。脱衣場に入ると先客さんがお2人身体を洗っています。ん?しかし奥の露天風呂は人の気配がないみたい?というわけで、内湯でかけ湯をした上で露天風呂に直行です。

内湯に比べて露天風呂は小さいものでしたが、ここにも源泉が掛け流され?れれ?湯の流れ込みが2箇所ある?どうやら1つは内湯のオーバーフローのようです。ここは湯量は豊富だと聞いていたので、ちょっと意外というかいただけない気がするんですが(笑)。でもまぁちゃんと源泉投入もあるわけだからしょうがないか。湯そのものは無色透明で柔らかな感じ、ここもまた「毎日入るのにいい感じ」の湯になっています。

そのあとはいよいよ甲子トンネルへと向かいますが、ここも予想通り路面に雪は全くなくちょっと拍子抜けです。

開通時に下郷側沿道にマネキン数体を使った「祝甲子トンネル開通」の横断幕が飾ってあるのを見ましたが、今回、何と半ば雪に埋もれながらもまだ飾って(放置して)あるのをちらっと目撃。あ、しまった、写真撮っておくんだった。今週末この付近は大雪になっているでしょうから、今は全て雪に埋もれてしまったかな?

建て替え工事で休業中の甲子温泉(入口分岐にゲートあり)を過ぎ、何だかいつも入る気にならなくて通過してしまう新甲子温泉を今日もまた通過し(甲子には何度も入っているのに、しかも新甲子の湯が源泉かけ流しであることはわかっているのに、何とも不思議な話ではあります)、そして「右折」。旧那須甲子有料道路へ入ります。

那須寄りにはスキー場がありますが、こちら側からスキー場に向かう客は少ないためなのか除雪もそれほど念入りにはなされておらず、日陰になった路面にはかなり凍結が見られました。まぁそれでもせいぜい左上画像くらいのものなので大きな問題はありません。途中で那須高原SAにダイレクトに下る道があったはずでしたが、分岐を見落としたのか、それともその道自体が冬期閉鎖で除雪がされていなかったのか、とにかく気がついたら那須高原有料道の料金所まで来てしまいました。

しょうがないので料金を支払います。となると何だかこのまままっすぐ降りてしまうのも悔しいというわけでもう一軒立ち寄ることにしました。ここはたぶん15年ぶりくらいの再訪ではないでしょうかね。

北温泉。たぶんTakemaがまだ250ccのバイクに乗っていた時に訪れたのが最後じゃないかなー。駐車場はほぼ満車状態でしたが「この人達と入れ替わりにならないかな」と、ありもしない望みを抱きつつ雪で滑りやすい坂道を下っていくのでありました。途中、小学校低学年くらいの男の子にお父さんが「おまえは朝青龍みたいに強いんだろ?」とハッパを掛けていましたっけ(笑)。

入浴料700円*2を支払ってTakemaは天狗の湯へ、おしんこどんは目の湯へと向かいます。館内は迷路のようになっていてわかりにくく、また照明が必要最小限に抑えられていて何だか独特の風情を醸し出しています。

天狗の湯には案に相違して先客さんはお1人だけ。でも思い切り湯ったりくつろぎモードに入っておられるようで、お出になる気配は全くなし。どうしようかなと思っていたところに、ああー、後から来たカップルがすぐ上の小さい方のお風呂に入っちゃったぞ(ちなみに混浴なので)、というわけで仕方なく?その間にある打たせ湯に移動しましたが(中央画像)、気温が低いので全然落ち着けません(笑)。仕方ないのですぐ上のお堂にささっとお参りして再び大浴場へ。しかし、ここで奇跡が?(笑)。



というわけですかさず撮影‥でも、湯気モウモウなんですが(笑)。

そんなわけで無事写真を撮ることができて満足したのでありました。ごらんの通り湯量は豊富、無色透明湯がどうどうと投入されていますが、あれ、お湯の味はどうだったっけ?ま、記憶に残っていないくらいだからエグ味とかのないさっぱり湯だったと思いますが(無責任発言)。

ちなみに北温泉にはこのほかに「相の湯」という男女別浴室があったんですね。帰ってきてから知ったのはちょっと失敗(苦笑)。真ん前の温水プール、水着じゃないマッパーのおじさん達が「ぬるいぬるいーっ」と叫んでいましたから、まぁあそこはいいや(笑)。

というわけで駐車場まで戻ってきましたが、ここでおしんこどん、またもタオルをぐるんぐるんと回し始めました。この時の気温は車の外気温計では-1度、この温度じゃダメでしょうよと思っていたら、努力は必ず報われるということでしょうか、タオルの水分が徐々に凍り始めたみたいです。そして‥



おお、無事凍りましたねー。何だかイルカというかクリオネみたいな形です。



今度は頭にかぶって楽しんでます。おしんこどんはTakemaのことを「ターバンをかぶったシーク教徒みたい」と形容しました。

このあとは那須湯本の湯に入ることはせずにまっすぐ帰宅。おしんこどんはケータイワンセグで初場所の千秋楽や決定戦を存分に楽しんでおりましたとさ。そんなわけで、初湯めぐり全7P終了です。長かったー(苦笑)。
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